himadawaが作ったキャンピングカーで美しい星空を求めて

暇つぶしと老後の楽しみにと、DIYで製作するキャンピングカーの過程と運用、天体写真撮影のblogです。

自宅に観測台

2024年06月02日 | 天体写真

老後のためにキャンピングカーを作り14年が過ぎ、楽しく上手く活用しています。今年は年齢的にも節目を迎え、もうすぐ医療費の自己負担は2割となる予定です。

そんな老後の、老後のために遠征ばかりではなく自宅でも天文ライフが楽しめるようにと、定置式のピラーを庭の一角に設置して観測台とする計画です。

四日市市南部の住宅地に位置する我が家、夜空の明るさは2022年の測定で、18.19mag/arcsec2でした。まぁ~日本の中では一般的の明るさかと思います。

自宅で星雲、銀河などの撮影は無理と思い、暗い夜空を求めて遠征しているのですが、現在開催中の【北杜市みずがき天文愛好会・星空写真展】でメンバーのiwaさんが光害地でIRで撮影されて画像を処理された銀河の作品を見せていただき驚きました。

その画像に刺激を受け、自分も少しは近づけるのではとの甘い考えです。

IRだけではなく、ナローバンドフィルターも使える現在ですので、自宅からも撮影時間を多く取り天文ライフを楽しみたいと考えています。

と言うことで、自宅の南東の角に擁壁の厚いコンクリートがありますので、その上にピラーをオールアンカーで固定して赤道儀を載せる予定です。

平屋の自宅ですが屋根が障害になり、北西方向の視界が良くないので出来るだけピラーは高くしたいですね。高さと設置場所から眼視はむりで撮影のみとなります。

設置場所の計画、ピラーの図面、使用する機材、新たに手配する機材の準備はほぼ完了しましたので明日から製作、据え付けに取りかかりたいと思います。

工期は1~2週間を予定します。

 


6月1日 今日の太陽は凄い

2024年06月01日 | 天体写真

月日がたつのが早く、もう6月になってしまいました。

とくに日にち、時間に追われて何かをする事もないので、まぁ、いいか。

今日は朝から天気が良いですね。コロナドPSTを入手以来、晴れていると太陽を見ています。

今日の太陽は凄いですよ。

ほぼ全周方向にプロミネンスが出ています。プロミネンスも大きく動的に見えます。そして大小のダークフィラメント、黒点もと非常に賑やかです。

こんな時期に太陽望遠鏡が入手出来てありがたいです。

DATE:2024-06-01
TIME:09:34
撮影場所:河原田
カメラ:Olympus E-M5MarkⅡ(改)、M.Zuiko25mm コリメート
鏡筒orレンズ: CORONADO PST 
コンバーションレンズ:18mmアイピース
口径:40mm
焦点距離:400mm
F値:F10
ISO:800
露出時間:1/2000
撮影枚数:20コマ 
架台:SW AZ-GTi
画像処理:SI9でコンポジット、PI、Lrで仕上げ

Seesterも頑張って黒点を見せてくれます。

夜だけでなく、昼間も楽しめてます。


北杜市みずがき天文愛好会 星空写真展2024

2024年05月26日 | 天体写真

5月25日 午前4時前に自宅を出発し山梨県北杜市へ向かいました。

今日は愛好会の写真展の展示、飾り付けの本番です。もう一つ、展示のために多くの会員さんが集合され、そして新たに会員になられた方ともリアルでお目にかかること出来て楽しい集まりとなりました。

写真展には12名の会員さんの素晴らしい力作が展示されました。

自分の愚作も展示しましたが、見て下さる方に感動して頂けるか心配です。

展示会場は13時過ぎに整いました。そして皆さんお腹も空いてきたのでお昼としました。

昼食はこうちゃん力作の「みずがき山カレー」を頂きます。

山型のご飯はみずがきの山々、ブロッコリーは木々、ベーコンはゴツゴツとした岩々、福神漬は花々でしょうか?。

スマホのAR山ナビ見てみると。

確かに瑞垣山と表示されますが、実際は緑の木々に隠れてもう少し左に位置するようです。

その後は皆さんが持ち寄った、色々なお菓子を頂きながら星談義が続き、気づけば22時前、慌てて散開となりました。

いつもながら皆さんと話をしていると勉強になります。

やまねももんがさんからは貴重なCMOSセンサ-の資料を見ながら原理、特徴の説明を頂きありがとうございました。

展示作品を見ながら撮影秘話、撮影方法、処理方法など大変参考になりました。

その中で私も遠征だけでなく、自宅で撮影して稼働率を上げる方法など考えていきたいと思います。これからプロジェクトが始まりそうです。ウムウム。

長くなりましたが、是非みずがき湖ビジターセンターで開催されている星空写真展を見に行って下さい。

そして、「みずがき山カレー」も美味しいですよ。

 

 


