自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

異変! アゲハの卵(またまた)

2020-07-17 | アゲハ(ナミアゲハ)

7月11日(土)。朝。黒いものが殻の内側に付着したままのようです。中にはぼんやりとした黄色を帯びたものが。

 

底に,からだの一部らしいものが見えます。

 

上から見ました。黄色のものは寄生しているハチなのでしょう。蛹かもしれません。

 

7月12日(日)。夜。向こうから光を当てて撮りました。からだの一部が写っています。一匹です。

 

何が,いつ,どのようにして出て来るか,ますます知りたくなってきます。

 

7月13日(月)。朝。変化なし。

 

ハチの蛹が育っているようです。縞模様は腹節でしょう。寄生しているのはキイロタマゴバチの可能性が大きいですね。

 

 


夏! 虫の目写真シリーズ(12) ~キリギリス(幼虫)~

2020-07-16 | 昆虫

曇り空の公園にて。青空がないと,どんな写真も色は今一つ。

それでもと思いつつ,昆虫を求めて歩きました。そこに現れたのがキリギリスの終齢幼虫。機敏に動きました。それはわたしの動きを察したからでしょう。

 

そう感じて,その後は極端に慎重に動くことに。この写真は後脚の関節がレンズ面に触れています。それでも逃げないのは,わたしにまったく気づいていないからでしょう。りっぱな産卵管をもった幼虫です。

 

このあと動いて消えていきましたが,じつに素早い動きでした。そこには,自然界でくらすきびしさが表れていました。

 


ヒカゲチョウの産卵(続々)

2020-07-16 | 昆虫

7月11日(土)。朝。

一つは変化見えず。

 

もう一つは大変化。頭部の色が濃くなりました。毛もくっきり。雰囲気がわかりやすいように上下を逆にして撮影しています。

 

鮮やかながら,柔らかな色合いです。

 

午後1時。殻が開けられ始めました。待っていた瞬間が訪れたのです。

 


夏! 虫の目写真シリーズ(11) ~シオカラトンボ~

2020-07-15 | 昆虫

公園にて。

立札の支柱先にシオカラトンボがとまっていました。オスです。近づいて撮れたことがふしぎなほど。翅先はレンズとすれすれです。

 

トンボは度々飛び上がっては獲物を捕獲しに向かいました。しかし,失敗ばかり。そして,元の場所に戻ってきたり,近くに降りたり。その際,羽音のすごいこと。カサカサッという音が響くのです。

 

シオカラトンボの接写はかなりむずかしいのですが,今回はうまくいきました。感謝ですね。

 


ダンゴムシの生態を確かめたくて(9) ~口~

2020-07-15 | 生物

トマトの枯葉にダンゴムシが付いていました。これなら飼育中のダンゴムシも食べるなと直感。入れてみると,さっそく食べる光景が見られました。

 

ところで,口は頭部の下側にあるため,様子がわかりません。それで口の姿を見たくて,飼育中のダンゴムシで確認することにしました。

触角の直近にある黒っぽい部分が口です。

 

すこし近寄って見ました。こげ茶色部分が大顎です。でも,専門用語を使ったいい方がわからないので,外れているかもしれません。

 

大顎の下に白い顎があります。それらを使って,餌をかみ砕いていくようです。

 

食べている瞬間が写せたらスゴイだろうなと思います。

 


夏! 虫の目写真シリーズ(10) ~続々 オオカマキリの幼虫~

2020-07-14 | 昆虫

早朝。曇り空。

畑にいるオオカマキリの幼虫を撮りました。ナスの株にいるところです。葉は害虫によってボロボロにされています。カメムシやニジュウヤホシテントウが闊歩しているのです。それを一匹一匹退治し,卵も取り去ります。害虫退治では,カマキリやクモは心強い味方になってくれます。

 

カマキリは獲物を求めてゆっくり移動。

 

画面に思いっ切り大きく写し込みました。体長5cm。

 

レンズは魚露目8号。ドアスコープのつもりでたのしめます。「カマキリが訪ねてきたら,こんなふうに見えるんだ」。そんな感じです。

カマキリに感謝。

 


異変! アゲハの卵(また)

2020-07-14 | アゲハ(ナミアゲハ)

7月10日(金)。朝。見たとき,幼虫はゆっくり動いていました。

 

影でしか確認できませんが,はっきりした動きです。

 

ソケット,脚と思われるものが見えます。

 

薄っすらと見える二本の影は脚のような気がします。

 

このあと,動きは止まりました。

時間をおいて見てみると,そこの方でじっとしたまま。蛹になったのでしょうか。

 

 


シオカラトンボのカップル

2020-07-13 | 昆虫

久しぶりにシオカラトンボのカップルを見ました。歩いていると舞い上がったので,目で追っていたら近くの草に降りました。

警戒心が強いトンボなので,うんと用心深く近づかなくてはなりません。交尾中だと一層そうです。うれしいことに,かなり近くに寄っても逃げません。

 

もっと近寄って,オスにピントを合わせて撮りました。まだ気づいていません。真横からも撮りたかったのですが,位置関係から無理でした。

 

梅雨の合間の陽射しが厳しいひととき。光輝くすてきなカップルでした。

 


今の時期のキアシブトコバチ

2020-07-13 | 昆虫

キアシブトコバチを見たのは早春以来のこと。そのときはマンサクの花を訪れていました。夏にこのハチを見るのは初めてです。

アゲハの庭園のレモンの木で目に留まりました。ごく小さなハチなので,ふつう,気づかないのでは? 徒長した枝を切っているときに,葉にいたのです。

 

チョウやガの蛹に卵を産み付けるので,こうしたところにすんでいるのでしょう。雌雄の識別はできませんが,とにかく身近なところで見たということは,またお目にかかれるかもしれないということです。

写真に収めていると移動したものの,すぐ近くの葉に降りたのでやれやれ。

 

脚の黒・黄の配色に加えて,後脚の太さと湾曲がとても印象的です。大きく曲がっていると,宿主につかまって卵を産み付けるのに役立つと解釈されています。ただ,雌雄ともに同じスタイルなのかどうかはわかりません。オスがそうならどんな意味付けができるのでしょうか。

 

チャンスはまずないでしょうが,可能なら産付風景を見たいものです。

 


アオメアブの頭・顔

2020-07-12 | 昆虫

公園にて。

久しぶりにアオメアブにお目にかかりました。場所はフェンスの上。ふしぎなことに,まったく逃げる様子なし。お蔭さまで,落ち着いて撮影できました。

 

鮮やかな金属光沢をした複眼。名のとおり,これがアオメアブの第一印象。

 

うんと近寄っても,警戒心なし。

 

近寄って個眼を撮りました。どっさり詰まっています。触覚にはこんな微細な毛が生えています。

 

正面からも撮ることができました。アオメアブはたった一度だけ,その場で向きを変えました。最高のモデルでした。