こんばんは、へちま細太郎です。
今日の帰り、ぼくたちがわいわい言いながら道を歩いていると、前に女の人が携帯電話で話しながら歩いていました。
「なかなかできないんですよ~、ええ、出会いがなくて~」
『彼氏いないらしいぞ』
『出会いがないんだって』
「りゅういち?、知ってますよ~、しゃべったこと何度もありますよ~、ええ、面白いやつですよねえ」
『りゅういちだってよ』
『どういう知り合いかなあ』
「そんなあ、でも、あいつ、ぶっさいくなんですよねえ、背も低くて、私よりちょっと大きいくらいかなあ」
『ぶっさいくなんだってよ』
『チビなんだってよ』
「やですよ~、タイプじゃないですよ~」
『タイプじゃないんだって』
『人のこと言えんのか?』
そうささやきあったぼくたちは、走って女の人を追い越して振り返って顔をみました。
「りゅういちで妥協した方がいいんじゃないの」
しんいち君はそうつぶやき、たかのり君は、
「まぢ人のこと言えんのか」と、繰り返し言いました。
気をつけよう、携帯電話の歩き話し。
誰に聞かれているのか、わかりませんよぉ。
今日の帰り、ぼくたちがわいわい言いながら道を歩いていると、前に女の人が携帯電話で話しながら歩いていました。
「なかなかできないんですよ~、ええ、出会いがなくて~」
『彼氏いないらしいぞ』
『出会いがないんだって』
「りゅういち?、知ってますよ~、しゃべったこと何度もありますよ~、ええ、面白いやつですよねえ」
『りゅういちだってよ』
『どういう知り合いかなあ』
「そんなあ、でも、あいつ、ぶっさいくなんですよねえ、背も低くて、私よりちょっと大きいくらいかなあ」
『ぶっさいくなんだってよ』
『チビなんだってよ』
「やですよ~、タイプじゃないですよ~」
『タイプじゃないんだって』
『人のこと言えんのか?』
そうささやきあったぼくたちは、走って女の人を追い越して振り返って顔をみました。
「りゅういちで妥協した方がいいんじゃないの」
しんいち君はそうつぶやき、たかのり君は、
「まぢ人のこと言えんのか」と、繰り返し言いました。
気をつけよう、携帯電話の歩き話し。
誰に聞かれているのか、わかりませんよぉ。