こんにちは、へちま細太郎です。
文化祭初日、朝のどんよりからイッキに好転して、今はだらだらの暑さだ。
ぼくらはタコ焼きの前で暑さでうだり、売れるかと思ったらそこそこだった。
「誰なんだよ~、たこ焼きが上手に焼けると女にモテるだなんていった奴は…」
文句も汗もだらだらと流れる中、
「細太郎君が焼いているなら買ってあげる」
と、高校の先輩たちが押し寄せてきて、
「なんでおめえばっかりなんだよ」
クラスの男子は余計暑くなってしまった。
「かけるく~ん」
うっ、女の子に囲まれているぼくを本名で呼ぶ奴は、
「かき氷差し入れ~」
はるみのバカだ。
「何よ、あんた」
「先輩こそ、なんですか~」
ぼくは、かき氷を隣にたっていた黒田に渡すと、
「食っていいから」
と、教室の奥に引っ込んでしまった。
とたんに、
「なんであんたがかき氷食べてんのよっ」
という声が追いかけてきた。
なんでこんな日にこんな面倒なことがおこるんだよ。
とほほな文化祭だ。
文化祭初日、朝のどんよりからイッキに好転して、今はだらだらの暑さだ。
ぼくらはタコ焼きの前で暑さでうだり、売れるかと思ったらそこそこだった。
「誰なんだよ~、たこ焼きが上手に焼けると女にモテるだなんていった奴は…」
文句も汗もだらだらと流れる中、
「細太郎君が焼いているなら買ってあげる」
と、高校の先輩たちが押し寄せてきて、
「なんでおめえばっかりなんだよ」
クラスの男子は余計暑くなってしまった。
「かけるく~ん」
うっ、女の子に囲まれているぼくを本名で呼ぶ奴は、
「かき氷差し入れ~」
はるみのバカだ。
「何よ、あんた」
「先輩こそ、なんですか~」
ぼくは、かき氷を隣にたっていた黒田に渡すと、
「食っていいから」
と、教室の奥に引っ込んでしまった。
とたんに、
「なんであんたがかき氷食べてんのよっ」
という声が追いかけてきた。
なんでこんな日にこんな面倒なことがおこるんだよ。
とほほな文化祭だ。