姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

明日からすぐに保健室で使ってみたいスキルがいくつもありました。

2013年11月06日 | 保健室コーチング

 

【2013年の記事】

 

 保健室コーチング基礎講座 山梨会場 2日目


 1日目に 人間の苦しみを創り出すシステムと 人間の苦しみを解除するシステムは同じであることを4つの視点から学んでいただきました。

 2日目の今日は そのシステムを使ったスキルのトレーニングです。


 単にスキルややり方をまなぶのではなく

 そのスキルを使うときの 支援者の状態がいかにスキルの効果性に影響を与えるか(場合によってはマイナスの結果を引き起こす)ことを 同時に学んでいただきました。

 何を思って どういう状態で

 今 目の前のクライアントに かかわろうとしているのかが

 想像以上に 相手との関係性 スキルの効果性に 影響があることを

 体験していただくことができました。

 

 2日目 メニュー

(1)脳科学傾聴(受容と共感を本来のものに戻し、言語のシステムを意識して聴く)と状態管理法

(2)確認質問による思い込みはずし

(3)アプローチグッズを活用した方法(楽しい質問カードと人生の魔法カード)

(4)問題の本質に迫る質問アプローチ

(5)継続的にかかわり行動化を促し目標達成させるアプローチ

(6)体の使い方や身体への直接的アプローチで子どもの不安や負の状態を緩和させる方法

(7)感覚に変化を起こし、短時間で子どもたちの負の感情から立ち直らせる方法

(8)無理!と思っていることを「やってみたい」「できるかも」「ゲット可能」という感覚に変化させる手法

(9)想いの影響力の検証実験


保健室によくくる子どもたちの訴えに対応できる現実的なスキルを学んでいただきました。

  


特に傾聴においては、クライアントと同一化を避けるためには 自分を空っぽにするのではなく、

ニュートラルを保つ方法をワークを通して繰り返し体験しながら、トレーニングさせていただきました。


また、アプローチグッズを実際に使っての練習では、受講者の皆さんから

「これ、おもしろい!」「自分が入り込むことなく、相手が勝手に答えを出していく」

・・などの反応をいただきました。

 

     

  ↑ 質問カードを使ったアプローチ  支援者にコーチング的質問のスキルがなくても

 代わりにカードが クライアントに必要な質問をしてくれます。

 

    

↑ 人生の魔法カードを使用したアプローチ。

問題そのものを解決するものではないですが 子どもたちが自分の内面を語り始める不思議なアプローチグッズ。

 

体からのアプローチでは、支援者の無意識の想いが 相手の反応変えることを お互いに体験していただきました。


 

クライアント役をされた受講生さんからは 「不安が消える!」 「きもちいい~」 などの感想をいただきました

 

最後のワークでは 苦手な状況を創り出し、自分の中心をイメージすることで  

相手の対応が全く違ってくるという体験をしていただきました。


終了後、参加者のみなさんから

「スキルを一つ一つ学びながら、あの子には子のアプローチでやってみよう・・と何人もの顔が浮かびました」

「すぐに使えるものがたくさんあって 早く学校へ行きたいという気持ちまで湧いてきました」

「アプローチを助けるグッズを早速使ってみようと思います」などなど

の感想をいただきました。

 

ちょっとしたことで、人間は変化する・・・

そして スキルは何もなくても 支援する側の状態次第で クライアントが変化する・・・・

心と体の最前線で 子どもたちに関わっていらっしゃる養護教諭さんには

ぜひぜひ 知っておいていただきたいエッセンスをお伝えするのが保健室コーチング基礎講座です。

 


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