姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

保健室で活用できる手法は?

2006年07月11日 | Weblog
e-Book「音とことばは、ココロへの波動」 作りました。 
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 養護教諭という仕事は、ここ10年間で、さらに多岐にわたり、そして深い部分への対応がもとめられています。

 たとえ小規模校でも、保健室という場に一人で多くのことに対応していくことがとても過負担になってきています。
 
 複数配置どころか(これさえも充分ではない) 学年一人の配置が必要だと思っています。
 
 何をするのが、一番必要なのか?

 サービス業になっていけないのではないか?とも思います。

 してあげることが必要な場合とあえて、突き放して自分でできる支援をしていくことの境界線はなんでしょうか?
 やさしさって、してあげることでしょうか?
 親切運動のように、その子がのぞむことをしてあげることが、本当に長い目でそのコのためになるのでしょうか?
 してあげることは簡単で、「いい人」になれるのかもしれません。
 できるように支援することは、時間もかかるし、根気が必要です。

 その場をとりあえず、乗り切るための対応が必要な時もあります。
 でも、それをすることで、マイナスになる場合もあります。

 真剣に考えれば考えるほど、わからなくなります。
 多くの養護教諭は(あるいは教師が)こうしたジレンマを持っているのではないでしょうか?

 「いい人」が「都合のいい人」に過ぎなければ、それは、人を育てることにおいてほんとにプラスでしょうか?・・・悩む日々です。

 今月に入ってスリーインワンというセッションのトレーニングを受けています。
 まだ、始まったばかりですが、非常に有効だと思っています。

 からだという部分から、私達養護教諭は、子ども達の心の部分に触れて行くことができます。からだの異変の多くは、心のあり方や考え方に由来するという考え方が、最近は受け入れられています。

保健室にくる生徒にも、それは、強く感じます。

 からだと心がひとつであるということは、ここ数年、非常に強く実感しています。
心の中で引っかかっていることを、早く明確化してあげるだけで、元気をとりもどしていく生徒も多くいます。

 保健室では、短い時間に複数の来室者に対し、緊急度を把握し、優先順位を決め、一度に複数の対応をしていく必要があります。
 どうしても、短時間で済ますわけには行かない生徒には、別に時間をとっての対応も必要ですし、相談員やスクールカウンセラーとの連携のもとに支援していくことも必要です。

 クリニックのカウンセリングのように、クライエントの対面時間が決まっていて、その一人のために時間と場所をしっかりと確保する、ということが、現実として、学校現場では不可能なことが多くあります。

 一人の生徒に関わっている間は、他の生徒には対応しませんというわけに行かないのです。

 より短時間で、より効果的にその子に関わるためには、従来のことばだけによるカウンセリングや相談活動では、まったくといっていいほど、時間も場所も確保できません。

 そのための新しいスキルが、どうしても必要になってきます。
 
 そんな新しい視点での、保健室での新しい対応スキルの開発が必要です。
それが、多くの養護教諭がよりその価値を発揮し、同時に子ども達の笑顔に通じることになると考えています。

 そんな保健室でのより効果的な手法を、構築したいと考えています。

 NLP心理学の概念やスリーインワン、などを保健室対応用に再構築し、新しいものが体系化できたら・・・どれだけの子どもたちが笑顔を取り戻し、養護教諭自身もいきいきと仕事ができるだろうと、思いは巡ります。

 そんな新しいものをこの手で作り上げることができたら・・・
 いや、必ず、構築します。

 保健室というちいさな部屋で、毎日がんばっている多くの養護教諭を支援できるような何かをしていきたいと考えています。それが、子ども達の笑顔に直結するのなら・・・。

 なんだか、今日は、意味不明の記事になりました・・・(笑)
 

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