『玉楼春~君に詠むロマンス』は、身分の差を超え、
一途な想いで結ばれた主人公二人に
様々な問題が立ちはだかるドラマチックなラブストーリーです。
2024/07/16(火)~2024/11/06(水) 5:30AM(OH30M)
TVK1【全81話/字幕スーパー】録画視聴
あらすじ(公式サイトより)
冤罪で没落した林家の娘であるリン・ショウシュン(林少春)は、
琵琶と芝居で生計を立てる毎日。
ある日、名家の主・ソンケン(孫遜)の誕生日を祝う宴席で琵琶を披露すると、
四男・ソン・ギョクロウ(孫玉楼)に見初められる。
はじめは周囲に反対されるが次第に認められ、無事に嫁入りを果たす。
そんななかショウシュンは、かつて父を陥れたのは義父のソンケンなのではないか
という疑念を抱き始める。
相関図
【キャスト】
林少春(りん・しょうしゅん)役/バイ・ルー
林家の令嬢。
幼い時に高官だった父親が陥れられ一家は没落。
劇団に弟子入りし、芝居や琵琶で生計を立てている。
父の名誉を挽回するためだけに生きてきたが、そんな時に玉楼に出会う。
孫玉楼(そん・ぎょくろう)役/ワン・イージョー
孫家の四男。
純粋で心優しい。姉である有貞が皇帝の側室になったことから孫家は栄える。
内閣首輔である父の誕生日を祝う席で少春に一目惚れし、一途に思い続ける。
許鳳翹(きょ・ほうぎょう)役/ジン・チェン
孫家の三男・孫金閣(そん・きんかく)の妻
名家の出身で意志が強く、
孫家での自身の優位性確保のためには手段を選ばない。
他の女性にうつつを抜かす怠け者の夫に手を焼いている。
孫家の実権を担う
孫金閣(そん・きんかく)役・チャン・ロン
孫家の三男。
恐妻家。発明が好き。
姚滴珠(よう・てきしゅ)役/ジェイド・チェン
許鳳翹の従妹。
率直で真っすぐな性格。最初は玉楼にあまり関心がなかったが、
彼のひたむきな姿を見て興味を抱き、二人の恋をサポートするように…。
後に国境(暮城)を防衛しており、家にはめったに帰ってこない
孫家の次男・孫俊豪(そん・しゅんごう)と結ばれる。
妻・蘇映雪(演じるのはホアン・シンヤオ)は琴が好きな才女。
孫世傑(そん・せいけつ)役/フェア・レイ
孫家の長男・科挙を1位で合格するほどの秀才。
ガサツな妻に不満を抱いており、想い人がいるが騙される。
呉月紅(ご・げっこう)役/ジャッキー・リー
孫世傑の妻・達将軍の一人娘で武術の心得がある。
【感想】
ドラマの舞台となるのは16世紀の明朝時代。
タイトルの「玉楼春」は、主人公二人の名前の林少春と孫玉楼を
掛け合わせたものだそうです。
最初はラブストーリでしたが、中心は家庭劇で、
孫家の4人兄妹、そして兄弟の妻たちが、個性豊かで楽しかった。
特に、呉月紅役のジャッキー・リーと姚滴珠役のジェイド・チェンは
キャラクターもビジュアルも好感が持てました。
主人公二人に関しては、素直で真っ直ぐ、一途で幼さが残る玉楼と、
頭が良く、たくましく、しっかり者の少春が、恋人、夫婦というより
姉と弟のように見えてしまいましたが、
しっかりと支えあっている姿は微笑ましく素敵でした。
玉楼役のワン・イージョーは『尚食』では、裏のある錦衣衛を演じ、
存在感を見せていましたが、あまりの落差に少し驚きました。
顔が童顔に見えたので、小柄な方かと思いましたが、
身長は180cmもあるそうです。
最後にドラマのナレーションから
観客の皆さま
玉楼春の様々な人間模様を通して、伝えたかったことはただ1つ、
それは善の心を持てということ。
梁京冠は謀略の限りを尽くし、罪を重ねたあげく、非業の死をとげた。
林少春と曹逢源は、同じ仇討ちをしながら
一方は円満な人生を送り、一方は破滅の道をたどった。
男女の関係も同様と言えよう。心がけが違えば辿る運命も異なる。
順境にあろうと、逆境にあろうと、人は善の心を忘れてはならない。
どんな苦難も前向きに乗り超えるべし。
そうすれば、劇中の一家のように大団円を迎えることができる。
この物語はこれでおしまい。また別の物語で再会しよう。