姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

これぞ保健室コーチングの真の威力! アドバンスコース島根最終講(1)

2014年08月03日 | 保健室コーチング

 

 


保健室コーチングアドバンスコース最終講が始まりました。


 最終講では、なぜか 欠席が2名もあり 本当に少人数。


いや、だからこそ じっくり時間をかけておひとりおひとりが直面している課題に取り組無ことができました。

アドバンスコースで大切なのは、スキルを学ぶことではなく、人に変化を起こすしくみを、より深く理解し、クライアントに必要なアプローチを自分で組み立てて行く力です。

そのための一番の近道は、自分の課題を投入して自分自身が変化を体験することです。


さて、最終講1日目

午前中から、ものすごいことが、起きていました。


朝から、元気がなくやたらと腕組みをし、顔色が悪くなって、お肌のつやもも悪いIさん。

「今日は朝から抵抗が起きていて、はいつくばってきた感じ」とのこと。

 

この1ヶ月のことをいろいろ聞くと、どうやら、彼女自身の時制が過去に戻っているのでは?という感じ。

 

その話をし始めると、なんとアシスタントのりほちゃんが、『腕がちぎれそうなほど、痛い!!!』と、反応!

Iさん「なんども今に戻るリセットをかけたんですが・・・」

自分で認識しないうちにその人の時制が「過去」になっている時に

『今、この瞬間にもどりました』の宣言をしても、『今』の意味が変わるので戻れません。


私たちの「時制」の焦点は、思わぬ状態を引き起こします。

そのことをちゃんと知っているかどうかって、いろんなスキルを知っていることより」重要なことです。

Iさんは、以前、独自のタイムラインを持っていたので、そのチェックをしてみるが、タイムライン自体は大丈夫。

 

そこで、復元ポイントを仮に決めて、そこに戻す宣言をしてもらいました。

 

すると、すでに過去の出来事が、未来のタイムライン上にみえました。

 

やはり、過去にいっていたのです。

2講が終わってからの1か月、「過去」に意識が戻ってしまう出来事がたくさん重なっており、

きちんとリセットをかけるということがされていませんでした。


やっと、納得されました。

この段階で、今ここに戻る宣言。

 

顔色がピンクになり、冷えていた足に体温がもどりました。

 

りほちゃんの腕の痛みも同時に消えました。(彼女の中の過去の体験と共鳴していたようです)

 

波動理論を学んでいると、応用力、柔軟性が高まります。


さて、午後は、ベーシックで学んだアプローチ(ポジションチェンジ)の復習と、

アドバンスバージョンで応用的に使う、という学びをしていただきました。

一つ一つの基本的なワークは、クライアントの状態によって組み合わせたりしながら、

応用的に活用すると、さらに効果的に変化を起こすことができます。


 

  


保健室コーチングでは、問題を解決することが目的ではなく

その出来事によって 心理的身体的にダメージを受けている状態を元に戻して

元気に学校生活が送れるようにするというアプローチをします。


子どもたちの内面で起きていることを的確にとらえて変化を起こすために

シンプルなアプローチを仕掛けていきます。


 保健室コーチングのアプローチは、 NLPの手法を学校教育用バージョンに書き換えたものが主流ですが、

 独自のワークもたくさんあります。(NLPのワークは複雑で長いものが多く 学校現場にそのまま持ち込むのは無理が多く、中には教育等視点から見ると取り入れる必要のないものもあるので)


 「Comon-come on!」のワークも、オリジナルワークの一つです。


 行き詰まりを感じたり、苦手だなと思ってしまうシチュエーションで起きる内的な感覚の大本の体験を探り当てるシンプルワークです。

 この感覚の「意味」が分かると、同じような感覚が起きるシチュエーションを現実性の中で感じた時、身体の反応に振り回されず、意識的に選択することができます。

無意識にあったものを意識に引き上げるということは、人生の選択肢を増やすのです。



 この続きは 次回の記事で★

 


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