姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

続・思考を整理し感情を客観視するワーク

2022年10月13日 | 保健室コーチング

(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー 桑原朱美です。


今日のテーマは
「続・思考を整理し感情を客観視するワーク」です。

 

前回の記事の続編です。
前回は、思考を整理し感情を客観視するワークとして
いくつかの質問をご紹介しました。


「メルマガに紹介されていた質問を
ワークシートにして、生徒にやってみました」

というご報告もいただきました。

その中で「私たち教師が思っていたこととは全く違う感情を感じていたことがわかり
大人の勝手な思い込みでその子を見ていたことに気づきました」との気づきも添えていただきました。

詳しいことは省略しますが、完成法は、脳の空白を刺激するので、
その結果として、相手の思わぬ思考やビリーフが見えることがあります。

以前、このワークを、お母さん向けの講座でやっていただいたことがあります。
書いたことを、3人1組でお互いにシェアしていただきました。

ある参加者の方がこんなことを書かれていました。

・私は、イライラしています。
なぜなら、子どもが私の言うこと聞いてくれないから

・私は、そのことをいやだと感じています。
なぜなら、私のことをわかってくれないと思っているからです。

・私は怒っています。
誰も、私ががんばっていることを認めてくれないから

・私は、悲しいです。
なぜなら、私が〇〇してあげたのに、何の感謝もしてくれないから



気づきましたか?


全部「~してくれない」という表現になっているのです。
自分の感情の原因が、「外側にある」という表現ですね。


あらら
「妖怪クレナイもん」が出まくっちゃった

でも、この方、素敵だなぁと思ったのは、
他の方のシェアを聴いて、自分の思考のクセに自らから気づかれたこと。

他の方が書かれたのは

私はイライラしています。
自分の言ったことがちゃんと伝わっていないと感じたからです。

私は、そのことをいやだと感じています。
なぜなら、自分の伝え方の未熟さを痛感したからです。


このシェアを聴いて、先ほどのクレナイもんが出まくっちゃった方が
「あ!」って叫ばれたんです。

なになに?どうしたの?って
そのグループのほうへ行ってみたら

「やだー。私、全部相手のせいにしてる!恥ずかしいわ」って

いやいや、そんなことはありません。
それに気づけるってすごいことですよ!


文章完成法ワークの面白さって
こういう思いがけない気づきがあるところですね。

前日の波動脳科学セルフアクセプトコースでも
別の文章完成法のワークをしました。

そのシェアでも、自分の無意識の
ビリーフや思い込みに気づきましたという方が
いらっしゃいました。

無意識下にあるものは、気づいて初めて
意識に引き上げられます。


意識に引き上げられて、初めて
じゃ、どうする?っていう選択ができます。



別の事例をもう一つ。
これは、現職中に生徒にした質問

「今の困った状態がこうなればいいなという未来の状態って
どんな状態かな?ちょっと具体的にしてみよう」

彼のいったことを、保健室の卓上ホワイトボードに
書き、それを共有しながら話を進めました。

・友達が、自分の話を笑顔で聞いてくれる
・困ったときに助けてくれる
・担任の先生が優しい言葉をかけてくれる


ちょっと笑ってしまいました。
「なるほど、で、自分は、どう変わっているの?」

この質問に対する、彼の答えにぶっ飛びました!

「え?だって先生、周りが変わってくれなければ
自分は変わり様がないでしょう?」


あらら、こりゃ、あんた生きづらいはずだよね・・
と思いつつ(笑) その後、彼との保健室でのやり取りは
数か月続いたのでした。

長くなるので、彼とのやり取りは省略しますが

外側を変えてあげることは、簡単で・・・

クラスの子に
「あの子にやさしくしてあげてね」とか、
「困っていたら声かけてあげてね」とか

周りを変えていく。

 

もちろんそれは大事なことですが

そこばかりでは、
周りが変わってくれるのが当たり前になってしまいます。

現実を本当に変えていくためには、
本人自身が、自分自身の思考や言葉を変えていくこと
思考や言葉を生み出すのはビリーフ。

丁寧に丁寧に時間をかけて、そのビリーフを引き出す

そして、ビリーフを緩めていくことが
生きる力の育成につながると思っています。


それでは、今日も
素敵な1日を!
 

この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」
 2022年9月11日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。

 

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