姿は見えねど憎き奴。
その名はスギタニモンキリガ。
椿・光源氏
待ちに待った椿・光源氏の開花です。
が、この時はまだ異変に気付いていませんでした。
(2022.03.17撮影)
お花の形がちょっといびつかなぁ~と思う程度でした。
(2022.03.17撮影)
異変に気付いたのはこの花を見た時。
花の中心部が食べられた跡があり
覗き込むと、中に虫の糞のようなものがありました。
(2022.03.26撮影)
近くの蕾も食べられています。
(2022.03.26撮影)
中を割ってみると、蕊は殆ど食べられていましたが
幼虫はおらず、糞だけが残っていました。
(2022.03.26撮影)
画像追加⇩
同じ木の他の蕾2個は上の蕾ほど食べられてはいなかったのですが
中にはぷっくり太った幼虫がいました。
(2022.03.28撮影)
(2022.03.31撮影)
光源氏の鉢植えはあと一鉢あるのですが、
蕾がみな左の画像のようで、大きいのは少し触れただけで落下します。
こちらは中に穴が開いているだけで幼虫はいませんでしたが、
花は全滅かもしれません。
(2022.03.28)
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椿の蜜を吸って花を見栄え悪くするのは、野鳥だけかと思っていましたが、
そうではなかったのですね。ネットで調べてみると
スギタニモンキリガと言う害虫がいることがわかりました。
昆虫や幼虫は葉を餌として育ちますが、スギタニモンキリガの幼虫は
「花」を餌として育つのだそうです。
花の中でもオシベとメシベを食べて成熟するので、昆虫の世界では
稀な生き物ということです。
幼虫は温かい気候の中で育ちますが、椿の蕾の中は冬でも温かいので、
オシベやメシベを食べながら、寒さを潜り抜け、成長していけるわけです。
成虫は1年に1回発生し、蕾の付近に産卵します。
羽化した幼虫はすぐに蕾の中に潜るため、穴をあけて侵入し、
蕾の中で食害を始め、開花時期に一気に伸びたオシベやメシベを
食べて成熟すると、今度は地中に潜り夏を越すそうです。
秋に蛹化した後、12月に羽化をしまた椿の蕾に産卵するサイクルを
送っているとのことした。
鉢の下はコンクリートなので、蛹化した後の害虫は
鉢の土の中に潜んでいると思われます。
花後は、椿を植え替え、土の中をチェックしてみようと思います。
(薬剤の散布も考えましたが、スギタニモンキリガの薬剤はカルホス乳剤1000倍液。
カルホス乳剤は劇物で、購入時に印鑑が必用なのだそうです。)
スギタニモンキリガの食害は岩根絞りの鉢植えにも及びました。
椿・羽衣
2013年、蕾がついた鉢植えを購入しました。
江戸期から伝わる古典品種で、八重蓮華咲の中~大輪の
優しいピンク色の花を咲かせます。
羽衣も今年は綺麗な花が少なく、この花は2番花です。
(2022.03.12撮影)
やっと咲いた3輪目もこんな状態。
(2022.03.24撮影)
蕾を見るとこの様な状態なものが多く、咲くと↑の写真のように
花びらがちぎれています。
穴が開いたようすはないので、野鳥の仕業でしょうか。
(2022.03.25撮影)
せっかく咲いてもこんな状態なので残念です。
(2022.03.26撮影)
画像追加⇩
無傷の花が咲きました。
あと2~3輪は楽しめそうです (o^-^o)
(2022.03.28撮影)
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ヒヤシンス
クイズ番組が好きでよく見ますが
難読漢字として「風信子」の読みが出題されたことがあります。
花好きな私は何度か目にしたことがあったので、
難なく読めましたが、手こずる回答者も多かったと覚えています。
ヒヤシンスはギリシャ神話の美少年「ヒュアキントス」が
由来とされています。ここから学名の「Hyacinthus orientalis」が
生まれましたが、日本では幕末に渡来した時、
当て字で「風信子」「飛信子」がと表記されるようになったそうです。
それにしても、風を「ひや」と読ませるのは無理があるかも……。
4年前に球根を3つ植え、2年間は3本の花が咲きましたが、
昨年からは1本のみの開花となりました。
(2022.03.19撮影)
白(カーネギー)とピンク(ピンクパープル)は開花13年目。
青のヒヤシンスは9年目になります。
白とピンクの花は球根が分球して花が増えたのでしょうね。
花は13日頃から白、ピンク、青の順に咲きました。
(2022.03.25撮影)
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スイセン
タヒチ
庭に植えた記憶はないのですが、一輪だけ咲きました。
