ウェールズにおける事実上の国歌、
我が父祖の土地「Land of My Fathers」は、1856年頃に作曲され、
1858年頃から国歌的な位置付けで歌われる曲として
広く認知されるようになったそうです。
我が父祖の土地「Land of My Fathers」
日本語訳
【1】
我が父祖の地は我に親しく
吟遊詩人と歌うたいと誉れ高き者らの地
勇敢な戦士ら、輝かしき愛国者らは
自由のために血を流す
【コーラス】
御国よ!御国よ!我は国に忠実なり!
海に守られし、清く親愛なるこの土地で
いにしえの言葉が永らえんことを
【2】
いにしえの山の国、吟遊詩人の楽園よ
いずれの谷、いずれの崖、我には美しく見えん
祖国の愛を通じて、川の流れる音も小川のせせらぎも
我には心地よく聞こえん
(コーラス)
【3】
たとえ敵が我が土地をその膝下に置いたとしても
ウェールズのいにしえの言葉は永久に生き続け
精霊は恐るべき反逆の手で妨げられることはなく
祖国の琴の音が止むこともなし
(コーラス)
ウェールズは
グレートブリテン(イングランド+スコットランド+ウェールズ)
および北アイルランド連合王国(=イギリス)を構成する4つの国の一つで、
イギリスの一部とはなったものの、独自の民族意識は強く、
ケルト文化の伝統を色濃く残し、
ケルト語派系のウェールズ語を公用語として使用しているそうです。
政治、経済ではイングランドとの一体化が進みましだが、
伝統的にラグビー、サッカーなどスポーツの世界では現在もイングランド、
スコットランドとは別個なチームを編成して国際大会に臨んでいます。
私がウェールの国歌を知ったのもラグビーの国際試合でした。
誇り高く力強い歌声は、一度聴いたら心から離れないほど印象的でした。
そして、国歌がその国民にとってどれだけ大事か
わかるような気がしました。
何年か前、北九州市とウェールズラグビー協会との交流の様子が
テレビで紹介されていましたが、
スタジアムでの市民大合唱は、何にも勝るおもてなしだと感激しました。
そんなウェールズのラグビーチームが7月に
「リポビタンDチャレンジカップ2025」に出場するため来日…。
日本代表と2試合戦うそうです。
多分テレビで中継されると思いますが、今から楽しみです。
ウェールズはグレートブリテン島の中でもっとも小さく、
面積と人口は日本の四国と同じくらいだそうです。
そして、人間より羊の数の方が多いと言われるほど自然が豊かなようですが、
日本の山とは違って、木がほとんどないのだそうです。
なだらかな丘陵地が広がり、イギリス発祥の遊歩道「フットパス」も多く、
気軽にウォーキングが楽しめるそうです。
行ってみたかったわ~
おまけ
アイリッシュ&ケルト音楽バンド
Patrick's(パトリックス)
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