蜘蛛の糸

当然のようにドボンだ。
悪夢が醒めやらないまま、何もできずに南場を迎えることなく飛んだ。
次局もあっという間に１万点を切りノー和了が続いていた。
南場の親番で高目３色の２ソウを１発で引きあがってもドベには変わらなかったし、それはなんとここ６半チャンで５回目のドベであった。

「今は何をしてもだめなのだろうなぁ」と諦めていた。
ところが場替えをしてクスブリ君が動くとツモが一変した。
急所のドラのカン７ソウ、高目の６ピン、赤５マンとたて続きに引きリーチ！好調であった先輩から１発で出る。
さらにオーラスカンチャン王子はウラウラを引きあがって「それは役は何？」と言われながらトップをとった。

最終戦、国士の親っかぶりをしながらも、後ひっかけ親マンと高め裏どらツモでひっくり返した。

人生はそんなものなのだ。落ち目の時は自分でどう動いても結果は最低。
他人によって偶然もたらされる蜘蛛の糸にすがりつくしかないのだ。
思えば７年前もそんな風に偶然助けてもらった。
そしてそれを手放すまいと必死に努力をして、なんとか今がある。

送ってもらう車の中で友人に日曜日のことを尋ねた。

私「私の行動は間違っていたのか？」
友「仕方のないことだろう。でもお金は諦めて手を切った方がいい」
私「嫌だ！お金は絶対に返してもらう。でも、しばらくは大人しくしていることにする」
友「それがいい、そのうち状況も変わるよ」

悪夢のような週末

悪夢の始まりは自称「地域一番店」であった。
たまたま駅に用事があった帰り道、ふらふらと「地域一番店」の階段を下りていた。
今にして思えば何かに取りつかれていたのだろう・・実に恐ろしいことだ・・
それにしても誰もいないパチンコ屋のオーラは独特だ。
あっという間に２万を超える金が溶けていった・・・

その夜の麻雀も最低で、さらに２万円近い金が溶けていった。
翌日はデートの約束をしていたが、すでにだんだん面倒になってきていた。

日曜日DVDを買うだけ買って見ないでいた「墨攻」と「容疑者Ｘの献身」を続けざまに見た。
何とか出かけないですませることを考えていたのだが、結局その悪い流れに抗うことができなかった。

食事代と飲み代で３万が溶けていった。
さらに別れ際「２万貸してほしい」と言われた時、さすがにブチ切れて別れ話を持ち出した。
「わかった！ここに口座番号を書いておくから来月振り込め。そしてもう２度と会うことはない！」
・・この悪夢のような週末のケリをつけよう・・

ところが走り去ろうとしたら車のドアにしがみついて泣いているではないか。
あぶなく引きずったまま走り出すところだった・・
周りの視線も気になって、ついドアを開けた時点でまた悪夢に引き戻される。
醒めることのない悪夢が続いている・・・

暖かい春がすぐそこに

春の明るさの中にまだ冬の寒さが残っている朝だ。
それはちょうど出会いと別れをあらわしているみたいだが、残念ながら出会いの気配はまだない。
だからまだ別れないでいる。今、私はそんな状態だ。

それでも毎日乗っている西武池袋線の線路わきでは勿忘草が紫の花を咲かせだした。
桜のつぼみも膨らんで開花を待つばかりだ。

もう春である。

天に触れども天を掴めず

東○○からの呪いの電話以外どこからもお誘いがなかったので暇つぶしに家の近くで1円パチンコを打った。
「北斗の拳」を夜の8時頃から打ち始めた。
およそ300回っている台であったが、とにかくリーチが発展しない。
ジャギに2回踏まれ、アミバにも2回「デク」呼ばわりされ、サウザーには何度となく叩きのめされて5枚目の1000円札がなくなろうとしていた。
4円のパチンコなら20000円相当の支出だから諦めて帰るところだが、1円パチンコだからもう少し・・（本当は当たるまで・・）と思った矢先いきなりユリア登場！

