(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー
桑原朱美です。
今日のテーマは
「ストレスを軽減する脳の使い方」です。
あなたは、過去を思い出す、未来を想像する時
どのように五感を使っていますか?
保健室コーチングでは、こうした脳内で
想起や想像がどのように行われているのかを
大切な観察ポイントとして学びます。
たとえば・・・
過去の出来事のつらい思い出を
五感すべてを使って、その時の臨場感をからだ全体で
感じ取っているとしたら
意識は「今」にあるのに
体は「過去」と同じ反応をしてしまいます。
未来を見る時も
「ああなったらどうしよう」「こうなったらどうしよう」
と、まだ起きていない未来を
臨場感たっぷりにからだ全体で感じ取っているとしたら
とても苦しいですよね。
一言で「過去を思い出す」「未来を想像する」といっても
思い出し方によって、感じるストレスの強度が違います。
それだけではなく
臨場感たっぷりに強い感情を伴って想起したり、想像したことを
脳は再現しようとする、実現しようとするという性質を持っています。
これでは、日常が苦しみのサイクルから
抜け出せなくなってしまいます。
単に「ネガティブ思考」とか「落ち込みやすい」
ということばで片づけてしまっては何の解決にもならないのです。
ただただ、延々と話を聴いていても
感情にどっぷりつかった状態を何度も経験させているとしたら
脳科学的には逆効果です。
大切なのは、脳や五感の使い方を深く理解し
ストレスを感じやくなっている状態から抜け出すこと。
これ、自分自身のパターンもそうですが、相談活動のクライアントに対しても
同じなんです。
(こういう理論を知らないカウンセラーやコーチがいるのもびっくり!
そういう人に限って資格の自慢ばかりするのですが(笑))
どっぷり感情に使ったままのクライアントの話を
延々聴いていたら、脳科学的には、逆効果です。
いずれにしても、まずは、自分の想起パターンや想像パターンに気づくこと。
気づいて初めて変化させることができます。
自分でそれがコントロールできるのだと実感すれば
相談活動でも、クライアントの囚われにも応用できるようになります。
ストレスとは内側の身体感覚です。
ストレスを感じている身体感覚と
自分自身を切り離すことが必要です。
保健室コーチングには脳の科学に基づいたいろいろんばアプローチ法がありますが
そのうちの1つをご紹介します。
かわいそうな自分でいつづけようとする人は、
はじめはどうなりたいのか、どんな未来を描くのか
ということがなかなかイメージできません。
まずは、5年後、10年後の
ハッピーな表情をイラストに描いたり
その状況を文字に書いたりして
それを毎日見て想像することから始めましょう。
意図的にやらないと、体が覚えてしまった不幸体質パターンに
戻ってしまいます。
つらい過去、つらい現状があるとそれがこれからも続くのだと
無意識に思ってしまいます。
うまくいくと、周りからかまってもらえないと無意識に思っている人もいます。
そういう人に献身的にかかわることで自分の存在価値を感じる支援職もいます。
もう、この構図やめません?
意識で思っていることより
無意識に思っていることのほうが現実化します。
過去や今がどうであれ
未来はいつでも、真っ白なキャンバス
そこに何を描くかは一人一人の自由です。
ストレスの引き金になるのは、環境や他人。
しかし、それをどのくらいの強度で感じるか
いつまで感じ続けるのかは、脳の使い方次第です。
それでは、
今日も素敵な1日を!
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