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姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

子どもたちは正論では動かない

2010年08月01日 | 講演・研修・講座・セミナー


 【2010年の記事】
 
 保健室コーチングやママンコーチングでよくお話する事例があります。



 中学校にいるとき、子どもたちがよく保健室でつぶやいていたことば。

 「俺がやっていることは悪いって知っている。先生が言うことは正しいって知ってる。
でも、あいつの言うことは聞きたくない」


 人間は、「意識(ことば)」で、どんなにわかっていても、「感覚」が変化しなければ 行動の変化は起きない、ということを、いろいろな講座や講演でもお伝えしています。

 意欲も やる気も 喜びも すべて 頭で理解することではなく、感じることだからです。

 大切なのは、

 いかに 相手を納得させるコトバや言い方をするかということではなく

 相手の感じ方を変えるアプローチをしていくか、ということです。

 自己否定感も 絶望感も 自信のなさも

 コトバで理解しているのではなく、からだが感じている「感覚」なのですから

 その感覚が作られたプロセスを 人間の仕組みから理解し、

 感覚変化のためのアプローチをしてく必要があります。

 その感覚を作り出している内的世界そのものを変化させていくということです。

 私たちは、無意識にたくさんの思い込みや制限を持っています。

 浅いレベルのものから 言語化できないからだに落ちてしまった深いものまで。

 無意識にあるものは、意識に上がってこない限り コントロール不能です。

 「こんなこと思っていたんだ」と気づいた時に、それをどうするのかという選択の余地があらわれます。

 無意識の中においたままにしていたとしたら?


 意識の20000倍と言われる大きな無意識層に存在する無数のプログラムに抑制され、

 あるいはただそのプログラムの反応するままに生きていくことになります。

 もしも、無意識にある思い込みやプログラムに気づくことができたら、『反応』を『対応』に変えることができます。

 さらに 無意識の特性を積極的に活用すれば、意図的によりよい自分の現在と未来を生きることができます。

 また、人の支援をしている人は、相手の無意識に積極的に・意図的に働きかけ、よりよい生き方を支援することができるようになります。

 私が、保健室でNLPを活用してきたことは、基本的には、こうした「気づき」による 自らの可能性と価値を発見するということでもありました。

 そして、今、

 全国の養護教諭さんとママさんにお伝えているのも

 まさに「可能性と価値の発見」のための 思考法と 人への関わり方です。

 完璧なスキルや手法は存在しません。

 手法がすばらしいのではなく 『人間がもっている可能性と価値」が素晴らしいのだということを、多くの人と分かち合えたら 幸せです。

 姫先生の講座で、いっしょに「価値と可能性」を感じる体験をしたい方、ぜひ、いらっしゃってくださいね。

 25年間の現場での子どもたちの心と体の最前線での関わりの経験と自分自身の学び、人生の変化が プログラムされた講座、研修は、口コミで全国に広がっています。


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