今日のケンシロウはやたらと強い。（ケンシロウってこんなに強かったっけ？？）
よけるのは上手いし、剛掌波を受けても何事もなかったかのように立ち上がり百烈拳をくりだす。
あれよあれよと言う間にいう間にプレミアエンディングの20連荘を超える。

「ラオウが天に還る」・・・何年ぶりの快感だろう・・・

ところが20を超えて21、22と伸びていく。
スロットと違いバトルゲームに行くまでに時間がかかるしボーナスゲームを消化するのも時間がかかる。
25連、いっこうに止まる様子がないままについに閉店の時間を迎えてしまう。
店員から「まあたくさん出たんだから・・」と変な慰めを受ける。
「あり得ない！」玉はいらないからエンディングを見せてくれぇ～！！

アテからのお誘い

最近フィリピンのアテからしばしばメールが届く。

昨年フィリピンでは２度とも本人よりアテにもてなされた・・
（特に1回目は本人不在での訪問だったし・・）

初めのアテはタガログ語しか話せない人だったからコミュニケーションがとれなかった。
もう一人のアテは私の拙い英語が理解できるくらい英語力があったから、いろいろな話ができて楽しかった。
彼女は妹に比べて1.5倍くらいの体格であったが、その分1.5倍以上賢かったし、よく笑う明るい人であった。
だから、その後もメールが来れば律儀に返事を書いている。

しかし、メールが来る時期に問題がある。
というのは、彼女の妹に対して「そろそろ潮時かな」と思うころ、なぜかメールが送られて来るのである。
彼女がテレパスというわけではなく、たぶん私が電話をしなくなったり電話に出なくなると「アテ、メール書いて」ということになるのだろう。
アテとしても出来の悪い妹の頼みだし、自分にもきっと余録があると思うからせっせとメールを書くわけである。

子供を使い、姉妹を使い、使えるものは何でも使って私にお金を使わせようとしている。

コムサのスーツ

入学式用にスーツを買いに休日にもかかわらず池袋に出かけた。
サンシャイン通りは相変わらずの人混みであったが、普段見慣れたスーツ姿のサラリーマンが見当たらずなんだか違う場所に思えた。
結局コムサで選んだスーツは私のスーツよりウエストは２５センチも細いものであった。
・・ここには私が着れそうな服はないようだ・・

夜はお決まりのメンバーで卓を囲んだが、配パイもツモも好調で負ける気がしない。
スーツの代金の1/4を回収させていただいた。

天罰

シャイな彼女にご執心の友人に麻雀の神より天罰が下った。
当然オール右側で４００近く走った。にもかかわらず「ワンセット付き合ってくれ」と全く懲りない。
挙句にそのシャイな彼女に嘘をつきたおしている。
曰く「フィリピーナとお付き合いしたことはない。」
曰く「フィリピンなんて行ったこともない」
そんな奴はフィリピンパブになんか行かないし、OPMを歌ったりはしないよ！
しばらくは神の怒りがとけることはないだろう・・

さて、ワンセットの約束でお付き合いした店は知っている顔だらけだ。
その知っている顔達は知り合った場所も時もマチマチだからややこしい。
もっとも義妹までいるのだから、詳しくは奴に聞けということだろう。
あの社長は如才がないから店もきっと前より流行ることだろう。
しかし今後私自身の評判が良くなることはない。

HSK検定を受けに早稲田に

昨日HSK検定を早稲田大学で受けた。
かつてこのキャンパスで学びたいと思ったが、私は受験を失敗し私のマブダチは成功した。
彼の後輩にだけはどうしてもなりたくなかったので浪人するのを諦めたのだった。
その後、元々デキル彼は出世をして、今や有名企業の役員様である。
そして今でもマブダチだ。

人生は紙一重であるが、彼の方が私より紙一重努力をしたことは間違いない。
しかしこの紙一重をめくることは容易ではない。

今回のHSK検定もろくすっぽ勉強せずに臨んでしまったから、その紙をめくることはできない。
努力を重ねても浮かび上がれない者もいるというのに、努力を怠っているのだからどうしようもない・・・
次は必ず紙一重めくって見せる！

