姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

自分が変化を体験することが現場での力になる★ベーシック第2講 信州

2012年11月19日 | 保健室コーチング

【2012年の記事】

 保健室コーチングベーシックコース第2講

 美しい秋の信州で 本当に心が温かくなる学びの場となりました。

 第2講では、質問アプローチと養護教諭のリーダーシップ、そして アイデンティティを取り上げます。

 保健室コーチングでは 子どもたちの問題を解決するためのスキルを学ぶのではなく、「思い込み」に気づかせ 「次につながる行動化」「人生を通して生きる知恵となる気づきやものの見方」という教育的視点を大切にしています。
  
 初期のころの保健室コーチングベーシックコースに比べるとお伝えするスキルの数は減っていますが、非常に本質的なスキルと状態管理を徹底的にトレーニングさせていただいておりますので 現場で起きる子どもたちの変化や養護教諭さんを取りまく周囲の状況の変化が大きくなります。

 1講からの1か月についてのシェアでは

◎この1か月、状態管理を意識的に行った。ちゃんと中心を置いた状態で、頻回来室者の生徒にPPをやってみたら、イライラしていたのがすっとおさまり 「もう大丈夫」といって短時間で教室へ行った。そのあとまた来室したが自分の顔を見ただけで「大丈夫」といって 戻っていった。養護教諭が状態管理をしてそこにいるだけでこんなにも違うのかと驚いた

◎友人と旅行に行ったら、友人の一人が体調不良をを起こした。特に何をしたわけでもないが 背中をさすっているだけで 顔色がよくなってげんきをとりもどした。ほかの人から「すごいね、なにやったの?」といわれた。自分でも不思議でした。

◎頻回来室の子がパタッと来なくなった

などなど おもしろい変化が日常の現場でも起きていたようです。

 さて、第2講では

 意識の焦点が 人間の内的状態にどれくらい影響を及ぼすのかを体験し、それを踏まえたうえで 質問によって何を引き出すのか? 意識をどこに向かわせるのかを念頭に入れてのトレーニングをします。

   

 中心に向う質問(KOKUBOクエスチョン)では クライアントが持ち込んでくる表面的な問題を手がかりに 本当の問題をさぐりだします。これはかなり クライアントにとっても苦しいので 別名『悶絶質問』『鬼の質問』

 この質問は 学校現場で使うときは ある程度のところで止めますが
 コース内では、とことん深いレベルまで掘り下げます。

 それをすることで、受講生さんの気づきを引き出します。こうした自分自身と向き合う作業こそが 生きて働く力量となります。

 さっそく信州会場の受講生さんから こんな感想をいただきました。

 千葉会場の受講生さんからも同様な変化を体験したという感想をいただきました。

 養護教諭のリーダーシップでは、ゴールを掲げ そのゴールに他の職員が主体的に向うために、リーダーとしてどんなコミュニケーション能力を発揮すればよいのか? また、リーダーとしての視点には ミクロ マクロ メタ という3つの視点があることなどを お伝えしました。



 さらに 養護教諭として あるいは一人の人間として 自分が何をする人なのかを明確にする 『ニューロジカルウォーキング』のワークで 深いレベルから湧き出す自分の願いの源泉を感じながら それぞれのアイデンティティをメイア核にしていきました。

 

 第2講でも 要所要所に 『内的プログラムを見える化』するワークを取り入れ、いつも同じパターンで繰り返すプログラムが発動するその瞬間を 体感したり、それに対してどのような状態管理をすることで そのパターンを崩すことができるのかを体験していただきました。


  

 自分で言うのもなんですが・・・

 保健室コーチングベーシックコース 半端ないコースです。

 本気で 養護教諭という仕事、教師という仕事、自分の人生、子育てに向き合いたいという人には ぜひぜひ 受講してほしいです。

 

   

 




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