５月２日

hideの命日。

突然おぼうさんが…

こんにちは、へちま細太郎です。

朝早く起きたら、ベッドのわきにおぼうさんが立っていた。
「うわっ」
ぼくは飛び起きて、まじまじとお坊さんを見詰めた。
「誰、誰…、誰？またまたご先祖様？」
「何を言っておるんだ。拙僧は、須庭寺の副住職藤川孝洋である」
「はあ？」
ぼくは頭が真っ白になった。須庭寺といえば、藤川家の菩提寺じゃないか。でもってこのお坊さんは…、
「藤川？」
とぼくは聞き返した。
「左様、拙僧は藤川家の分家の出身である」
えらそうだな。
「で、なんの御用ですか？」
「君は、学校に行って授業をサボっているそうな。ならば、拙僧が鍛えなおそうとこうしてやってきた、さっさと着替えたらどうだ」
「えええ聞いてないよっ」
ぼくはびっくりして叫んだが、
「だから、今いったじゃないか」
と、にべもない。
げっ。この性格、まさしく藤川家…、それも、あのあの棒斐浄寺の尼さんに似ている…。
「何を驚いているんだ、早くしろ」
そんなあ。。。
ぼくはせっかくのGWの初日を、辛気臭い寺で過ごす羽目になったのだ。
なんでだよ～