ホワイトデー

久しぶりに３連投を敢行した。A-A-AではなくA-B-CでもなくA-B-Aというローテーションであった。
しかも、同伴延長→延長→ワンセットという尻つぼみヘタれローテーションである。
お金がないわけではないから情熱をなくしているのかもしれない。

スロットが2500枚→2000枚→0枚とうまくリンクして3日前と現在の所持金はほとんど変化がなかった。

急ぎ働き

ホワイトデーのお相手は、結局一番新しい指名ということになりそうだ。
まあ自然の流れと言えるが、何も考えていない「手なり」とも言える。

流れのついでに昨日同伴した。
お店を見渡すと友人が指名していた若いババエはすでに消えていた。
子分のひげ女と一緒に江戸を売った模様である。
いなくなる前に財布から金を抜かれた奴が何人かいたそうである・・
いくらなんだって「急ぎ働き」にも程度があるってものだ。

その代りにちょっと可愛い系の姉妹が入店していた。
しかし姉妹とか従姉妹とかの触れ込みで性質が良かったペアは見たことがない。
きっと同じ穴のムジナに違いない。

初心忘れるべからず！

そう言えばゴルフの帰りに友人の新しい指名を迎えに行った。
Ｐナにしては珍しく時間どおりにやってきた彼女はフィリピンパブで見たイメージは
とても地味で違和感があったが、昼間の時間帯ではそれが正しく矯正されて見えた。

ひょっとしたら彼は良い拾いものをしたのかもしれない・・

もう少し話もしてみたかったが、花粉症があまりにひどいので先に帰らしてもらった。
人ごとながら今後の展開が楽しみだ。
でも先に断わっておくが、イロイロまでは付き合えないよ！

飲み屋でちやほや遊んでいるのと、パートナーを求めることは別のことである。
自分の近年の失敗はそれをごちゃまぜにしてしまったことが原因だった気がする。

そして、フィリピンパブデビューのころに、とあるレストランのマスターから
「兄弟が３人以下でカレッジ卒、親がきちんと仕事をしている・・そういう娘を選びなよ！」
とアドバイスされたことを思い出した。
初心を忘れてはいけない。

史上最悪の花粉

日本初の花粉症による死傷者になりかねないいきおいであった。
この時期のゴルフはやはり無謀だったか・・
雨上がりで気温も上がりおまけに強風。
通常の4倍の投薬もただ体調を悪化させるだけであった。

こんな日に限ってやたらと誘いの電話が鳴る。
家に来て看病してほしいのは山々だが、後のことを考えてひたすら耐えた。

12時間ベッドに横たわり、どうにか動けるようになった。
来年のこの時期は海外に避難したいものだ。

ホワイトデーは

ホワイトデーが近付いたとたんにやたらとお誘いを受ける様になった。
ホワイトデーが終われば「祭りの後」のようにまた静かになる。
本命不在なので一番面白いお誘いをしてくれた人のところに行くつもりでいる。
誰かなあ・・・

神様ありがとう！

「第一志望に合格しました」息子からの電話は自分が合格した時よりはるかに嬉しい。
それは私立の医学部に行くとしたら、腎臓や角膜を売ってでも払わなければならない2000万が1/3になり、その心配がなくなったからではない。

我が息子の努力が報われたことが、ただただ嬉しいのである。
彼にとっては実力でつかみ取ったものだろうが、私にとっては「神様ありがとう」である。

神様、今日は同伴してもいいですか？

花粉症に倒れる

昨日は最悪の日であった。
その前日からくしゃみが止まらなくなり「眠たかと思うと自分のくしゃみで起き、そして薬を飲む。」
を何度か繰り返すうちに投薬量がリミットを越えたらしく、言いようのない悪寒に襲われた。
結果としてベッドから起き上がることもできずに丸1日を過ごす羽目になった。

こんなときだけ一緒に暮らすオンナがいればなぁとつくづく思う。
ただし、気の利かないオンナはごめんだ。
具合の悪い時にいらつかされるのは堪ったものではない！
結局ひとりが気楽なのかもしれない・・