
(株)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー
桑原朱美です。
今日のテーマは
「一周回って、過去がリソースとなる」です。
1980年~1981年に放送された「3年B組金八先生2」では
『腐ったミカン』ということばや
『中学生が学校で警察に手錠をはめられ逮捕される』
というシーンが話題になりました。
このシリーズで不良役「加藤優」を演じた直江喜一さん。
すでに、57歳。
最近、彼のことがネットニュースに取り上げられていました。
記事を読みながらたくさんのことを感じました。
■加藤優というイメージに苦しむ
・ドラマ出演当時、高校生だった直江さん。町のヤンキーに絡まれ
「勝負しろ」といわれた。
・「加藤優」のイメージが強烈で他の役がもらえない。
・そのため、仕事がなくパチンコに明け暮れる日々。
→イメージというのは真実ではないのにこのことが人を苦しめますね。
■過去の栄光を手放す
・仕事がなく、バイトを繰り返す中、年下の人間が桁違いのお金を動かす姿に
「いつまでも懐かしんでいてはダメだ」と、過去の自分と決別。
・その後、建設会社に中途入社。
「俳優に建物がつくれるのか」と言われる中、建築士や建築施工管理技士の資格取得のために猛勉強。
→妖怪「過去は良かっタヌキ」を手放すことで「今」に集中することのすごさ!
何かを握ったままでは、目の前のことに集中できませんものね。
■一周回って、過去が今につながる
・俳優だったことを上司が知り、営業職へ。一度手放した「加藤優」が
仕事の幅を広げ、営業に役立った。
→過去を手放し、今に集中したことで過去の足かせが、リソース(資源)と
なる。執着を手放すことの大切さを教えてくれますね。
■金八先生の教え
・ドラマ収録のある場面で、直江さんは、「この場面で泣かせてやろう」と思ってセリフを読んだ。
その時、金八先生から『青春ドラマみたいな芝居はするな。かっこつけず、一生懸命やれ』と叱られた。
・現在は、部長にまで昇進した直江さんを支えることばとなっている。
→上手にやろう、かっこよくやろうというのは、「ノイズ」となります。
かっこよいとか悪いとか関係なく「本気」で伝えようとする姿こそ受け取る側に影響を与えます。
人生ってどこでどうなるのかは全く分かりません。
でも、どんなことであれ、本気で無我夢中でやった経験は
自分の人生の質に少なからず影響するのではないでしょうか?
それでは今日も
ステキな1日に!
p.s.保健室コーチング101第3講「コミュニケーションの本質」の感想をUP!
https://ameblo.jp/finf-hime/entry-12691500914.html
この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」
2021年8月11日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。
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