50年前の江古田

父が50数年ぶりに江古田を訪れた。旧制大学を卒業した後、東京都の教職員として最初に旭ヶ丘中学で教鞭をとっていたらしい。
その後に隣の開進第４中学に移動になり合計8年間を江古田で過ごしていた。

私の家はその旭ヶ丘中学のすぐ近くである。江古田駅まで迎えに行って一緒に歩いていると「ここは◯◯くんのいえだったかなぁ・・」とか「ここは◯◯商店があったところだ」とか言いながら懐かしそうにしている。
年寄りの話だから半分以上は聞き流しながら、一緒に「わたなべ」という蕎麦屋で天丼を食べた。
コジャレた店で結構イケる。
おりしも3月30日は父の誕生日だ。少しは親孝行になったかな。

としまエコミューゼタウン

「としまエコミューゼタウン 」豊島区役所の新庁舎を中心とした開発の名称が決まったようだ。
公募で選ばれた名前らしいがなんともダサイ名前だ。それまで仮称で呼ばれていた「クヤクション」のほうがよっぽどユニークでよろしい。
なんでも国際都市を意識したらしいが、そうは言っても池袋はどう考えても中国人とヲタの街だから「としま緑色フォカヌポウタウン」とかの方が合っている。
たかだか平米８０万円程度の地価なのに、坪３３０万～と超強気な値段設定がされているが、きっと即完売してしまうことだろう。

さて、昨日は床屋で髪を切った後で三分咲の石神井川沿いの桜は眺めているうちに光が丘の桜はどうだろうと思いそのまま自転車で走ってみた。
行きは下り坂が多くて良かったのだが、当然帰りの登り坂で心と脚とおしりが痛くなって泣きそうになった。おまけに光が丘の桜はまだ咲いていないし・・
半べそで家に戻ったがどうしても納得出来ないので夕方から哲学堂公園の桜を見に行ったがこちらはよく咲いていた。もちろんバスで行った。

2日連続桜台

2日続けて桜台を訪れたのはたぶん中学校以来のことだろう。
土曜日は池袋で用事を済ませた後で仲間の床屋で散髪をしてもらった。
夜には親のところに行くつもりだったので、隣のこれまた仲間のパン屋で手土産を買った。
ふと調理場を除くと同級生がケーキを作っている真最中だったが、構わず呼んで10分ほど世間話をした。
中学時代の彼からは腕の良いパテシエになっている現在の姿は誰も想像できないと思う。人生は面白い。

翌日は引越しの準備に追われ遅い昼飯を食べているとLINEにたくさんのメッセージが入っている。
夕方になってこちらも一段落ついたので、皆が集まっている居酒屋に顔を出すことにした。
茶碗屋の旦那の息子は今週末が都立高校の受験だという。志望校に受かればいいね！
音楽教室をやっってる社長に「こっちに越してきたら暇つぶしに音楽教室に通いたいが、先生は指名できるのか？同伴できるのか？」なんてことを聞いたら「そういう店じゃない！」と怒られた。

仕上げにみんなで駅前の「孝華」というラーメン屋に入ったら、昨日のパン屋が一人で食事をしていた。
なんでも日曜日は夕飯をここに食べに来るらしい。せっかくメシを食べている最中に迷惑だったかもしれない。

江古田の病院で生まれ、所沢で育って、桜台と青山で学校生活を送り思春期を過ごした。
この歳になってまたここに戻ってくるとは・・・やっぱり、人生は面白い！