【2011年の記事】
明日から 保健室コーチングベーシックコース広島会場の 最終講です。
最終講では、不調和についての理解、五感を使ったリフレーミング 承認 のほか、養護教諭さん自身の土台を掘り起こすための様々なワークをします。
3講では NLPのコースで学ぶワークもいくつか行います。
相手の立場になるということを、体を使って感じ取るワーク
相手に対する「感覚」が変わった時、リフレーミングが起きます。
ことばでリフレーミングをしたとしても、本当に深いところで感覚として変化が起きなかったとしたら、それは 単なることば遊びです。
さて、1月~3月に 開催していた ベーシックコース名古屋3期の記録から
「不調和」について 語った部分をご紹介します。
※記録は NLP仲間であるHさんが 私の話した一字一句を(テープ起こしではなく現場でメモ)記録してくださったものです。
テキストでは、心とからだと脳にわけましたが、「心は脳にある」というのが、今の一般的な考え方ですが、ここでは脳=物理空間、心=情報空間と考えてください。
つまり、脳は実際にあるものですが、心は実体がないということです。
何かをやろうと決心するのは心です。
でも、これまでやったことがないことをやろうとすると、恒常性維持機能が働いて、体がやりたくないという反応をします。人間は基本的に変化を嫌いますので。
記憶は体にあります。それで、体と脳がタッグを組んで、やらないように協力します。
まず体が拒否の反応を出します。
例えば、不登校の子だと「学校に行きたい」と心で思っても、体は「行くと怖い」といく記憶を覚えているので、実際に熱が出たりします。これが「変わりたくない」という体のサインです。もどしたりする子もいます。「やりたい」と思っても、体がだるくてやる気が起きないとか。
体が反発して訊いてきます。「それでもやるのか?」と。そこで脳(思考)は分析して、言い訳ややらない理由を考えます。「熱があるんだからしょうがないよね」などと。
心とからだと脳がバラバラに動いているのが不調和の状態。
体と脳がタッグを組むことによって、心(決心)が萎えてしまう。
以前、あるセミナーに一人来ないことがありました。わざわざ反対の地下鉄に乗ってしまって。これは「あそこに行くと変化しちゃうぞ」と体、潜在意識が知っていて、名城線の左回りなのに右回りに乗ってしまうんです。今日のMさんも、金山で降りるのはわかっているんです。(この日電車に乗り間違えて遅れた)
行きたいのに変な電車に乗っちゃう、これはすごくわかりやすい例です。
体は行きたくないから。体は変化したくないことを知ってるから。
他にも家族の不調という形で表れることもありますね。子供が熱を出したり、親の調子が悪くなったりで、本人を行かせないようにします。
ちょっと怪しい話と思われるかもしれませんが、これは心理学ではなく、物理学、量子物理学なんかで言われていることです。
子供を見るときにも、こんな視点で見てみるといいかもしれません。体の記憶が何かを阻んでいることがないか?
何かやろうとすると、意欲が喪失したり、だるくなったりします。それでも意欲、小さなものですが、それで乗り越えると何かが変わり始めます。この考え方を知っていると見方が変わります。不調和とはこういう風に捉えてください。
要は、記憶の部分がバグを起こすということです。バグというのは、コンピュータが何らかの不具合でうまく作動しないこと。体の記憶には、プラスの反応とマイナスの反応の両方があります。繰り返しとインパクトによって、これらの反応が強固になってプログラム化します。思い込みやプログラムとして強化されていきます。
基本的に人間の動機づけというのは、快か不快かのどっちかに結びついています。意欲があって「やろう!」と思うことは快と結びついていて、「やらない!」と思うことは不快と結びついています。
【以上 平成23年保健室コーチングベーシック名古屋3期 講座の記録より】
さて、明日は 何が起きるかな?
テキストは 毎回 バージョンアップを繰り返していますが、
私はテキストやコンテンツそのものをお伝えしているのではありません。
あくまで、コース終了後の復習教材として 何度も読み変えてしていただくためのもの。
その日の内容は、大まかに決まっていても
毎瞬がドラマなので、その場でおきることがすべて学び。
講座はライブ!
私が NLPを学んだ山崎さんも そして波動を学んだ荒島先生・小窪先生も
その場に起きている「ライブ」を優先した講座の大切さと意味を教えてくださいました。
先生方がそうだからそうやっているのではなく、
セミナーのスタイルがだんだんそのような流れになってきたって感じですね。