へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

桜田門外ノ変

2010-11-15 23:12:30 | へちま細太郎
こんばんは、へちま細太郎です。

昨日、映画の“桜田門外ノ変”をみてきた。お隣りの藩の出来事だったので、藤川先生も大変な入れ込み様だ。
「幕末の大変な時代に、同じ名前の美都藩は何してたの?」
と質問すると、
「そりゃ決まってるだろ、食ってた」
あっさりしてわかりきった返事が返ってきた。
「尊王攘夷なんぞ知ったこっちゃない、と言いつつも、勉学は盛んだったからなあ」
藤川先生は、実学だけどな、と笑った。
「まあ、何だな、事件の是非はともかくこれがきっかけで幕府は終わったんだ」
ぼくは、映画のパンフレットをめくりながら、事件より終わったあとの逃亡生活の方が、精神的にきつかったろうな、と仲間に追われた関鉄之介を思いやっていた。
コメント
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