(株)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー
桑原規歌です。
今日のテーマは
「騙すのか焦点を外すのか」です。
10月22日の記事「我慢と誘惑と壁」
に感想をいただきました。
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毎日のメルマガに
朝のスイッチを入れてもらっています。
保健室コーチングコミュニティで
不登校事例のオンライン講座を
視聴し、
ずっと「焦点を外す」が
頭の中にありました。
そんな中での今日のメルマガでした。
夏休み明けから登校しぶりのA子ちゃん。
約1ヶ月相談室登校を続けました。
後半は1日12時間
教室に行けるようになりましたが、
それ以外はほぼ自習したり、
他の相談室登校生と遊んだり。
10月になってから
「この学年が終わる3月を
どんなふうに迎えたいか、
来週から始まる後期を
どのようにに過ごしたいか
考えてきて欲しい」
と声をかけました。
そして、聞いた答えは、
「3月の最後は笑顔で終わりたい。
後期は好きな教科を増やしたい。」
でした。
さらに「そのために何をする?」
と問いかけると、
何の迷いもない様子で
「教室に行く」と。
すごい!と素直に思いました。
その後、私が指示したわけでもないのに、
担任にも教室に戻ることを
宣言していました。
それを聞いて
担任は鳥肌が立ったそうです。
おかげさまで、
一歩を踏み出すことができました。
その後、何事もなく‥‥
ならばいいのですが、
そうは問屋が卸しません。
母親に連れられて
泣いて登校する日が
ポツポツとみられています。
玄関で泣いている彼女を
ひとまず保健室に招き入れた時、
今までの私は
落ち着かせるための手段
(他の話題や手伝いなどの作業)を
「騙す」という言葉で捉えていました。
そこには常に
罪悪感が付きまとっていました。
そんな時に視聴した
オンライン講座とメルマガ。
そこにあった「焦点を外す」
という言葉で
私の心が解けていきました。
また一つ助けていただきました。
A子ちゃんの本当の問題は
学校ではなく家庭にあると思われるので、
この先もX=Yを外すなど、
たくさんのトライが必要そうです。
先生からの学びをはじめ、
みなさんの実践を頼りに、
A子ちゃんに明るい日常が続くよう
がんばりたいと思います。
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感想、ありがとうございました。
現場には
本当に色々な子が
やってきますね。
自分の対応にどんな「意味」を
貼るのか?
「騙す」というと
理論に基づかない小手先の
方法に聞こえますが
「焦点をずらす」というのは
なぜそうするのが有効なのか
という理論を説明できます。
この感想の冒頭にある
不登校事例の講座でも
講師が
自分の対応について
その背景理論を説明していました。
経験的にやってきたことが
脳の科学で説明できることって
たいせつなことです。
その対応に対し
もし、批判をされても
なぜそうするのかの理論を
説明できることで、
納得してもらえれば
一人の子どもに対し、
周囲との協働が生まれます。
それでは
今日も、今日も素敵な1日を!
この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」
2020年10月28日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。
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