こんばんは、へちま細太郎です。
大河ドラマの“江”を見ていた藤川先生が、
「今年はつまらねえなあ」
とぽつり。
「主役が女だから?」
ときけば、
「馬鹿ねえ、現代劇みたいだからだよ」
おばあちゃんも面白くなさそう。
「いかなる理由があろうとも、父を殺したことは許さない…なんてアホみたいなセリフ言わないよ」
「この時代、仇だらけだぞ」
藤川先生は白味噌に砂糖を混ぜて甘くしたものを、焼いた餅にくるんだものを食べている。これが結構うまい。
「田吾作さんのひいおじいさんだよね、確か信長につかえていたのは。前にねねさんとおまつさんにいじめられたって話してた人」
「んだ、ねねの大竹しのぶはいいなあ、優しそうで、実際はおっかねえらしいけど」
藤川先生のご先祖さまは、嫁さんと大喧嘩して追い出し、泣きつかれた秀吉の妻おね(ねね)と利家の妻のおまつにいじめられたとか。藤川家の家訓のひとつ女性…特に正室を大切にするというのは、これがきっかけとか。
「う~ん、こんなありきたりのキャラ設定は好きじゃない」
「私も賛成」
二人は、
「龍馬伝の続編やってえ」
と叫んでいた。
あのねえ、龍馬死んじゃったでしょ~。
「あらあ、弥太郎に殺されたでしょ。弥太郎が主役でいいじゃん」
…。
おばあちゃん、あれは亀治郎さんだよ。
無理もないけど。