himadawaが作ったキャンピングカーで美しい星空を求めて

暇つぶしと老後の楽しみにと、DIYで製作するキャンピングカーの過程と運用、天体写真撮影のblogです。

カイロス2号機打ち上げ

2024年12月19日 | 天体写真

和歌山県串本町のスペースワン社のスペースポート紀伊でロケット カイロス2号機が打ち上げられるので見学に行ってきました。

12月14日(土)11:00打ち上げ予定で自宅を朝5:30に出発して向かいました。片道約200km3時間半の道のりです。

今年、3月の初号機から9か月ぶりの打ち上げです。

那智勝浦町の浦神会場のでは見学者で賑わっていますね。

でも、10時30分頃に上空の風が強いので打ち上げ中止のアナウンスで”残念”。

帰路、netで情報を調べてみると明日、15日(日)11:00で再設定されたようです。

翌、12月15日も自宅を朝5:30に出発して会場に向かいました。

強風注意報は出ていないものの天気図を見ていると冬型の気圧配置は昨日と変わらず、どうかなと思っていました。

会場は昨日の半分くらいの見学者が打ち上げを待っていましたが、やはり10時半ごろに延期のアナウンスがありました。”やっぱりか。”

帰路、netで情報を調べてみると、次の再々打ち上げ予定は12月18日(水)11:00のようです。

12月18日 いつもより少し早い朝5:00に再々出発して会場に向かいました。

今日は天気図の等圧線間隔が少し広く風も弱いのですが雲が少しあります。

会場は平日でもあり見学者は少ないですね。

中止のアナウンスは無く、予定の発射時刻を迎えました。

KAIROS 2

カウントダウンのアナウンス後、11時00分07秒頃に山影からロケット本体の雄姿が現れました。

ロケットの音は、小型の固体燃料なので”シュー”という感じで、大型液体燃料のH2,H3のような”ビリビリ”、”バリバリ”とは違いますね。

発射31秒後、飛行は順調なように見えます。

発射32秒後 

突如、進行方向に直線の黒い影が現れます。(瞬間的に現れ直線です。近くに太陽があり雲も見えるので何か影の様にも見えますが?)

発射33秒後

発射35秒後

影が現れてから飛行経路が変わったようです。

発射85秒後

雲で隠されて様子がわからなくなります。

発射95秒後

なんだか軌跡がよろよろしていますが、この後雲に隠されて見えなくなりました。

リフトオフ、発射の様子、音、空気の振動などの状況が分かりましたので、これで私の目的は達成したと思います。帰路、ニュースでは失敗の報道がありました。やはり黒い影が原因かとおもいます。この影は動画でも確認できますが何なんでしょうか?

一発勝負のロットは難しいですね。それも民間が行うのですから実験もままならないでしょう。何せスペースワン社がこのスペースポート紀伊で打ち上げるのがこれで2回目で、まだ実験段階かと思います。でもこれにめげずに次の段階に進んでもらいたいと思います。

ミサイルでなく、平和目的のロケット、応援します。