(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー 桑原朱美です。
今日のテーマは
「実践報告/あるあるレンジャーカードを全職員でやってみました」です。
「あるあるレンジャーカード」を使った児童理解、自己肯定感の
現職教育の研修の事例です。
養護教諭の先生が
「自分が保健室で使っている教材を、先生方にも知ってほしい」
ということで、企画されたそうです。
養護教諭の先生が、講師として「教えた」わけではなく
自分の保健室での事例も紹介しながら、
カードに付属している「使い方」をもとに
職員全員で実際に使ってみたとのこと。
とても素敵な学び合いですね!
あるあるレンジャーカードは、
自分の中に存在するたくさんの自分をレンジャーに見立て、視覚化したカードです。
自分の中に存在するレンジャーを選びながら、自己理解を深めます。
このカードの制作のもとになったのはNLPで学んだ「パート理論」と
トランスパーソナル心理学の「セルフ」と「サブパーソナリティ」です。
この理論を教育現場で活用した体験などから生まれています。
トラスパーソナル心理学については明治大学の諸富先生が
書籍にも書いていらっしゃいます。
この現職教育の感想をいただきましたので
ご紹介します。
-----------------------------------
<やってみてよかったことはんですか>
・何もない所から話をするのではなく、いろいろな種類から選んでいくという方法でわかりやすく話をつなげやすいと思った。
・自己肯定感について改めて考えることができた。
・「自己肯定感」のとらえや、子どもたちにとっての「自己肯定感」のプレッシャーなどを理解できたこと。
・自分の中にあるもやもやした部分が、言語化することで何となく見えてくること。
・自分が思うその人の事と本人が思うところに違いがあることがわかった。
・子どもの内面をカードにより引き出す方法を知ることができてよかった。
・面白い自己開示カードに出会えてよかった。
・レンジャーの言葉に投影して、自分のことを話せたこと。
・カードを使って素の自分をいっぱい語れてコミュニケートが広がる
・子どもが自分自身のことをどう思っているのかを、客観的にみることができるので児童理解につながると思った。
・その子の内面を言語化しやすくするのに、とても効果があるのではないかと期待できると思った。
・1つのカードからいろいろ質問が出せるので、相手のもっている思いを知ることができたと思う。
・レンジャーの姿を借りられること、レンジャーの種類ごとあり様を類型化されることによって、心の中を表現しやすくなる。
・バラエティーに富んだカード内容とレンジャーの絵を用いた親しみやすさと、それによって子どもが自分を知ることができるチャンスを得ることができると思った
・子どもが見てひきつけられるカードだったので、子どもが教師の前で硬くならずに話ができる。
・「○○レンジャー」という言葉が、嫌な部分を考える抵抗を小さくしてくれることがよくわかった。
・ワークを通して自分の心の中を見ることができた。
・実際にやってみることで、どのような感じがするのかを感じることができた。
・子ども役をやってみて、自分のことを見つめる機会になった。「これもあなたなの中にいるじゃん」と勝手に決められるとムッとするし、なぜか合っていても違うって思ってしまうので、やっぱり『聴くこと』これが大事だと思った。
・自分には、本当にたくさんの『小さな自分』がいて、改めて自分のことが好きになった。
・カードの並べ方が「いろいろな自分がいる中、真ん中に本来の自分がいる」ことを感じさせてくれるだろうと思った。
-----------------------------------
生きづらさ妖怪もそうですが、悪いものを一掃しようとする考えは
「周りから受け容れてもらえる自分だけで生きていきなさい」と言っているようなものです。
自己受容とは、いろいろな自分がいることを認めていくことから始まります。
あるあるレンジャーカードも生きづらさ妖怪も、自己受容の本質的な理解があれば
本当に子どもたちの自己理解、メタ認知につながるのです。
あるあるレンジャーカードの詳細
https://heart-muscle.com/post-10/
それでは、今日も
素敵な1日を!
この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」
2022年11月2日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。
公式LINEアカウントでつながると、ブログの更新情報や講座の情報が最速で届きます
↓ ↓ ↓
------- ご案内 -------
★HMレジリエンスメソッド活用講座(オンライン)11月
講師は、保健室コーチングトレーナーアソシエイト・公認心理師 能代寛子先生です。
★ 中部動画配信研究所さんのインタビューを受けました!
★新教材について、中部経済新聞社に取材を受けました。
★弊社のレジリエンスボードゲームがYahoo!ニュースで紹介されていました。
★HMレジリエンスボードゲームの詳細