himadawaが作ったキャンピングカーで美しい星空を求めて

暇つぶしと老後の楽しみにと、DIYで製作するキャンピングカーの過程と運用、天体写真撮影のblogです。

CORONADO P.S.T. First Light

2024年05月18日 | 天体写真

先日の観望会でプロミネンスを見たいとの声もあり、太陽活動が活発な時期ですので太陽望遠鏡を入手しました。

近くの天文ショップに在庫が有った、CORONADO P.S.T. を特価で購入することが出来ました。

P.S.T.とは、Personal Solar Telescope の略です。

口径40mm f400mmの小型で眼視用です。写真撮影はピントの調整範囲が狭いのでバックフォーカスの短いカメラが必要です。CMOSカメラでは縞ノイズが出ることもありそうです。

そこでPC不要で簡単に撮影出来るコリメート法を採用しました。

AZ-GTiにアルミ製L型金具、バランスウェイトと共に載せてみました。

そして First Light 画像は、

下側には複雑な形状のプロミネンス、太陽面にはフィラメントが見えます。

DATE:2024-05-18
TIME:10:05
撮影場所:河原田
カメラ:Olympus E-M5MarkⅡ、M.Zuiko25mm コリメート
鏡筒orレンズ: CORONADO PST 
コンバーションレンズ:18mmアイピース
口径:40mm
焦点距離:400mm
F値:F10
ISO:800
露出時間:1/800s 
撮影枚数:8コマ 
架台:SW AZ-GTi
画像処理:SI9、PI、Lrで仕上げ

カメラのシャッターは連射に設定、SI9でコンポジット出来ました。

画像処理はもっと詰める必要がありますが、取りあえずFirst Lightと言うことでお許しください。

Seestarの画像

東から黒点群が期待できます。

フォーカスとコントラストの調整には少し慣れが必要ですが、プロミネンスがよく見えますね。

なかなか面白い望遠鏡です。

コリメートでの撮影で、太陽の面の明るさが一様になるようにカメラと接眼レンズの芯合わせを慎重に行う必要がありますね。

 

 


shell食堂 観望会

2024年05月18日 | 天体写真

5月11日(土)、近くの病院に付随した福祉関係のshell食堂(子供食堂)のイベントで観望会のお手伝いをしてきました。

会場ではコンサート、夕食会などが行われています。

昼が長く暗くなるのが遅い季節の観望会。19時までの開催時間では星が見えません。

でも太陽の活動が活発ですので今回は太陽、黒点、三日月を見てもらうことにしました。

開始時刻の17時には多くの親子連れが来場され、最終的には50名ほどの人員となりました。

早速、Seestarで太陽を導入

大きな黒点が現れています。

鏡筒では眼視で黒点をみてもらいました。

大人でも”黒点を見るのは初めて”と言われる方ばかりで説明にも熱が入ります。

フリップミラーで光路を下に向けて黒点をスケッチする先生。学生時代を思い出しますね。(でも、子供たちは何をしているかわかっていません)

 

太陽が沈み暗くなった頃、三日月が見頃になるのですが西の空から雲が湧き出し、見え隠れしています。何とかタイミングを見計らって観望してもらえました。

太陽活動が活発で電波障害、低緯度でオーロラが見えたなどがニュースで話題になるかもと話していました。

19時30分頃には撤収しましたが、子供から”おじさん、コロナやプロミネンスは見えないの?”とのお言葉がありました。

うむ~、残念ながらこの望遠鏡では見えないんだよな~”と答えましたが、何とかしようとの気持ちが湧き上がってきました。