(2014年の記事)
2学期になると、学校保健委員会をはじめとした小中学校での児童生徒向け講演、地区単位の養護教諭研修の依頼をたくさんいただきます。
今年も、10月11月12月は 週に何本かのペースで 講演をさせていただいています。
本当にありがたいと感じています。
今日、先日おじゃました小学校から 感想をいただきました。
第1部で 6年生の児童向けの講演、 第2部で保護者の方と先生方に講演させていただきました。
以下、感想です。
【児童のみなさんの感想】
・ 言葉はとても大切。わからないや無理と言ってしまうと、脳が働きそのように出してしまうことを初めて知ったので、気をつけて自分を変えていこうと思った。
・ 一つのことだけにとらわれないように、他にも目を向けられるようになりたい。インターネットやゲームをねる前にすると、睡眠に影響するなと思った。
・ 自分でいったことは、現実になる。ということは、本当だなと思った。脳の主語は「私」で自分が自分に言っていることは「あっ確かにそうだな」と思った。
・ 「無理、だめ、やだ」などふだん言いがちなことが意外に自分に悪いと知ってびっくりした。今度からは言わないように気をつけよう。
・ 脳はできないと思えばできなくなるし、できると思えばできるように脳がするということがわかった。ほめると体が柔らかくなることも、びっくりした。
・ ぼくは、面倒くさいと言っているので、面倒くさくする脳になっていることがわかりました。
・ 全部脳で感じているんだと言うことが、わかりました。
・ 自分が言ったことが相手にも自分にも影響があることがわかった。
・ ぼくは自らへんなことを言ってしまうので、それを言わないようにしようと思った。
・ よく「わからん、知らん」と言う言葉を使ってしまうので、これからはできるだけ言わないようにしようと思った。
・ 何でも「言い方」によって考え方が楽しくなったり、体が柔らかくなったりするのは、すごいと思った。
・ 夜によくゲームをしてしまうけど、病気になってしまうのでなるべくやめたいと思う。また脳は言葉で変わると思っていなかったので、驚いた。
・ いいことを思うと実際に楽しく感じ、悪いことを思うと悪くなってしまうので、毎日いいことを思おうと思った。
・ ほとんどのことが当てはまっていたので、びっくりした。これからは、あきらめたり自分のことを「ばか」と思ったり言ったりしないようにする。
・ 人に向かって悪口を言うと、自分も相手もいやな思いがする。これからも悪口を言わないようにしたい。ほめると自分もいい気持ちになるので、友達をたくさんほめたい。
・ 毎朝、鏡に向かって「自分は自分が大好き」と言ってみようと思った。
・ 一つのことに集中していると、他のことに集中できないのがよくわかった。言葉は、すごい力があるなと思った。
・ 自分で思ったことが実際になってしまう。次からは、自分で思うことはいいことにしようと思った。
・ けっこう思ったことで考え方が変わるなと思った。「ない」と思って探すと見つからないことに驚いた。
・ たとえ失敗してもネガティブにならないでポジティブになって自分のよいところをみつけようと思った。
・ この授業で習った中に、自分でもあることがあるからこれから直したいと思った。
・ いろんなことがわかって良かった。また教えてほしい。
・ 脳の働き、心の働きがわかった。
・ 他のものに集中すると、まわりがみえなくなる。私はそういうことが多いから、他のことにも気をつけようと思った。
・ 僕はあまり人の悪口を言わないから、よかった。初めて知ったのは、脳と言葉がつながっているということ。びっくりした。これからできるだけほめたい。
【保護者の方と先生方の感想】
・ 普段子どもにいっている言葉ばかりで、本当に反省、反省です。もっともっとお話が聞きたかったです。子どもへの言葉がけ、気をつけようと思いました。否定的な言葉・・・言われないと気がつかなかったです。
・ お話は、おもしろく、興味深く聞くことができました。HOWTO本などを読み、子どもの叱り方やほめ方を知ってはいても、なかなか実践することができません。改めて、自己を見直したいと思います。
・ 6年の授業、その後の講演会ともにとてもおもしろかったです。ついつい感情的になり怒ってばかりの毎日ですが、最近少し言葉の使い方を考えて話すようにしています。私自身にも、子どもの言葉を楽しむ余裕が必要だな、と感じました。参考になるお話が聞けて本当によかったです。ありがとうございました。
・ 子どもの気持ちに寄り添えなかったり、感情的に怒ってしまったり、子どもより何十年も多く生きているのに、自分の未熟さを実感しました。行動を省みるよい機会になりました。
・ とてもすてきな講演会でした。「意欲を引き出すことばがけ」を心がけて子育てをしていきたいと思います。この頃はあまり言っていなかった「かあさんのおなかから生まれてきてくれてありがとう」をいっぱい言いたいと思います。呪文のように。
・ 言葉によって肯定的に「~しょう」といい方向へ脳にメッセージさせること。とても良いことだと思いました。自分の言葉で話せるように。主体を周りではなく自分がどうしたいかを考える。参考にします。
・ 子育てに悩み始めていたので、今日のような講演を拝聴することができて、とても感謝しています。発する「ことば」によって子どもが左右されてしまうことがわかり、今日からの生活で改善したいと思いました。これからの子育てが楽しみになりました。ありがとうございました。
・ 学級の子どもたちのできない部分に注目してことばがけをしてしまっていたことに気がつき、反省しました。脳はイメージ通りの自分になろうとするということを、この講演で学び、深く考えるきっかけとなりました。自分自身が子どもの可能性を信じて否定形ではない意欲を引き出すことばがけをしていきたいと思います。とても勉強になりました。ありがとうございました。
・ クラスの児童への言葉がけの仕方で、反応も違うので納得しました。クラスの児童にはできても我が子にはいけない言葉をたーくさん発していたような・・・。反省しています。
・ あだ名をつけるようなちゃきちゃき○○さん、いじわる○○くんみたいなことは、いってはいけないな~と怖く感じました。気にせず言っていたかなと。傷つけては元も子もない。気をつけます。
・ 大学では学べない貴重なお話を聞くことができました。親や教師の声かけ一つで、子ども自分も変わるなと思いました。将来教師になる時取り入れたいし、今のうちから身につけていきたいと思いました。ありがとうございました。(教育実習生さん)
・ 先生の言葉一つ一つが、自分に向けられているようでした。「あなたはできてる?わかってる?」と言われているようで正直自己嫌悪でした。「いかんいかん!脳の焦点化だ」っと思い直し自分のいいところ、できているところを拾い集めました。これからもまた仕事ができそうです。そして、家族にももっとできることがある、と気がつきました。ありがとうございました。