少し前ですが夜明けのC2023/A3 紫金山・アトラス彗星を迎えに和歌山県太地町で撮影に行った時です。
10月1日 夕方に現着、機材を展開し撮影準備を終え鏡筒を向けたのはさんかく座銀河 M33です。
彗星に備えて多少の休養が必要かと、長焦点でジックリ撮影出来る対象としたのです。
光害のない暗い夜空ですのでフィルター無しで撮影しましたが、モニターで確認すると色が無く寂しい感じです。それではとナローバンドフィルターでの撮り増しもしてみました。
TITLE:M33-2000mm さんかく座銀河
DATE:2023-10-01
TIME:21:31..00:45
撮影場所:太地
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:Celestron Edge HD800
コンバーションレンズ:none
焦点距離:2000mm
F値:F10
露出時間:90s , 360s
撮影枚数:50コマ, 13コマ
総露出時間:75分, 78分
フィルター:none, L-eXtreme
ISO感度:25600 , 40000
気温:18℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 ASI 120MM-mini
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:PI、Ps、Lrで仕上げ
おとなし目の処理ですが特徴は出せたかなと思います。
でも、さんかく座ってとっても小さな星座ですね。星座絵を見ても本当に三角で、星座にまつわる神話もなく形だけで星座が出来ているようです。でも自分には、「青い三角定規」の方がピンときます。
これも今では神話のようなものです。
ここ太地は以前にも紹介した、海上保安本部 下里水路観測所の強力な観測レーザービームが見られます。
この夜は一晩中観測されていました。
宇宙に吸い込まれていく感じです。