(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー 桑原朱美です。
今日のテーマは
「相談活動の構図を変えることで結果が変わる」です。
ぼやきすごろくの実践報告が次々と届いています。
今まで、時間がかかっていた相談も
すごろくを使うと、短時間で、子どもが自然に心を開き
すごろくの質問に答えながら
子どもは自分で気づき、答えを出していく!
弊社のHMレジリエンスメソッドは
桑原の教育現場での実践とNLPで学んだ人間のしくみが
隠されています。
生徒指導や相談活動というと
「大人⇔子ども」という1対1の構造になってしまいます。
※45度の角度にすればよいとかそういうことじゃないです
これを嫌がる子どもは意外に多いのです。
最近は、子どもたちの語彙の少なさや対人経験の不足
コミュニケーション力の不足など、
『どう話してよいのかわからない』という相談以前の問題もあります。
この状態に、さらに大人の側の
「解決してあげたい」「何とかしたい」「助けてあげたい」
「結果をださなくては」の焦る心が加わり
子どもたちのかかわりがぎくしゃくしてしまいます。
このぎくしゃくをニュートラルに戻すのが
相手との間に、共有できる何かを挟むということ
これだけで「大人⇔子ども」の構図(関係)を
「大人⇔共有物⇔子ども」という構図(関係)に変化させます。
すごろくやきせかお、質問カードなどが、相談活動や生徒指導に効果を表すのは、
こうした仕組みがあるからです。
メソッドには、ほかにも脳科学的な理論のもとに工夫されています。
その中で、一番大きいのは、「構図(関係)」です。
先日、またまた興味深い実践が届きましたので、
ご紹介します。
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部活動の時間に特別支援学級の生徒がボールが顔に当たったと来室。
そこに顧問が登場!
「学校に好きなアイドルのクリアファイルを10枚ぐらい持ってき
注意されたけど反抗したって聞いたよ。
そのまま部活動に参加したから、気持ちが落ち着かなくて
集中できてないんじゃない?」
と本人に話しました。
すると、この発言で、またまた気持ちが高ぶり、
泣きながら「推しのファイルがなかったら、学校に来れない!」
と叫んでいました。
そこで、ぼやきすごろく!と思い準備しました。
「すごろく知ってる?やってみない?」と声をかけると
泣きながらも興味を示したのでやってみました。
すごろくを進めていく中で
「決めたら?」の質問のところでコマが止まったとき
「推しのクリアファイルは、学校の手紙を入れるファイルと、
課題を入れるファイル、部活動関係の手紙を入れるファイルの3枚
と自分から決めることができました。
さらに
「有言実行!必ず3枚にする。
担任の先生にクリアファイルを3枚にすると話に行きたい!」
と言って担任のところへ行きました。
そして、担任に反抗したことを謝り、クリアファイル3枚にします
と宣言をしていました。
この時、本人が、担任に
『保健室ですごろくしたら落ち着いた』と言っていたそうです。
担任に話した後、打撲の痛みもなくなり
笑顔で部活動に戻っていきました。
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HMレジリエンスメソッドは、数多くありますが、
どの教材も、大人の側が「こう答えてほしい」「このことに気づいてほしい」
という自分の価値観や期待を手放すことが大原則
この期待や下心があると、対応は必ずと言っていいほど
失敗します。
こんな思いがある時の大人は、目の前の子どもが見えていません。
大人の側の「手柄」「成果」に焦点がむかってしまうからです。
大切なたった一つの焦点を子どもに向けていないのです。
大人の側の想いは、言語になっていなくても
常に、子どもたちに届いています。
コミュニケーションの成果を決めるのは、
スキルではなく、無意識にある自分の側の想いです。
それでは、今日も
素敵な1日を!
この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」
2022年9月29日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。
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★新教材について、中部経済新聞社に取材を受けました。
★HMレジリエンスボードゲームの詳細はこちらです。
★ HMレジリエンスメソッド活用講座10月
10月の講座の担当は、全国大会で分科会講師も担当してくださった
保健室コーチングトレーナーアソシエイト/公認心理士 能代寛子先生です。
質問カードと人生の魔法カードの楽しい活用方法を学びます。
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きせかお・ぼやきすごろく・ほめほめすごろく・ドリームすごろくの
効果的な活用方法と脳科学に基づいた教育相談についてお伝えします。
『脳科学メソッドを活用した新しい相談活動
~子どもたちの「想い」「思考」「行動」を引き出そう~』
★9月26日は月1回の「姫ちゃんと由美ちゃんの波動トークライブ
withそのちゃん&みほちゃん」でした