冷静に考えるとこれは単なる不倫である。しかし淫靡な感じはないし、うしろめたさもないのは何故だろう?変化球の好きな煮え切らない日本人と違って、ピーナは直球勝負、開けっぴろげの国民性だからだろうか?特に思い込んだときにはその直球は100マイルを超える速さで火を噴く。もはやイチローでも打ち返すことは不可能だ。不倫をしていると言うことは謂わばランナーを背負っているようなものだから何とか変化球を引っ掛けさせてかわそうと思うのが我々日本人だが、彼女たちは平気で振りかぶって渾身のストレートを投げ込む。我々はそんなことに惹かれるのかもしれない。
離婚・慰謝料・養育費等についての質問を受ける。そもそも今日は教会に行くはずだったのだが、雨だったので朝の9時に中止の連絡を受けてほっとしていた矢先のことだった。「オネガイガアル。ハナシアル。」11時に迎えに行くと「イマキガエテイル」で20分も待たされた。せめて、こんな雨の日はブリリアントなイタリアンレストランでランチでも食べながら軽い会話を楽しみたいのに・・なんて重いのだ・・今日のカルボナーラには背油でも入っているのだろうか?鈍い痛みが私の胃を襲う。
「娘を連れて行っていいか?」断る術を持たない私は、その数時間後「はじめまして・・」なんて笑顔を振りまいていた。その娘は、あまりお母さんに似ていなかった。と言うよりそこらへんにいる小学生そのものであった。自分の事はどう説明をされているのだろう?なんてことが頭をよぎったが今更考えたところでどうしようもない。ただただ現実を受け入れるのみだ。ケーブルテレビを初めてディズニーチャンネルに合わせ、しばらくした後で三人で食事に出かける。残る最後の娘に会った時か更には自分の息子がそこに関与した時に何らかの結論が導き出されることだろうが今はあまり考えたくない。
花粉症の薬の代金を払うと200円くらいしか残っていない。いくら給料日の前日とはいえこんなその日暮しをしていてはいけない。お陰で(貧乏な)フィリピン人のように家でじっとしているだけの生活を余儀なくされる。幸い日本では携帯電話が料金が後払いなので電話だけはできる。彼女に電話をすると「明日迎えに来てね。起きるまで電話するから心配しないで!」って俺の身体は心配じゃないのかい?そうこうしてると別線からオイデコール!こっちはやけにハイテンションで楽しそうだ。いろんな人が電話に変わり誰と話しているのかわからないままに電話を切る。どちらに行きたいと思ったかは言わずもがなである。
夕方に友達から電話がある。聞けば彼女がそこにいると言うではないか。「バカな!」今日は給料日前なので自宅でおとなくしていようと思ったのに嫌な予感がする。家に帰るとすぐに着信が10回を超え、前回もそうだったが根負けしてしまいワンセット出撃するはめになる。・・そんな気がしたよ!「今日○○さんにいつ結婚するんだ?と聞かれたよ」「貴方の友達はみな反対していると思ったのに」・・聞イテネェ~、オレハナニモ聞イテネェ~・・さらに別の店に移った自分の友達の話題で「あいつらは性根が腐っているからそんな店には死んでも行ってはいけない!」だって!友達って一体なんなの?
「貴方のいない間に家に入っていいか?」というメールが来たので、「いいよ。盗られる物は何もないからね。でも奪っていった僕の心を返してくれる?」と返信すると、「だめに決まっているだろう!」だって、軽いジョークなんだからマジに怒らないでよね!「magnanakaw!(盗人野郎)」
昨日は義理のお姉さんとやらが娘(姪?)を連れて来るとか、あるいはそこに行くとかで、理由なんてどうでもいい。とにかく静かな一日を過ごす。しかしそれは嵐の前は静かなのだ。朝6時から電話が鳴り出す。6時半についに出ると、「一緒にいようと思ったのに」だとか「今度はいつ会える」だとかグズグズ言い出す。1日会えなくたってなんてことはない。1ヶ月会えなければ他に女を捜しだすし、1年会えなければすべて忘れてしまう。しかしその後もメールと電話で攻撃され続ける。
昨日は結局ラストまで付き合い、その後サリサリへ行きいつもより早く解散。
「明日行くからね」と別れ際に言われたような気がしたが、気にも止めずに家でセイムパズルをやっているといきなりやってくる。そして暮れでもないのに大掃除を始める。掃除をしながら今までのフィリピンパブ遍歴を根掘り葉掘り聞かれ、(勿論30%も吐かないが)挙句に「貴方もBHのCにやられたんだ!」と大喜びされる。家がきれいになるのはありがたいが、私の心は汚されたようだ。その時になってやっと、目的が家宅捜索だということに気が付く。
「明日行くからね」と別れ際に言われたような気がしたが、気にも止めずに家でセイムパズルをやっているといきなりやってくる。そして暮れでもないのに大掃除を始める。掃除をしながら今までのフィリピンパブ遍歴を根掘り葉掘り聞かれ、(勿論30%も吐かないが)挙句に「貴方もBHのCにやられたんだ!」と大喜びされる。家がきれいになるのはありがたいが、私の心は汚されたようだ。その時になってやっと、目的が家宅捜索だということに気が付く。
電話で今、出張していると告げると
「どこ?」
「水戸だ」
「アニート?イカウ、何、考えてる!?」
「違うって!ミト!わかる?モーテルじゃなくてミ・ト!」
「冗談冗談、じゃお土産に納豆買ってきてね。」
「・・・」
その日の夜に着信が10回もありました。やむを得ず午前2時出撃!
