姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

そんな魔法みたいなことあるわけない、の疑問にピリオド★保健室コーチング3日間集中講座感想(3)

2013年01月17日 | 保健室コーチング




 保健室コーチング3日間集中講座 感想第3弾です。



 ≪そんな魔法みたいなことあるわけない!!の疑問にピリオド!≫



 今まで、基礎講座や単発講座を経験するたびに残っていた疑問や不完全感。

 わかったふりをして帰る家路。そして頭をよぎるのは

 「短期間に変化を起こす…そんな魔法みたいなことあるわけない」

 「これまで何十年も生きてきたのにそれを簡単に変えるなんて、無理」

 「簡単ならばだれでもやっているはず、難しいからできないのよ」と感じてきました。

 でも、保健室コーチングのことがやはり気になっていた私。

 なぜこんなにも気になっていたのだろう?と考えてみると、

 実は、「他の養護教諭よりうまく保健室経営がしたい」「あなたに保健室を任せておけば大丈夫!と言われたい」という、

 優れていると評価されたい自分であったからだと気づきました。

 このような本音はなかなか言えませんが、3日間の研修を終えて、そんな自分がいると言うことができ、

 そんな自分がいてもいい…と思えるようになりました。

 実は、この3日間もなかなか信じることができない私でした。

 1日目の理論の部分は、何の抵抗もなく私の中に入れ込むことができ、もっと詳しく説明して欲しいとさえ思っていました。

 資料にないパワーポイントを書き写すのに必死だったけどついて行けなかった…。でも、理論を学ぶことは苦にはなりませんでした。

 なぜなら、よりよい保健室経営をするために、たくさんの本を読み、実践書を読んできた今までの私のパターンでよかったから。

 後で先生に、理論の部分が書き写せなかったので…というような話をしましたが、

「そんなことはどうでもいいですから。」

と言われてしまいました。

いや、現場では理論があっての実践でしょう!!と思ったのですが…でも確かに、理論はすぐに忘れてしまう…。



 2日目からのワーク。私は、ワークは嫌い。

 カウンセリングの研修でロールプレイや、サイコドラマなど、どうやって適当にやろうかと考えていたくらいだから…。 


 ワークにはまってやっている人を、よくやるよ…と思いながら観ていました。


 同様に、保健室コーチングのワークでも「○○○と、自分で思えばいい」と言われても、

 それを体が(?)拒否していた(心かもしれない)。思ってもいないことを思えばいいなんて、

 それは矛盾しているでしょう?と、いつもの批判癖が頭をもたげました。

  でも、やるしかないので何度か回数を重ねるうちに何となくできる様になってきました。

  不思議!なれてくると、そんなに苦痛なくやれるようになってきました。


 コーチ役が私を変えようとしていないので、深い部分に自分でたどりつくことができました。

 答えている時は、楽しくもありまた苦しくもあり、それはよく考えてみると日常と同様でした。

 繰り返される質問は、そのたびに答えを変え最後には自分に返ってくる。

 
 たとえば、夢を達成するための道具なんて元々は存在しないのだけど、ワークを通して考えることにより、

 その道具は自分自身であると気づき、達成するためには自分がやるしかない、という図式になる…と思ったり気づいたり。

 また、「自分が決める、信じる」の部分が頭で理解できず苦しみましたが、過去は捨て去り、今の自分はできると思えばいい、

 と思ってみました。

 思うだけでいい、そんなシンプルなことでいいの?

 でも、今は未来につながるので、今できる、と思えなければ未来を明るく想像することはできない、そう思えてきました。


  今回、やっぱり信じて来てみてよかった

 最後には自分の中からエネルギーがわき上がるのを感じました。

 短時間に子どもを変えるではなく、その前に自分が変わる、頭でっかちな私もそれを体感させていただきました。

 姫先生、本当にありがとうございました。

 また、全国各地から幅広い年代の方が集いともに学べたことは、本当にすばらしい体験でした。

 また、グループのアシスタントの先生方がどっしりと構え、また、現場での実践を本音で語ってくださったのも、心にじーんと響きました。

 それは、どんな自分も認めてもらえるからで、自分で答えを出す導きをしてくださったから、そして、あなたはできる存在だと、

 認めて関わってもらったからだと思います。


 家に帰ってみると、少し家の様子も変わっていました。

 ここ数ヶ月、悶々としていた娘にいらだちを感じていた私でしたが、自分で決めることを始めていました。

 小さなことだけれど、それはとてもステキなことでした。

 その報告を受けた私は、大丈夫、できるから!と、答えることができました。

 今までの私だったら、○○したら△△になるから…と、不安を先取りしていたことでしょう。

 それが、娘の足かせになっていたことに気づきました。

 
 また、学校では、いつも私を困らせる生徒が来ても、あなたはできる存在!と思って関わるだけで、その子に対する困ったという感情はなくなりました。

 だから、安心した関わりができています。

 
 今までの他の研修では、ただの疲労感に終わっていたのに、保健室コーチングは自分に変化をもたらしてくれました。

 毎日の何気ない出来事の中に、3日間で学んだ気づきや、それに似たような体験がいくつもあります。


 その場だけの研修にとどまらず、日常で体験することができる「生きた学び」をさせていただいたと感じました。本当にありがとうございました。

 (M・Mさん 養護教諭)




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