(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー
桑原朱美です。
今日のテーマは
「現象化とルート2の法則」です。
最近、いろいろなところで
物事の現象化が早くなったと言われます。
ふっと思ったことが、現実化するとか
やりたいと思っていたことの裏側にくっついている本音が現象化するとかってことですね。
願えば叶うなんて言葉もありますが、
意識で思ったことより、無意識領域でもっていることが先に現象化するので
「なんで?」ということも実際には起きてきます。
現象化する、実現するということばは
なんだか努力が実るとか成功するというイメージが先行するかもしれませんが
必ずしも、いいことばかりではありません。
一番先に現象化するのは
「こうなったらいやだな」「こうなるのが怖い」という本音です。
現象化に関連した法則があります。
これはルート2の法則と言われるものです。
もともとは占いの統計学で言われていることだそうですが、
私が師事している波動理論の先生はその本質を理解するため、いろいろ研究されたそうです。
以下は、桑原が2010年に、波動の先生に教えていただいた「ルート2」の法則の概要です。
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ルート2の法則とは、植物の根の成長(土の中での出来事)と
茎や葉などの成長(表面、外側の成長)の関連性をもとにした考え方。
人間は自然界の一部であるので、自分に起きる出来事(体調も含めて)は
同じような流れで起きる。
土の中で、根が一定の長さに伸びると、それに呼応するかのように、
表面では、芽が出て茎が伸びようとする
そして、その芽の成長に呼応するように、また根が伸びる。
このそれぞれの根(内側)と茎や葉(外側)の時間的な法則を
ルート2の法則と呼ぶ。
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人間の日常の中で起きている「原因(種⇒根)」と
「結果(芽が出て茎が伸び花が咲く実がなる)」との関連と見事にリンクします。
原因(種)とは、人間がだれしも持っている様々なビリーフや
自分では意識していない性質的なもの、あるいは何かを始める時の最初の想いや本音です。
例えば、自分が持つビリーフや奥底にある性質は
それを呼び起こしたり、共鳴する何らかのきっかけ(昔感じた同じような強い情動)に触れた時、
それがよみがえります。
このときの共鳴した想いが、種となり、ルート2の法則によって
しばらくは表面化せずに深い部分で根を張っていきます。
そして根がある程度まで伸びた時、外側に現象として現れます。
少しずつ間隔をおいて、根が伸び、
それに呼応して表面的に現象化(体調不良や精神不安、マイナスな出来事など)します。
これは、私たちが何かを始める時の「想い(種)」が何かによっても
様々な現象(成功・失敗・トラブル)として現れます。
意識の上では、●●したい(する)!〇〇を実現させたい(する)!と思っているのですが
その裏側に~がいやだから、~が怖いけど、~になったらどうしようがあれば
それが種になり、その裏の想いの種から裏の想いの根が生え、その根から生まれる目が出て茎が伸び
花が咲き、実がなるということです。
現象化が早くなったと言われているのは
種から根が生え、根の成長に呼応して芽が出る、茎が伸びる、またそれに呼応して根が伸びる
・・・このサイクルのスピードが速くなっているのです。
ふとした不安、無意識に発する言葉に注意しましょうというのは
こういうことです。
ただ、裏側にあったものが現象化することがなく、何となくうまくいっていた人という方もいらっしゃいます。
それは、実は、その人の実力ではなく、周りにその人の裏側を引き受けていた人がいたり
大きな組織ではピラミッド構造の下部にいる人が、上層部にエネルギーを放出させられていたから。
しかし、今、それがうまくいかなくなっています。
その人の「本来の姿」があらわになってしまったり、
これまで隠すことができていた大きな組織の闇の部分に光が当たったり。
これが、今、ルート2の法則の加速によって
起きているのです。
なんだか、難しい話になってしまいました。
起きていることのもともとの種は自分がまいている。
起きていることはだれのせいでもなく、自分で蒔いた種の結果は
自分で刈り取るしかなく、その覚悟が必要ということです。
それでは、今日も素敵な1日を!
この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」
2023年3月3日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。
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