姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

「聞いていてスカッとしてきもちよかった!」学校保健委員会 中学生の感想が届きました。

2012年10月17日 | 講演・研修・講座・セミナー




 10月4日におじゃました 蒲郡市塩津中学校の学校保健委員会での 生徒向け講演「ネット社会の落とし穴」の感想が届きました。

 養護教諭の先生が送ってくださった ほけんだよりの冒頭に

 『保健室に来た生徒。「先生!昨日の学校保健委員会!よかったね。いろんなことを、バッサバッサと勢いよく話してくれたから、聞いててスカッとして気持ちよかった。友達関係のこととかも、そのとおりだと思った」と笑顔で話してくれました。』と書いてありました。

 なんだか嬉しいですね。

 さて 以下は 生徒さんの感想です。(抜粋)

【生徒の感想 (1年生)】

・携帯のメールでは、人の気持ちは伝わらないことなどを学んだ。例えば、「元気だよ」といえば、元気な顔を想像するが、元気でなくても文字では、「元気だよ」と書くかもしれない。自分の思っていることを伝えるには、やっぱり相手の顔を見て、どんな気持ちでいるのかが分かった方が、話がはずむと思った。

・メールなどを頼らずに、五感を使うということを学んだ。パソコンは、多くの人と交われる。しかし、多くの危険があることを知った。
・文字だけでは、内容が不足してしまう。「ありがとう」「ごめんなさい」は口から言ったほうが良いことや、相手の目を見て堂々と話すことも必要だと学んだ。

・いつかは、持つようになると思うから、その時は、今日の話を思い出して気をつけたい。

・この話を聞いて、携帯やパソコンをやるのは、ほどほどにしようかな・・・。と思った。

・メールでは、簡単に悪口を書けます。たとえ人から「○○ちゃんはイヤだ」と送られてきてもその話には乗らないようにしたい。

・携帯電話がほしくてしょうがないのですが、親にとめられている理由がわかりました。「気軽に使用できる=危険なもの」ということが分かった。


【生徒の感想 (2年生)】

・うなずけることが多かった。「メールでの告白」は、正直だめだと思う。「メール」というのに逃げているだけで、相手に何も伝わっていないと思った。

・その人の価値を決めるのは、文字の言葉だけじゃ無理!!ちゃんとその人と向き合い言葉を交わして接していきたい。

・「インターネットを禁止にする学校があった」けど、一人だれかが正常じゃない使い方をしたから全員禁止というのは、無責任だと思った。ネットで何か言うのは、絶対責任を持ちながら発信したい。

・規歌先生の話は、意外と毒舌なところもあったけど、実際にあったことを詳しく教えてくれて、自分と相手の考えは絶対合っていることはないなど。本当に聞いていて無駄な話がなく良い学校保健委員会だった。

・本当の友達は、大事なときに気にかけてくれる友達だと思う。ネットコミュニケーションでの友達は、友達でない。

・犬の動画では、音楽が違うだけで、幸せな家族にもなるし、悲しい家族にもなる。

・「10人が10人とも同じ価値観なんてありえない!!」という言葉がすごい胸に響いた。私は、グループでいると口数が少なくなって、みんなの意見にいつも合わせるのですが、これからは、しっかり自分の意見も言いたいと思った。

・インターネットなどを使って、人の悪口を言うのは、最悪だと思う。

・一番印象に残ったのは、「あなたのことを、あんなに小さな画面で伝えられますか」確かに、自分自身を伝えるには、体を使い相手に会って伝えるのが、一番伝わりやすいと思った。

【生徒の感想 3年生)】

・携帯のイメージは、「便利」。しかし、メールに絵文字がないだけで、「嫌われた」とか思うことは、異常だと思った。そして、ニュースで聞く「漢字が書けない・読めない」などの文字離れなど、人が便利さゆえに人として、おかしくなり脳が発達しなくなくなるのであれば、絶対に必要のないものだと思った。

・メールは、相手の顔が見られないということを改めて感じることができた。僕が送ったメールで相手がどう思っているのかは分からないけど、これからは、相手のことを考えたメールにしようと思うことができた。

・僕たちの脳は、イメージなどで勝手に解釈をつけてしまうということを初めて知った。メディアとかの映像などを何度も見ていると自分もその中にいるような錯覚を起こすこともあるので、気をつけて使用するようにしたい。

・人の感じ方は、人それぞれだから難しいものだと知った。「見て」「聞いて」「感じる」この3つが必要だということが分かった。周りの環境にとらわれず、正しいものを見極めたい。

・一番心に残ったのは、アメリカの自由には、責任がついてくるが、と日本の自由には、責任がもてていない。と言うこと。

・桑原先生の話を聞いて共感することがたくさんあった。用事を言ったり持ち物を聞いたりする手段としては、SNSは良いと思うけど、誤解をまねくことが多い。人は、表情とか、声のトーンとかで何を思っているのかが分かるのにメールでは、分からない。思っていることを伝えたいときには、相手と直接話すようにしたい。

【保護者の方の感想】

・ネットのトラブルなどメディアで取り上げられることが多く目にしますが、他人事のようにあまり深く考えていませんでした。親よりも子どもたちは、無防備で、いつ加害者になるか被害者になるか心配になりました。アナログコミュニケーションの大切さをアナログ世代の私たちが、子どもに教えていかなければいけないと実感しました。

・自分の子どもには、関係ないことと思っていてはいけないと思いました。いつ加害者になるか、被害者になるかわからないという言葉は、強く心に入ってきました。家庭でのよく話し合いの場をもって、正しくネットなどを使えるようにしていきたいです。

・携帯を持ったり、インターネットと関係をもつようになるので、親がこの危険性を十分に教えてあげることができればと思います。親の方も勉強しないといけないなと思いました。またこのような機会をもうけていただければいいなと思います。

・自由には、責任が伴うという話は、とても納得しました。

・テレビやゲームに興味をもつようになり、こちらが声をかけても、「うん」「ああ」だけの返答でコミュニケーション不足を感じていました。一生懸命に話かけるのですが、気持ちが伝わっていない感じです。顔を見て思ったことを話すことの基本が今の子どもたちには、欠けすぎていると感じました。  


 塩津中学校の生徒さん 先生方 保護者の方 ありがとうございました!





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