「どこ?」
「水戸だ」
「アニート?イカウ、何、考えてる!?」
「違うって!ミト!わかる?モーテルじゃなくてミ・ト!」
「冗談冗談、じゃお土産に納豆買ってきてね。」
「・・・」
その日の夜に着信が10回もありました。やむを得ず午前2時出撃!
まだ目覚ましがなる前に電話が鳴る。混濁した意識の中でコールバックすると「今日はさよならだから・・」・・あれあれ出撃要請か?珍しいな?・・と思っていたら「・・絶対に来てはいけない!ヘルプでほとんど席につけなくて本当に無駄だから!」だって。「さよならパーティーだから来るな」っての初めて聞きました。
「今日は「心の日」だから必ず会いに来てね!」「はいはい」と、のこのこ出かけると店内は意外にすいている。そう言えば「もったいないからお店に来ないで!」発言以来、お店に入るのは久しぶりだ。店に入ると、いきなりプレゼントを渡されるが、妙に大きな袋だ。中を見ると複数の包み紙がある。「娘たちから・・」軽くやばい。胸やけがしてくるが、そこは良い人だからさわやかに微笑んで「ありがとう」と答える。さらに「初めて買ったから、どれを選んだらいいかわからなかった」とネクタイをプレゼントされる。今までに100回以上はついた嘘がこういう時につい習慣ででてしまうのだろう。が、そういうことは大好きだ。「フィリピンではネクタイはあまりしないからね!」なんて、私はすでに日本で過ごす時間が長くなっているであろう彼女に答える。すると「今度、温泉に連れて行ってね」とフィリピン人が考え付かないようなことを言い出す。ココハフィリピンパブダッタヨナ!!
帰りにハマグリを買ったので利尻産の昆布で出汁をとり湯豆腐を仕立て一緒にいただく。あっさりとして実に美味い。アドボだシニガンだカルデレータだで疲れた胃が癒される。ついでに疲れた心も癒される。と思ったら、いきなりドアをノックされる。「鍵は開いてるよ!」と答えるのは間違いで「鍵は持っていたっけね!」どうだろうやっぱり鍵を返してくれないか!
予定どおりスロットが出たので初心を貫徹し2日連続でパロパロ?する。さんざん楽しんでおいて言うのもなんだが、彼女のことを忘れたわけではない。そして今週もまた家にやってくるだろう。とくにバレンタインデーもあることだし・・しかしスタイルの良い若いフィリピーナを見ていると、何が悲しくてオバピーを選ばなければならないんだろうという疑問はわいてくる。論理的な思考が苦手で感情で生きる彼女たちにとってボディは重要なアイテムであるから、体型を崩すと伝達手段を一つ失うことになる。
さすがに限界を感じるので、他の店で息抜きをすることにする。そこの若いタレント?と歌えや踊れやですっかり盛り上がる。ふと気がつけば、かつて一杯喰わされたタレントになんとなく似ていて、すっかり気に入っている自分がいる。いまさらどうすればいいと言うのだ!そうは言ってもスロットが出たら後先を考えずに今日も歌ってしまうのだろう。所詮はそんなものだ!
昨晩(正確に言えば本日未明)今日はお茶っぴきなので「早あがりだ」といつもより2時間ほど早く起こされる。軽く食事をし終えると「寄ってっていいか?」とあがりこまれる。1時間ほどの時間をかけI-PODを更新して、やっとの思いで床に着くと、自分の身体が蝕まれているのがよくわかる。昼すぎにまた電話で起こされる。「むすめと話して欲しい」と言われ、また良い人のふりをする。電話を切ると急に胃の痛みを感じる。「限界が近い!」