華やかな変わり咲き水仙です。
(2022.03.25撮影)
(2022.03.26撮影)
房咲き口紅水仙・ゼラニウム
我が家で一番栽培歴の長い水仙で、育て始めてから20年位経ちました。
ずっと鉢植えで、鉢増しをしながら育ててきましたが、
10年前に庭に下ろし、2回植え替えています。
清々しい香りのする水仙です。
(2022.03.26撮影)
椿の酷いこと。でも突き止めたのですね。
薬をやたらかけるのも怖いことです。
今年はもう諦めるしかないのですか。来年はまた美しい花が咲くことを念じます。
ヒヤシンスがきれいですね。
この時期に蛾の幼虫に椿を食害されるとは思ってもみませんでした。
雄蕊や雌蕊を食べつくされ、中が乾き、ちょっと触ると
糞だけがパラパラと落ちていく花もありました。
鉢植えで椿を育て始めて、一番古いのは20年近く経ったものも
ありますが、こんなことは初めてです。
薬は使えないので、植え替えて、鉢の中の土を調べるだけですが、
根の周りの土は全部調べられないので、効果がどれくらいあるものか少し心配です。
ありがとうございました。
冬に蕾の中に潜り込んで雄蕊や雌蕊を食べる蛾の幼虫がいるなんて
20年近く椿の鉢植えを育てて初めてのことです。
植え替えと土の中のチェックだけでは防ぎきれないような気もしますが、
やるしかないと思っています。
ありがとうございました。
スギタニモンキリガとゆう害虫の名を初めて聞きました
せっかく綺麗に咲いたお花にのオシベヤメシベを食べて生きているんですね 知りませんでした
いやな奴です
我が家も咲きそいな椿が数個落ちています
椿 光源氏は素敵です
羽衣の優しい花色もいいですね
房咲き口紅水仙は沢山咲きましたね
やはり植え替えしなければいけないのでしょうね
我が家の植えっぱなしの水仙は葉だけでお花が咲きません
我が家に3本のツバキがありますが
どの木の花もきれいとは言えない姿になり
ご紹介写真の中に似た花もあります。
だからきれいな花を見つけたときに写真を撮るという
数回の、ほんとうに稀なことになっています。
これまでどうしてこうもきれいな花にならないのかと思っていましたが
もしかするとスギタニモンキリガによるものではないかと
記事を拝読して思った次第です。
対策は厄介そうですね。
我が家では咲いた直後にヒヨドリが花をつつくので、
それもきれいな花にならない要因なのでしょう。
長く育てておられる幾色ものヒヤシンスがきれいに咲いてきましたね。
我が家にもプランターのヒヤシンスがありますが
花数が少なくて、まだ写真を撮っていません。
植えた記憶の無いスイセンのタヒチは魅力的ですねえ~。
少ないかもしれませんね。
私はなぜか知っっていましたよ。
かわいい花が咲きましたね〜
さて、憎きスギタニモンキリガですね!
こんな無残なことになってかわいそうです。でもよほどおいしいのかも..。
椿の花をそのまま天ぷらにして食べた
ことがありますが、乙な味でした。
スギタニモンキリガはきっと夢中で
hiroさんのお庭の椿を食べてるのですね〜
無傷の椿、かわいいです!
水仙すてきですね!
我が家のオーソドックスな椿。赤と白があるのですが、綺麗に咲くのはわずかです。
茶色く花弁がなってしまって。。。
「花」を餌として育つそんなニックキ幼虫がいる事を初めて知りました。
ヒヤシンス。小学校で水耕栽培しました。教室の後ろにズラリとガラスの容器が並んでいる思い出があります。大昔の事になりました。
今、自宅庭には地植えのヒヤシンスが花盛りです
スギタニモンキリガについては私も初めて知りビックリしました。
多くの昆虫類が冬は冬眠という形で乗り切るのに、
椿の蕾の中で、美味しい蕊を食べて、ぬくぬくと暮らすなんて
ほんとにしたたかな蛾です。
光源氏は挿し木から育てましたが、私も大好きな椿です。
水仙は一時期に比べ大分減りましたが、花が咲かなくなるタイプと
いつまでも咲くタイプの違いを知りたいです。
ありがとうございました。
私も今年まではスギタニモンキリガの存在を知らなかったので、
花びらが傷つくのは野鳥の仕業とばかり思っていましたが、
そればかりではなかったのですね。
鉢植だったので、異変にすぐに気が付き、調べることが
出来ましたが、地植えの場合は、落ちた椿を見ても、
片付けるだけで、原因までは調べないと思います。
ヒヤシンスの白とピンクは開花13年目。
よくぞここまで生きてくれたかと感心するばかりです。
同じプランターに3色植えましたが、咲き始める時期などは
それぞれが違うので、またバラバラに植えても
良いかと思っています。
タヒチはプランターにまとめて植えてあるのですが
今年は葉っぱだけでした。どうして庭で咲いたか不思議ですが
嬉しいです。ありがとうございました。