5月21日 複雑なプロミネンスと北杜市みずがき天文愛好会 星空写真展

2024年05月21日 | 天体写真

5月21日 今日は朝から晴れ、正午頃には快晴となりました。

コロナドPSTでの太陽です。

今日も大きくて複雑な形状のプロミネンスが出ています。


DATE:2024-05-21
TIME:13:15
撮影場所:河原田
カメラ:Olympus E-M5MarkⅡ、M.Zuiko25mm コリメート
鏡筒orレンズ: CORONADO PST 
コンバーションレンズ:18mmアイピース
口径:40mm
焦点距離:400mm
F値:F10
ISO:800
露出時間:1/1600s 
撮影枚数:1コマ 
架台:SW AZ-GTi
画像処理:PI、Lrで仕上げ

活発な活動が続いていますね。

コロナドPST、口径は小さいですが良い仕事をします。

コリメートでの撮影もカメラとアイピースの光軸を慎重に調整いましたので明るさのムラが少なくなったと思います。

今日は5月26日からおこなわれる、北杜市みずがき天文愛好会 星空写真展の展示作品の準備をしていました。

愛好会メンバーの力作が展示されますので、是非足をお運び下さい。写真展だけではなく、みずがき湖周辺は自然の中で大変良いところですよ。

 


CORONADO P.S.T. First Light

2024年05月18日 | 天体写真

先日の観望会でプロミネンスを見たいとの声もあり、太陽活動が活発な時期ですので太陽望遠鏡を入手しました。

近くの天文ショップに在庫が有った、CORONADO P.S.T. を特価で購入することが出来ました。

P.S.T.とは、Personal Solar Telescope の略です。

口径40mm f400mmの小型で眼視用です。写真撮影はピントの調整範囲が狭いのでバックフォーカスの短いカメラが必要です。CMOSカメラでは縞ノイズが出ることもありそうです。

そこでPC不要で簡単に撮影出来るコリメート法を採用しました。

AZ-GTiにアルミ製L型金具、バランスウェイトと共に載せてみました。

そして First Light 画像は、

下側には複雑な形状のプロミネンス、太陽面にはフィラメントが見えます。

DATE:2024-05-18
TIME:10:05
撮影場所:河原田
カメラ:Olympus E-M5MarkⅡ、M.Zuiko25mm コリメート
鏡筒orレンズ: CORONADO PST 
コンバーションレンズ:18mmアイピース
口径:40mm
焦点距離:400mm
F値:F10
ISO:800
露出時間:1/800s 
撮影枚数:8コマ 
架台:SW AZ-GTi
画像処理:SI9、PI、Lrで仕上げ

カメラのシャッターは連射に設定、SI9でコンポジット出来ました。

画像処理はもっと詰める必要がありますが、取りあえずFirst Lightと言うことでお許しください。

Seestarの画像

東から黒点群が期待できます。

フォーカスとコントラストの調整には少し慣れが必要ですが、プロミネンスがよく見えますね。

なかなか面白い望遠鏡です。

コリメートでの撮影で、太陽の面の明るさが一様になるようにカメラと接眼レンズの芯合わせを慎重に行う必要がありますね。

 

 


shell食堂 観望会

2024年05月18日 | 天体写真

5月11日(土)、近くの病院に付随した福祉関係のshell食堂(子供食堂)のイベントで観望会のお手伝いをしてきました。

会場ではコンサート、夕食会などが行われています。

昼が長く暗くなるのが遅い季節の観望会。19時までの開催時間では星が見えません。

でも太陽の活動が活発ですので今回は太陽、黒点、三日月を見てもらうことにしました。

開始時刻の17時には多くの親子連れが来場され、最終的には50名ほどの人員となりました。

早速、Seestarで太陽を導入

大きな黒点が現れています。

鏡筒では眼視で黒点をみてもらいました。

大人でも”黒点を見るのは初めて”と言われる方ばかりで説明にも熱が入ります。

フリップミラーで光路を下に向けて黒点をスケッチする先生。学生時代を思い出しますね。(でも、子供たちは何をしているかわかっていません)

 

太陽が沈み暗くなった頃、三日月が見頃になるのですが西の空から雲が湧き出し、見え隠れしています。何とかタイミングを見計らって観望してもらえました。

太陽活動が活発で電波障害、低緯度でオーロラが見えたなどがニュースで話題になるかもと話していました。

19時30分頃には撤収しましたが、子供から”おじさん、コロナやプロミネンスは見えないの?”とのお言葉がありました。

うむ~、残念ながらこの望遠鏡では見えないんだよな~”と答えましたが、何とかしようとの気持ちが湧き上がってきました。

 


M101 回転花火銀河をブレンド

2024年04月21日 | 天体写真

4月19日 前々日からの黄砂が少しおさまり、天候も回復して久しぶりの青空になりました。

でも月齢10.4で月が大きいですよね。

そこで月明かりの影響がないナローバンドでM101を撮影しました。その画像を4月13日にみずがき湖で撮影したM101の画像と一緒にスタックしてみました。

M101は淡くて難しい対象だと思いますが、自然な感じに色が豊かになったのではと思います。

左の腕の中には昨年5月に発生した超新星 2023ixf が暗くて小さいですが確認できます。

 

