こんにちは、へちま細太郎です。
一昨日のクラスマッチは、自販機で渋滞をおこし、タコ壺保健室の前で大混雑状態になり、
「闘魂こめてって、巨人の球団歌だなんて、誰も歌えねえよ」
と、予め各教室にCDと歌詞カードが配られていたにも関わらす、誰も興味を示さなかったのか、当然くそまじめに練習したやつだけが突破していった。
が、匿名希望の東山先生が、
「六甲おろし歌えたら通ってええねんで」
といい、片山教授が、
「We Are The Swallows を歌えたら許可する、ヤクルトもつけるぞ」
といったもんだから、全員が携帯を取り出して、
「We Are The Swallowsって、7回に踊っているあれだろ?林田健司の…」
と、あっちでもこっちでも曲が鳴り響いた。
「バカ野郎、ドラゴンズは、nobodyknows+だぞ」
「誰がラップ歌えるんだよ~」
誰も、闘魂こめて以外に応援歌があるなんて知らないらしく、というか、当の中島教授だって知る由もなく、
「バカも~ん」
と、あっちでもこっちでもキレまくっていた。
「燃えよドラゴンズなら、食堂のカレー1食分ただにする」
阿部さんの一言は大きかった。
生徒たちはみな燃えよドラゴンズを大合唱して、保健室前を突破していったのであった。
「結局は、ここでも中日の勝ちか」
藤川先生が大爆笑をしていたので、虎・燕・大男ファンから猛攻撃を受けたが、
「悪いな、藤川家も尾張名古屋出身なんだ」
の一言で、歯ぎしりをするしかなかった。
…という一幕をビデオでみていた生徒会役員たちは、
「野茂~、あんた策士だねえ」
と、呆れたそうだ。
なんでかっというと、阿部さんのドラゴンズ好きは知る人もいなかったけど、実はナゴドの常連なんだそうで、
「隠していたけどねえ、ほんとはタコ壺の仲間になりたかったみたいだよ」
と、ほんとうはこの隠れた目的を暴露した。
つまり、阿部さんをその気にさせて、食堂をただにする、という野茂の冗談なもくろみがあたってしまったということさ。
こんなことを考えていると、今に罰があたるに違いないとぼくは思うぞ。
うん。