【2012年の記事】
第1期から 進化した点を上げるとすると
○複雑なNLPのワークを FINFの視点で シンプル かつ パワフルにしたこと
○その方が持っている日常的な課題を FINFのワークで 気づきを深め ご自身の現場、日常で どうしたらよいのかの方向性を見つけていったこと
の2点でしょうか。
NLPを学び そのことを 保健室という現場で活用してきた私は NLPの「言語の活用」においては 驚くほどの成果を感じたのですが、保健室という独自の現場で NLPのワークをアプローチに活用するには さまざまな工夫とチャレンジが必要でした。
自分の保健室での取り組みももちろんですが、独立後の実際のセミナーにおいても NLPの日常的活用 教育的活用を 検証してきました。
そこで わかったことは
・本質的なしくみをくずさなければ もっとシンプルに しても 十分機能する(相手の問題をの解決という視点をすて 相手の深いレベルでの気づきを起こすという視点で活用する)
・深いトランスにいれるものは 学校現場で活用するにはマイナス面もある。学校という現場でのアプローチの目的を明確にして使用するワークを選択していく
・子ども達が問題としていることの「何を」扱うのかを明確にした活用をすること
など です。
今回のエンパワーメントNLPには 教育関係者の方はもちろん ビジネスマン ビジネスウーマン のかたも参加していらっしゃいました。
とにかく 日常で 活用しやすい形で また 一人一人の課題に対応できる形で NLPをお伝えしたいという想いで 7日間を作り上げてきました。参加してくださったみなさんが お一人 お一人本当に 心を開いて ご自身の課題を提供してくださいました。
すてきな方々とのご縁に心から感謝します。
さて 最終日
前回 お伝えした 体感質問ワーク「ふみふみリフレーミング」を さっそく保健室にやってきた不登校の生徒に活用したという方のシェアをご紹介します。
○不登校気の生徒に「話をしてやってほしい」と担任から依頼を受けた。顔を知っている程度だったが、さっそくふみふみりリフレーミングをやって気持ちの整理をした。自分で体を動かしていくうちに、いろいろなことを話し出した。最後には笑顔も見られた。ワークを終えて言った言葉は「自分にもまだ何かをやれる力が残っていると気づきました」だった。いつもSCや医者からもこんこんと話をされたり励ましの言葉をうけることが多く、受け身だった彼が自分で動くこのワークで自らの答えを勝手に導き出したことにびっくりした。自分自身、このワークは、この講座で初めて知って練習しただけで「はたしてこのワークをまったく聞いたこともない、体験もない生徒がどこまでできるのか」という不安もありましたが、ビックリするくらいの成果でした。本当に人間は自分の中に答えを持っているんだと改めて驚いた。
とにかく実践してみて 初めてわかることって たくさんありますね。
さてさて
全員の近況報告の後 さっそく最終日のメニュー
今回は「価値観とむきあう」ということで 小さな問いかけから価値観をさぐっていくという楽しいワークを体験していただきました。
本質的なことを ストレートに聴くのではなく とっかかりを日常的なことやゲーム感覚で取り組めるものにして そこからクライアントの価値観を掘り下げていくというワークです。
私と組んでくださったMさんは ずっと課題にしてきたこととこのワークで導き出されたものが ビンゴ! だったのか 深い気づきがあるたびに 「足がびりびりと反応する」とおっしゃっていました。体は本当に正直です。
そして みんなが大好きな 体感ワーク
苦手だと思っていることに取り組むためのワークで 「なりきりモビルスーツ3D」
これまで保健室コーチングなどでご紹介してきたものをもう少しシンプルに すぐに 着脱できるモビルスーツを3D仕様にしました。
このモビルスーツが本当に機能しているかどうかのワークでは
Tちゃんが 「保健アンケートを上手に期限内に回収できるスーツ」をみにつけ チャレンジ
モビルスーツを身につけないTちゃんは 相手が「もう少しまって」というと それに折れてしまう
しかし いったんモビルスーツを身につけたTちゃんは 笑顔ながらも 期限を守らない他の職員に対いて容赦なく要求できました。
人間の無限の可能性、スゴイ☆
十分機能しなかった方は それはそれで 自分にフィットする 別のモビルスーツをあれこれやってみれば きっとフィットするものが作り出せます(作るのも簡単だしね)
そして ポジションチェンジ
苦手な相手の中にアソシエイトすることで 相手の立場を体験し お互いの関係性を 主観的に見たり 客観的に見たり して 相手に対する感情や お互いの関係性に 深いレベルで変化を起こします。
これも すごく 不思議で楽しいですね。
説得したわけでもないのに 勝手に 相手への感情が変わります。
最後に取り組んだのは 自分の制限を体感するワーク
そして エンパワーメントのことばを 全員が 一人一人にかけていく ワーク。
7日間 皆で作り上げてきた 学びの場であり 信頼の場
みなさん 本当にありがとうございました。
参加してくださった方々の感想は 後日アップします☆