このブログでも何度か紹介している 保健室コーチングトレーナーコース受講中のK先生の地区勉強会
その最終日の受講生さんの感想をいただきました!と、ご報告をいただきました。
学んだことをオリジナルで発信する力が ハンパない彼女
参加された方も熱心だったのだと思います。
その感想にも驚きました!
この感想を読むと、本当に素晴らしい学びを提供されたのだなと
感心します。
現場を持つ人のチカラはすごいです。
地区勉強会最終日の参加者感想をご紹介いたします。
【感想】
1、特に印象に残っていること
◇毎回のワーク。言葉に出した通りの結果が出たこと
◇ワークの数々・・。持ち上げた時の重さの違い、想いやメッセージが違うだけで相手の反応も全然違うということ。肩に乗せた手の感触。どれも資料を読んで話を聞くだけでは実感できないことでした。
◇「妄想族」・・相談したいという生徒はそうだなと思いました。自ら沼にはまっていく感じ。
◇養護教諭自身の状態管理の話はとても勉強になりました。実際にワークをすると、「こんなに違うんだ!」と驚きました。今では何も考えずに取り組んでいた仕事も、自分がニュートラルでいること、余裕をもっていることを意識する機会が増えました。
◇一年間にわたる研修、ありがとうございました。準備から何から、全てこの研修の為にパワーポイントを作ってくださったり、時間を使って頂き、本当にありがとうございました。この研修や日々の対応の中でも「状態管理」や「自分が発信源」という言葉がとっても大切で、自分でも「こうかな?」と考え、意識しながら仕事をすることができたと思います。(まだまだですが・・)
◇「想いや願いを現実にする・形にするための質問」とても苦しかったです。でも勉強になりました。
◇脳の特性の話。自分の言葉、気の持ちよう次第で自分自身の心の状態を整えられたり、それによって行動(接し方や口調など)も変えられる。自分をしっかりコントロールしていきたいと思いました。
◇「今起こっている現象は、自分に原因がある・・」みたいなお話を聞いたときに、はっとしました。相手や環境のせいにするのではなく、自分の発信(状態)が結果となって返ってきていると思うと、いろいろ考えさせられました。
2、自分で実践化できたことと、その経過
◇「とりあえず」をなるべく使わないよう心がけました。それでも、つい使ってしまうこともしばしば・・。使った後に反省、の繰り返しですが、目標に掲げたことで、問題の先送りをせずに、今できることを考えてする姿勢が少しは身についたのではないかと思います。
◇ただなんとなく日々を過ごしていたけれど、自分の願いや想いを確認して保健室を経営していこうと思いました。計画がかたちだけなのは、形式にこだわっているからだと、見ないようにしていた部分をみました。
◇「今日は生徒の話がなんだか聞けない・・」とか「いらいらする」とか、自分の状況にはっとした時、トイレとかで「私は○○な養護教諭です!」とやっています。生徒へは、事実と想像(思い込み)を切って考えるよう、アプローチしています。
◇日々の大切さや「一事が万事」ということ。当たり前のことかもしれませんが、一日一日の大切さを意識するようになりました。
◇保健室において、子どもへの質問シートの活用を通して、子どもの状態を知ることができ、子どもが目的を持って悩みと向き合い、それを解決する前に変容していく姿を見ることができ、まだまだ継続的ではありますが、子どもたちは自分で解決する力をしっかり持っていると思いました。悩んでいる時に自力を促すだけで、子どもたちは自分で考え、行動していくと実感しました。
◇「受容・傾聴・共感」を繰り返すと、その問題が強化されるということを聞いて、オウム返しのような返事や「うんうん」と共感するような態度を改めた。
◇まだまだ実践できていませんが・・時々冷静になって事象を見直すようになりました。状態管理ができるようにしていきたいです。
3、今後、保健室コーチングに期待すること
◇保健室だけでなく、日常生活でも使えそう。応用していくこと。
◇全国の養護教諭の間に、当たり前のように広がるといいなと思います。
◇養成課程で取り入れられているとよかったなと思いました。現役でももっと気軽に触れる機会があるといいなと思いました。
◇この1年でいろんな事を学びました。これを活かして、生徒に様々な方向からアプローチしていけるよう、身につけたいです。
◇関東でも受講しやすくなると、その都度自分の状態を振り返れて良いと思います。
◇状態管理ができる自分と、自分の想いや願いを明確にし、対応や反応にブレないように自分自身も状態管理ができるようになりたい。
◇緑区だけでなく、もっと多くの養護教諭に伝えていってほしいと思います。
◇いろいろなことがいろいろな形で紹介していただけたらうれしいです。取り入れられることを取り入れていきたいです。
4、自分自身に対する気づきや変化はありましたか?
