9月の観察です。
畑にて。色ビニルのマルチシートに穴を開け,そこにイチゴを定植しました。しばらくの間,灌水を続けました。ある日,灌水直後にシオカラトンボが訪れて産卵を始めました。シートには水玉があちこちでき,そこに卵を産み付けかけたのです。メスが産卵,オスはすぐ傍で見守ります。一つの水玉で産卵を終えると,次の水玉に移って同じ行動を続けました。
急いで確認したら,白いものが見えました。それをルーペで確認。確かに卵です。水玉に卵を産み付けるとは! すぐに乾いてしまうのに!
すぐに撮影開始。下の写真は上写真のトリミングです。
あちこちで産卵をしていたので,まだあるだろうと思って探すと,ほんとうにあっちにもこっちにもありました。卵の数はいろいろです。どっさりあったり,少なかったり。色はやや黄色みを帯びている感じです。
こんなにたくさん。
黒ビニルは高温になるので,水は早く乾きます。
上写真のトリミングです。
せっかくなので,これらの卵を採取して孵化を見たくなりました。ほんとうに見られたら,そして撮影できたらすごいのですが。シャーレに井戸水と卵を入れました。色がいろいろなのは,産卵日が異なっているからなのでしょう。
これだけあればいくつかは孵化しそうな感じがしてきますが。