M101 超新星 2023ixf が撮影できました - himadawaが作ったキャンピングカーで美しい星空を求めて

5月19日に板垣さんが、おおぐま座のM101回転花火銀河に超新星2023ixfを発見されたそうです。たまたま自分は5月17日にM101を撮影していましたので、このニュースを聞いたあと...

goo blog

 

 

ナローバンドで撮り増した画像です。

TITLE:M101 回転花火銀河-L-eXtreme
DATE:2024-04-19
TIME:20:50..21:57
撮影場所:菰野
カメラ:ZWO 533MC-Pro
鏡筒orレンズ:Takahashi FC100-DF
コンバーションレンズ:76Dフラットナー
焦点距離:770mm
F値:F7.7
露出時間:1000s (16分40秒)
撮影枚数:6コマ 
総露出時間:100分
フィルター:L-eXtreme
GAIN:100
冷却温度:-10℃
赤道儀:SW EQ5Pro(改)
オートガイド:PHD2 ZWO ASI 120MM-mini
ガイド鏡:30x130mm
画像処理:PI、Lrで仕上げ、約85%トリミング

なんと1画像の露出時間が1000秒です。言い換えると16分40秒です。へえ~、こんなに時間を掛けても大丈夫なんだ。CMOS恐るべし。

そしてスタックはASIDeepStackで、前回の画像と今回の画像をまとめて行いました。位置合わせも問題なく処理してくれました。

予報通り24時近くになると雲が湧いてきましたので今晩はここまでとしました。

又一つ得るものが有りました。


M96 しし座銀河

2024年04月19日 | 天体写真

4月13日愛好会の例会後にみずがき湖で撮影した、M96しし座の系外銀河です。

鏡筒はHD800の長焦点。この日はOCAL 電子コリメーターで光軸を修正した後に、実際に星で最終調整を行い撮影した画像です。

TITLE:M96
DATE:2024-04-13
TIME:22:10..23:31
撮影場所:みずがき湖
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:Celestron Edge HD800
コンバーションレンズ:none
焦点距離:2000mm
F値:F10
露出時間:60s 
撮影枚数:65コマ 
総露出時間:65分
フィルター:none
ISO感度:40000
気温:8℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 QHY5L-ⅡM
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:St9コンポジット、PI、Lrで仕上げ 

これもテストのためにフィルター無しで撮影しています。星像は及第点でしょうか。

距離は3800万光年、差し渡し10万光年の大きさで我々の住む天の川銀河と同じような大きさだそうです。

残念ながら露出時間60分では周りの薄い腕は出ませんでした。次回に挑戦したいと思います。

 


愛好会例会でM101 回転花火銀河

2024年04月14日 | 天体写真

4月13日みずがき湖で愛好会の例会に、前日から開田高原経由で向かいました。

久しぶりの例会で時間を忘れて天文談義で盛り上がりました。これが楽しいのですよね。

その中でKさんがCMOSで撮影されたM87の元画像を処理、そして2段3段跳びのジェットが現れるのを見せて頂きました。こんなのを見せられたら堪りませんね。

月も沈み掛けて空も暗くなってきたので、22時過ぎに撮影の準備を始め、雲が少ない天頂付近の対象に鏡筒を向けました。

KさんのM87ジェットのCMOS画像に魅せられて、まだ上手く使いこなせない533MC-Proで撮影に挑戦です。

TITLE:M101 回転花火銀河
DATE:2024-04-13
TIME:23:23..23:53
撮影場所:みずがき湖
カメラ:ZWO 533MC-Pro
鏡筒orレンズ:Takahashi FC100-DF
コンバーションレンズ:76Dフラットナー
焦点距離:770mm
F値:F7.7
露出時間:180s 
撮影枚数:10コマ 
総露出時間:30分
フィルター:none
GAIN:100
冷却温度:-10℃
赤道儀:SW EQ5Pro(改)
オートガイド:PHD2 ZWO ASI 120MM-mini
ガイド鏡:30x130mm
画像処理:PI、SI9、Lrで仕上げ、約85%トリミング

撮影時間30分でフィルターなしですが、なんだか自然な感じに見えます。

苦手としていたCMOSカメラですが、皆さんのおかげで少し進められそうです。

”愛好会”、これが良いのですよね。

 


週末は天気が良さそうです

2024年04月12日 | 天体写真

4月13日に愛好会の例会が開催されます。

新月期で天候も良く、そして何より暖かくなりました。そこで今日から明日の例会を兼ねて遠征に出かける予定です。

午後から出発して開田高原へ向かい、そのまま明日はみずがき湖で例会です。

その前にEdge HD800の光軸修正を行いました。

HD800の補正板を外して主鏡の清掃を行いたいと考えていますが、その後の光軸調整をどうするかで躊躇していました。そんな折にOCAL 電子コリメーターを入手しました。

取りあえず使い方の練習がてらに調整をしましたが、結果は今晩のお楽しみですね。

例会にも持って行きますので、どなたか使ってください。

安全運転で向かいます。