◇「状態管理」について。近しい人(夫とか・・)の状態も気になるようになった。(あ~イライラしてるな~
とか・・)本人には言えないし、自分自身も気分が荒れている時は、まだ乗り越えられるだけの器はないですが・・。
◇最近対応がうまくいかないことが多かったのは、自分の「裏メッセージ」のせいだったのかもしれません。ニュートラルになれるスイッチを見つけます。
◇もともと私は神様じゃないから何とかしてあげられるとは思っていなくて、本人のチカラを手助けするイメージでやってきました。自分の感情が激しく動くこともあまりない性格ですが、やはり状態管理は大事なんだということが改めて確認できました。
◇とってもありました!学ぶ前は自分の状態管理がうまく出来ず、自分自身が原因で苦しくなっていたんだ・・と。気持ちの持ちようって大切なんだなって日々思うようになりました。
◇日々の大切さと「自分が発信源」を意識し始めたことだと思います。また自分でも資料を読み返したりして更に理解を深め、実践に生かしたいと思います。まだまだ知らないことが多いと思うので、「どうかな?」と考えながら、主観に囚われずに対応したいと思います。
◇自分のクセなどを知ることができました。すぐに変えることはできないけど、そういう自分を知ることができ、知っているからこそ、状態管理もできてくると思います。
◇ニュートラルにする・役になりきるというのが苦手だと感じました。無意識の抵抗が強いと思います。自分を認める、自分と向き合うというのが苦しかったです。しかし、それができるようになれば、人を冷静にみて対応していけるようになるのだと思いました。
◇ちょうど転勤の時期と重なり、「前の学校では上手くいっていたことが、同じようにしているのに、今の学校では上手くいかない」ことに、なぜだろうと悩んでいましたが、「1」で書いたことに気づけたのでよかったです。理想とする養護教諭像も改めて描くことができました。
◇「対職員のワーク」良いですね。難しいのは実は生徒ではなく職員(大人)の方なのかもしれないです。
◇初回にお話しいただいた「自己理解なくして他者理解なし」が、ずっとこの研修中、根底に流れていたんだなと、今実感しています。ワークを通しての学びは記憶にも残りやすいので、色々な体験をさせてもらえて本当によかったです。1年間、本当にありがとうございました!
◇1年間、本当にたくさんの事を学べて、楽しく実践する事ができました。資料もいつも興味深くて、読み返
す度に新しい発見をすることがあります。保健室だけでなく、日々の生活の中で、いろんな人とのやりとりでも活用できるのが嬉しいです。とーってもよい経験をさせていただきました。ありがとうございました!!
◇自分も8年目で校種も変わり、職場も変わり、この研修に出会い、いろいろな部分で自分を見直すきっかけになったことをうれしく思います。先生から学んだことをしっかり頭に入れ、自分の力を高めていきたいです。本当にありがとうございました。
◇1年間ありがとうございました。ずっと学びたかったことなので、とてもうれしかったです。ワーク等体験型が多く、自分で実践しながら楽しく研修ができました。個人としても沢山学ばせていただき、実践方法もいくつか教えていただきました。私自身は保健室経営の考え方も変化があり、考え方やアプローチ法を今後実践していきたいと思います。自分自身の広がりももつことができ、保健室が子どもたちの育ちの場となるよう、自分自身の専門性も磨きたいし、しっかりとした考えを持った養護教諭になりたいと思います。
◇1年間研修ありがとうございました。色々な準備大変だったと思いますが、資料やアクティビティがいつも工夫されていて楽しく学ばせて頂きました。生徒への保健指導でも参考にさせて頂きたいと思います。私は経験も浅く、生徒対応等で探り探りながらの対応をしています。なんとなくではなく、根拠を持って生徒の自立を促すような対応を、保健室コーチングの研修を参考にしていきたいと思います。
◇加賀谷先生、一年間本当にありがとうございました。たぶん、1回や2回では言っていることはわかっても、しっくり自分に入ってこなかったと思いますが、回を重ねるごとに、だんだんと理解できてきたように思います。まだまださわりの部分だったと思うので、今後も機会があったら、ぜひ学んでいきたいと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・感想は以上です。
K先生 ありがとうございました!!
いつも、オリジナルな工夫をされ、参加者の感想、ご自身の気づきもsまとめられまとめられるてくださっています。
この地道さ、脱帽です。
この地域勉強会では、資格コースでお伝えする内容も含まれていましたので、
かなりスペシャルですね。
ただ、今後は、無料の講座、勉強会では、ここまでの内容をお伝えすることはありません。(この勉強会に参加された方本当にラッキーです)
保健室コーチングは、自腹を切って本気で学ぶもの だからです。
無料で教えてあげることは、親切ではなく、コンテンツの質の低下を招くと考えています。
保健室コーチングは、支援する側のレジリスンスも高まります。
そのために、徹底的に自分と向き合うことが求められます。
スキルややり方は手に入れたいけど、自分と向き合うのも
お金を出すのもいやという方は
残念ながら
本当の意味での学びはできません。
受講生には それくらいの本気を求めています。
本当に残念ですが
私が愛する養護教諭さんの中にも
「楽して何かを得よう」とされる方もあります。
でも そういう考えの方が
保健室コーチングを学ぶことは危険だと思っています。
深いレベルのものを扱うからこそのことです。
だからこそ、
ちゃんと本気で学んでほしいのです。
自分自身で本気で取り組んで
初めて子どもたちに
生きるとは何かを伝えることができるのです。
自腹を切って 自分と本気で向き合わない人が
子どもたちに何を伝えられるのですか?と、私は思うのです。