「オトナの、メディアリテラシー」著者 渡辺真由子さんをお招きしての講演会が無事終了。
さすが、元テレビ局記者として自ら取材をされてきた渡辺さん。
淡々とした話の中に、実態を綿密に調べ、メディアリテラシーという視点で本場で研究された上でのお話は、もうぐいぐい引き込まれ、あっという間の2時間でした。
やはり一番心に残ったのは、
「これまでのいじめは、家に帰ると、とりあえずいじめという現実から逃れることができた。しかし、ネットいじめは、家に戻っても、追いかけてくる。24時間、いじめが行われる。」
というお話でした。
そんな子どもたちの微妙な変化を察知する大人としてのポイントもおしえていただき、本当に勉強になりました。
私は、すでに学校を退職しているので、子どもたちに直接伝える機会は激減してしまいましたが、今日、参加された皆さんには、今日のお話をそれぞれの現場で伝えていただきたいと思います。
渡辺さんは、8月に、ネットいじめの本を出版されます。
その時には、また、このブログでもご紹介したいと思います。
これまでのいじめは、学校の中というある一定の場で行われていました。
しかし、ネット上で繰り広げられるいじめは、コピペによって、あっという間に全世界に広がる可能性があります。
個人情報を勝手に掲載され、本人の知らないところででっちあげの話を全世界に公表される危険もあります。(事実、そういうことが起きています)
ネットのいじめや嫌がらせによって、いのちを絶ってしまうほど追い詰められる子どもたちが、あとを絶ちません。
こんな現実を、はやくこの世から消したいです。
起きている現実の問題を把握し、それに対応するとともに、
メディア自体のいじめ助長につながる番組や報道の自粛
そして、大人自身がメディアリテラシー、ネットリテラシーを学ぶ必要もあります。そして、今や、学校裏サイトで、いじめの対象となっているのは子どもたちだけでなく、教師自身もターゲットになっている現状を、知っておく必要もあります。
みんなが笑顔で、豊かな心で生きていける。。。そんな社会を作るのは、私たち一人ひとりなんだと思います。
最後に、今日の講演会に参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました。遠くは関西、北陸からも来てくださった方、感謝します。
そして、快くこの講演会を引き受けてくださった渡辺さん、ありがとうございました。
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たしか、初めてコメントさせていただいております。
携帯電話(機能としてはポータブルのパソコン)は、子どもがほしくてほしくてたまらなくて勝ってもらったもの。
それが、自分を傷付ける情報を伝達したり拡大したりする道具になっている。
子どもは、友達(本当は友達ではなくなりすましかもしれないが)に裏切られただけでなく、自分が愛する携帯にも裏切られたということも、精神的には大きなダメージになっているのでしょう。
ある意味では、携帯は人を差別しません。
無差別性は、娯楽や交友の提供だけでなく、攻撃も同じです。
「自由や欲望の追求に伴うリスク」の問題を考えさせるための絶好の教材となります。それは、当然、子どもより親に対する教育のきっかけとなるでしょう。
難しい問題ですね。
ネット管理者のモラルに頼る面が
多いのでしょうが、
大人であれば取捨選択出来ることでも
小、中、高正では無理でしょうから、
取捨選択、無視していい事の判断能力を
持つ事の教育も必要ではないでしょうか。
書込みするのが一番悪く、
させないよう仕向ける教育も
必要でしょうけれどもね。
ブログへは初コメントです。
ネットいじめについて勉強させていただきました。
保護者会の中でも、勉強すべき案件ではないかと常々思っています。
親の方も昨今は携帯メールでのやりとりが増え、噂話もメールで…ということが多いようです。
子供のいじめのことを勉強し、自分たちは…と顧みる必要があるのではないかと思います。
あると思います。
この頃、ネットでのニュースを多々聞きます。
僕は、よさこいをやってて小学生や中学生に会う機会が多いんですが、隙があれば携帯を見てたりネットを1日に何回も見るなんてことを言ってます。たまに、「○○が本当にうざいんだってって」とか、「今日みんなでアイツのこと無視したんだって」ってさらりと言われてしまうと、なんだか唖然となってしまいます。
ネットや携帯は紙一重だと僕は思っている一方、ただの文面だと思ってしまいます。こうやってふと考えさせる話題もあれば、どうしようもないことも・・・
ただ、あんまり大きな単位で考えずにまず自分単位から、それから周りの人達へ笑顔を作っていけたらと思います。
国会でも問題としておりますね、早い時期に規制をかけないと重大問題となるでしょうね。
姫先生、頑張って下さい。応援をしています。
失礼します。
Googleにて拝見
「イジメ撲滅」のご案内
ご笑覧ください。
http://www4.ocn.ne.jp/~kokoro/