himadawaが作ったキャンピングカーで美しい星空を求めて

暇つぶしと老後の楽しみにと、DIYで製作するキャンピングカーの過程と運用、天体写真撮影のblogです。

天体望遠鏡博物館

2017年07月22日 | 天体写真
7月22日 四国 香川県さぬき市にある天体望遠鏡博物館へ行ってきました。
 
前日の夜に自宅を出発し、淡路島のSAを目指して走行しました。
高速料金は22日が土曜日なので、8ナンバーは土日割引が適用されます。
 
 
淡路SAで仮眠をとり、朝食はNETで調べたうどん県の有名な所を目指しました。
早朝6時から営業してえる、うどんバカ一代さんへ7時頃に到着しました。
 
 
朝から店内はお客さんでいっぱいです。
掛けうどんと天ぷらを注文して美味しく朝食を頂きました。
 
 
 
その後、さぬき市の山間部にある目的地の天体望遠鏡博物館をナビにセットし走行。
 
一時間弱で到着。この天体望遠鏡博物館は廃校の校舎を利用して1年ほど前にオープンしたと言うことで、
ニュースでも紹介されていました。一度行ってみたいと思っていた所です。
 
 
 
校庭には道の駅の施設が出来ていました。
 
ここはボランティアスタッフが運営している施設で、土日祝日のみのオープンです。
10時開館とともに入場しましたが、観覧者はhimadawa一人、スタッフの方が約1時間かけて丁寧に案内して頂けました。
収蔵品は学生の頃になじみがある天体望遠鏡、そして目玉は歴史のある大型望遠鏡が数多く展示されています。また整備も行われ実際に観察出来る望遠鏡も多くあります。いわゆる動態保存ですね。
 
 
この展示場は、学校の時に屋内プールだったそうです。 プールは埋められているようです。
 
 
大型望遠鏡は、学校、公官庁、研究所などで機材の更新で不要になった物が多く、これがもし解体され廃棄されるのは本当に惜しいことだと思いますのでこの博物館の考えに共感します。この様な天体望遠鏡はカタログにある量産品ではなく、全てがオーダーの一点物だと考えますので、ある面ではその時代の日本の科学技術の集大成で歴史だと思います。
 
 
もう一つの収蔵品は、天文関係の書籍です。天文雑誌などは創刊号から閲覧することが出来ます。
実はこれが大きな目的でした。himadawaが高校生の頃、天文ガイドと言う雑誌に読者の天体写真の応募し入選して掲載されたことがあります。その雑誌は当時手元にあったのですが就職して引越などで行方不明になっています。そもそも掲載された雑誌の年、号も解らない状態でした。
この機会に、創刊号から閲覧できる天文ガイドのページをめくり、捜したいと思っていました。ある面、自分探しでもあります。
そんなことをスタッフに伝えると快く引き受けて頂き、捜すのを手伝って頂けました。
高校1年生が1970年ですから高校3年生の1972年までだと思いますとと伝え、スタッフの方と3名でページをめくり捜しました。
結果、見つかりません。おかしーな?。あれは幻だったのか?。などと言いながら何度もページをめくりました。スタッフの方が1973年の雑誌の中から「himadawaさん、これと違いますか?」と声を掛けて下さいました。
 
 
そのページを見ると、まさに捜していた物です。うれしいー 思わず声を出してしまいました。しっかりと記憶にある月齢23日位の月の写真です。それは1973年3月号でした。3月号ですから2月の初めに発売された号ですので卒業間近でした。
 
 
 
大げさですが、胸のつかえが取れた様でした。
 
今ではデジカメで簡単で綺麗に撮影出来るのですが、当時は白黒フィルムを自分で現像し、引き伸ばし機でプリントした物です。月は位置により明るさが違うので、綺麗なプリントに仕上げる為に覆い焼きと呼ばれる手法で、手でマスクを作り露光時間を調整したものです。
 
収穫の大きい天体望遠鏡博物館でした。
 
 
レストアされた60cm望遠鏡。
 
 
p.s. 駐車場で他のスタッフの方がhimadawa号を見てTVの取材が来ていると思われたようです。
天体望遠鏡博物館はオープンの頃から何度もTVで取り上げられていますので・・・・
お騒がせしてすいません。