少し前のことですが、お友達から
「息子が家出して...」
というメールを貰いました。
”家出”
なんだか、とても新鮮な響きに聞こえました。 そういえば、近頃は「家出」という単語、あまり聞かなくなりました。 (注・最近流行りの「プチ家出」というのとは違う「家出」のことです)
私が子供~青春時代は、家庭や親に不満があったら、子供が”家出”するものと相場が決まって(?)いました。 それが近頃では、不満があると、家に火をつけたり、親を殺してしまったり..... どうして、こうなってしまったのでしょう?
不満があったときに、自分一人で家出して、「さあ、これからどうしよう」と考えます。(ここで、いったん頭が冷えます)「お金も無いし、お腹空いたし.....」 で、家に戻るか、お金を持っていた場合でも 「どこへ行こうか」と考えることで、また思考回路が切り替わります。 街へ出て行ったとしても、そこで自分の無力さに気がついたり、世の中の厳しさや人の温かさにふれて、そこから得るものはとても大きな事です。
ですから、家庭や親に不満がある青少年には、キレてしまう前に、是非とも”家出”をお薦めします。 (もっとも「世間の風」は、昔よりかなり冷たくなってきていますので、確かに危険なことは多いですけれど、「人を殺したい」と思うくらいならば、それくらいの覚悟はしないといけません!)
な~んて、私自身「本格的な家出」の経験は無いのですが、当時の友人の話、その他モロモロを総合して、そんなことを考えました。