姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

保健室コーチングで学んだことをもとに保健指導をしてみました!【コース参加者の感想から】

2016年02月18日 | 保健室コーチング


保健室コーチングのおもしろいところは、子どもたちへのアプローチだけでなく、

支援者自身の状態管理、保健室経営(学級経営)、自分の生き方への応用、

さらには、学んだ内容を保健だよりにしたり、保健指導に活用したり、プチ指導に活用したりと

 応用範囲が広いことも人気の秘密です。

今日の記事では、保健室コーチングベーシックコース信州2期を受講されている 

千葉のY先生の第1講の感想と実践報告をご紹介します。

 

 

    


【感想】

 

1講2日間で学んだこと気づいたことがいくつもいくつもありました。

翌日からの生活の中で2日間見聞き感じたことを反芻するように、毎日毎日小さな気づきが積み重なり、

いくつもの発見、物事のとらえ方、学校、家庭での人との交わり方に変化が起きていることを大いに感じています。

自分の土台作りを再構築しているという感覚です・・・!!!

 

1講2日目のペーシング実習では、思わず涙が流れ出て自分でも驚くほどでした。

相方だったO先生のおかげです。

自分はうまくペーシングできなかったのですが、してもらった感覚が心地よく、ものすごく、腑に落ちたし、スッキリとしました。

帰りの電車で寝そうもなくスマホをしていた女性にペーシングの練習をしてみたところ、

女性はフッと船をこぎ始めたりして・・・

電車の中で練習をしていて冬場はコートやら厚着で呼吸のタイミングがつかみにくいの

練習には不向きかな?と、思いましたが、それでも男性より女性のほうがタイミングをつかみやすく、

女性は胸式呼吸なのだなと改めて思いました。

保健室でベッド休養する子、渋りで不登校傾向の子などにはペーシングを意識して関わるようになりまた。

こちらのペースで持って行くことがないので、その場の雰囲気が穏やかに過ぎているように感じます。

自分自身、何とかしなくちゃ、なんて邪念もないので焦らず関わることができるので以前よりずいぶんと楽になりました。

状態管理についても意識して毎日過ごしています。

仕事から家に帰り、玄関を開ける前はかなりの意識を持って状態管理をしています。

そのおかげで、家の中にいる自分と家族(2世帯同居)に対して、とても心地よい状態で過ごすことができています。

以前から、こちらの気持ち次第で相手の態度、雰囲気、言葉の受け止め方が違うと感じていましたが、

状態管理すること、自分の中の柱・軸をイメージすることで、

重荷に感じていた夕食、義父母との会話が気負うことなく過

度のストレスにならずに食事ができる空間にいられることにほっと安堵しています。

勤務では出勤時、つい状態管理せずに校舎に入ると朝からバタバタとしてしまいますが、

リセットかけて状態管理し直して過ごすことで、何かがあっても落ち着いて仕事を進めることができています。

そんな自分に満足というか、できてるじゃん、OKだよ、と認めることもできています。

以前だったら、「あれもできてない」「これもできなかった」とできてない探しをしていましたが、

それもなくなり、いえ、あったとしてもそんな自分もOKを出せる状況です。

なので、以前と比べて気分的に楽に過ごせ、状態が落ち着くというかほどよい感じで毎日を過ごせています。

もう、状態管理は欠かせません。恐るべし状態管理!

ありがとう状態管理!という思いでいっぱいです。

ベーシック1講目を受講して、一番の収穫、自分の変化です。

他には、

珍しくけが人が続いている学級があり、いつもなら冷静な担任なのに、

「イライラしているのかな?研究授業とか行事が忙しい訳でもないのに・・・」と思っていると、

どうやら感染症による欠席が相次ぎ怒っているみたい、という情報をキャッチ。

ああ、職員に状態管理のことを伝えていける存在になれるようにという思い、願いを強く抱く日もありました。

保健だよりに、小さな記事ですが脳の不思議、という記事を自分なりに作り記載してみました。

また、身体計測後のプチ保健指導(5分程度)で、パワポを使って保健室コーチングで学んだことをとりいれながら 実践しています。

保健指導は、実は避けていて苦手意識を持っていた執務の一つなのですが、

保健室コーチングを学んでからは、子どもたちに何をどう伝えていこうかと

構築する作業そのものが楽しくなっています。

プチ保健指導は小学1・2年、3年を実施。

トイレのサンダルをそろえることができる子どもになってほしいという思いを軸に、

VAKを意識して、指導の仕方、使う言葉、見せ方など考えて実践。

パワポで乱れたサンダル、ようかい「くれなイモん」の登場、なってほしい状態、そろえ方を見せ、

合間合間に一人一人考える場面と言葉がけをした結果、

指導後1週間は以前よりサンダルをそろえることを意識している子が出てきているようです。

なるといいな、できる、をこちらが意識して考え語り共に考えるようにしていくことで、

指導中の子どものまなざしが違うようにも感じました。

意識変容、行動変容に繋がる指導はどうしたらいいのだろうと思い続けていたのですが、

保健室コーチングは、そのことについても方法等見つけ出し考えることができ、手応えを感じています。

1講の2日間だけでも、たくさんの気づきと変化を起こす保健室コーチング。

これからの第2講、3講で更に学びと変化があるかと思うとワクワクします。



  

 

  

 


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