日向で雪遊び

WTRPGやFGOなどのゲーム。
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異国迷路のクロワーゼ 第十二話

2011年09月24日 | 異国迷路のクロワーゼ(終了)
最終回になります。
これで終わりというのもちょっと寂しいですね。


クロードと一緒に歩いているも、ギャルリの人とすんなり話せるようになった湯音。
一時は怖がってましたが、それが嘘みたいですね。
そして本人の猫好きは相変わらず。パリの猫や、ヤニックさん家の看板の猫にも興味津々。

そんな雑談もそこそこ。家に戻っては、クロードの手伝いをしようとする湯音ですが、掛けられていた手袋に触れられてクロードは激怒。
それは、今までの中でも一番強い言葉。ショックもあって引く湯音ですが、オスカーさんからフォローがしっかりとは言ってますね。
そしてクロードからも、伝言が。この辺の不器用さがクロードらしさでしょうか。
一時のお暇をもらった湯音ですが、ギャルリの中を散策する途中、鈴の音を聞いてふと・・・。

彼女が出歩いているわけですが、やっぱり気になるクロード。色々と難儀な彼ですが、どうにもほっとけず。
外に探しに行くも、しかしこれが見つからない?
ギャルリの人たちも探しに回りますが、やはり見つからず。

何気なくヤニックさんと話してみると、これがビンゴ。
それから少し歩いて見上げると、そこには屋上にいる湯音の姿が。
確かにギャルリの中なわけですが、これは予想外。というか、危険地帯なんですが(汗)

どうも湯音はヤニックさんの猫を探そうとしていたわけですが、その猫は10年前にすでに逃亡。
何でも、首輪をつけたら嫌がって逃げたそうで。

そもそも、なんでそんな猫探しをしたのか?
異国にいるだけでも大変なのに何故?と当然の疑問を持つクロードですが、その理由は、一人だけ何にも出来ない事が嫌だと。
クロードから、自分の目の届くことにいることが仕事といわれるも、それしか出来ないのかとやっぱりショック。
これは言い方が悪いですねぇ・・・。
無意識なのか、数歩下がり、それで下へと落ち。しかし、そこはまだガラスの上。
幸い、地面には落ちませんでしたが、クロードは慌てていました。というのも、彼の父親が落ちて亡くなったことが重なって仕方ない。

「何も出来ないのはお前だけじゃない! 俺だって爺さんだって、そんなの同じだ!!」

恐らくは自分が認めたくないこと、どうしようもない本心ですね。
声を必死に張り上げて、精一杯手を伸ばして湯音を引き上げることに成功。
頭の熱も冷え、クロードは自分のことを話し始めました。手袋のこと、父親のこと。
その父がグラン・マガザンで作業中に死亡したことも。連れて行きたくなかったのも、これが理由ですか。

戻ったクロードですが・・・湯音の履物がないんでお姫様抱っこ。
周りも楽しそうですが、何より本人が照れ照れで可愛いぞw
そのクロードから降り、心配をかけたことを詫びる湯音ですが、いるだけでも安心させてるんだからとオスカーさん。

「私、ギャルリの家族になれたでしょうか?」
「ああ」

おずおずと問う湯音に、クロードは優しく答え、実に嬉しそうに笑う湯音でした。
最初のころから、家族になりたいと言ってましただけに、喜びもひとしおでしょう。
暖かい笑顔は、締めとしては最高です。


アニメ化以前から今に至るまで、巻数が2巻しかないという状況だっただけに色々と危ぶまれていましたが、それをあっさり吹き飛ばす素晴らしい出来でした。
何分、原作のストックがないだけに、それを如何に膨らませ、魅力的にみせられるのか・・・この辺はスタッフの腕の賜物でしょう。
柔らかな雰囲気を持ち味に、特に背景に気を入れ異国情緒を見事に出していたのは大きいですね。
また、キャラクターとしては、オスカーさんとアリスが愛されてるなと思ったり。
安定した年長者として脇を固めたオスカーさんと、奔放さで話を引っ張れたアリスの役割は、見ていて実に気持ちのいいものでした。
こういう点としては、原作よりも出番が多かった分、扱いが良かったですね。

反面、浮浪児とのその後の絡みやグラン・マガザンのカットなどの幾つかの省略された点は気になったかな。
とはいえ、広げ過ぎるよりもきっかりまとめてくれた方が嬉しいので、左程問題はないかと。

何はともあれ、これで最終回。十二分過ぎる程に楽しませていただきました。
スタッフの方たちには、心から感謝を。
ありがとうございました!
コメント
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