時は止まらない

パチスロに存在意義を否定された私の心はうつろに彷徨っていた。
「裏切ったな！僕の気持ちを裏切ったな！父さんと同じに裏切ったんだ！」

一度折れた心を立て直し、再度戦いの場へと向かった。
「…僕はいたい。僕はここにいたい。僕はここにいてもいいんだ！」

私は心とお金を取り戻して友人の待つ駅へと向かった。
時間に遅れた弟は置き去りにしたし、自分が店に着いた時間に電話をよこした彼女もシカトした。
暗闇の中で落とした縫い針を聞き分けるくらいその時私の感覚は鋭敏になっていた。

半年ぶりに行った店では大盛り上がりであった。
若いババエもマガンダもいないのに楽しいと思える店はえらいと思う。
以前指名していたババエからも嫌な顔をされずにすんだ。

Ｅ嬢にも見習ってもらいたいものだ。なぜならここは飲み屋で、私は客なのだから・・・
金を払っているものに嫌な顔はなしだろう

Ｊ嬢の話も聞いた。まだ新宿あたりで働いているそうだ。
私と別れた後、新しい男ができたがそれも長続きしなかったらしい。
どうか幸せを掴んでもらいたいものだ。

池袋の件もそろそろ時効だろう。あの店に行く気はさらさらないけど・・

最後に今の彼女の友達を名乗る輩が出てきた。実に世間は狭い！
しかし、それも昨日のことだ。時は止まらない・・

ラゴッ（ト）

ビサイヤでは「ムカつく」とか「イライラする」という意味で使われる。
タガログでは「ナカカイニス」に当たるが、この「ラゴッ（ト）」という単語は存在する。
聞いたところによると、この単語の後に二人称を表す「カ」を付けて
「お前のせいだ！」という非難や中傷として使うらしい。
寄ってたかって指差して「ラゴッ（ト）カ」と連呼するのだそうだ。

誕生日が近い・・・

誕生日に「ラゴッ（ト）カ」とシュプレヒコールを浴びながら取り囲まれるのだけは避けたい・・

意外性

給料日とＧＷ前の暇な店から彼女は電話してきた。
「仕事の話をするために弟君を待っている」と答えると、
「心と心がつながっているから大丈夫だ」と答える。
彼女は日本語が上手くない。時々ありえないようなセリフを口にする。
そういう意外性のあるセリフは好きである。
人によっては「口先ばかり」と怒るかもしれないが、私が飽きないためには必要不可欠なことだ。

しばらくして、仕事の打ち合わせを終えたところで合流した義妹とともに彼女の店に行く。
楽しくワイワイやっていると
「今度、彼（私のこと）とあなた（義妹）のお店に行くわ」と言い出す。

あの店に彼女を連れて行けるわけがない！

j40の仲間はまだいるし、いくら今は友達が指名してくれているとはいえYちゃんだっている。
そういう意外性はまっぴらである。

別人

昨日ベッドから落ちた。
私はこれでも寝相がよくベッドから落ちることなどまずないのだ。
落ちた後の床がなんだか気持よかったので、そのまま掛け蒲団を引きずり下ろしそのまま寝た。
朝目覚めるとなんだか爽快である。

たまには落ちてみるものだ。

正月に大三元を上がって以来役満を上がりきれない。
確か国士を４，５回テンパッているのに不発で、昨日もカン２マンなんぞに打ち負けた。

それも昨日までのこと、今日からは違う気がする。

さて、お店も指名もいっそ国ごと変えてみようか。

１６枚交換って

家の近くのスロット屋が１枚１０円へ値下げされた。
コンセプトは「漫画喫茶なみの時間つぶし」である。

かつてパチンコ屋は貧乏なおっさんの溜まり場だった。
それはフィリピンの道路っぺたでカードめくるおやじと同じである。
勝っても、せいぜいビールやたばこ代程度・・そんな大衆向けの博打であった。
それが最近はのるかそるかの大ばくちへと変化していた。
（半月分の給料が行ったり来たりする・・）
昔は汚かった店もラスベガスまでとは言えないが、ずいぶん豪華になってきていた。

そんなスロットをだらだらと打っていると、さすがに設定が良いせいかよく当たる。
１６００枚を出したところで両替をするとちょうど１００００円になった。
トホホである。今までなら３２０００円なのに・・・

出だしている頃は、後で飲みに行くことも頭をよぎったが、
両替したお金を見たとたんシオシオになってしまった。

でも、これでいい。飲みにいかなかったから結果的には大勝ちなのだから。

逃げちゃだめだ！

私はお買物好きは持って生まれた病気である。
今も自分のオーディオがイマイチであれこれ悩んでいる。

それはお買い物好きだから、イマイチと思いこんでいるのかもしれない。
言い換えれば、単にお買物をする口実を探しているだけかもしれない。

スピーカーのせいなのか？アンプのせいなのか？プレーヤーのせいなのか？

悩んでいる時が一番楽しいのである。
いったん手に入れてしまうと、すぐに飽きてしまう。

女性関係も同様だ。
過程が楽しいのであって、結果なんてものはろくなものじゃない。

女は今を生きている

「、、、女という生き物は　来し方（過去）もなく　行く末（未来）もなく、今の　我が身あるのみ」
と鬼平が言っていた。

・・・同感である。
女性を侮辱しているわけではなく、それは単にリアリストであるということを言っている。

フィリピーナも日本にいればフィリピンのことを忘れて今を生きる。
ひとたび帰国すれば今度は日本のことなどすっかり忘れてしまうのだ。
そしてまた戻ってくる・・・
そうしなければ生きていけないのだから、そうすることが正しい。

男はロマンチストだからなかなか開き直れない。
いつまでも勘違いと思い込みをずるずると引きずってしまう。
だから、男は生きていけないのだ。

急速冷却

「息子がパソコンの設定で教えてほしいことがあるから連れて行ってもいい？」
「土曜日の昼間なら空いているから電話してね」
という話を前日にしていた。特に予定もないので家でくつろいでいたら
「息子の仕事の予定がはいったから延期してほしい」という連絡がきた。
「かまわない。息子に会いたいわけではないから・・」と返事をした。

・・・君が会いたいわけではないのか？・・
そうなのだ。私は息子に会いたいわけではない。
彼女の現在の環境を維持する手助けをする気は全くないのだ。
そう思うと急に醒めてきた。

最近、飽きるのが早すぎるのは年のせいか？
もう残された時間はあまりないというのに！

戦士に休息はない

夜中の飛行機で帰国し、イミグレで並んでいると電話がなっている。彼女に限らず女性はどうしてこう勘が良いのだろう。
しばらくベトナムにいるように装っていようと思った矢先のことであった。
iモードのワールドウイングは便利だがこういう時は仇になる。
それでも、その時は
「ハニーお帰りぃ～！」
「ただいま。」
「無事で良かったわ。疲れているでしょう。今日はゆっくり休んでね」で会話が終わった。

夜になり言われたとおり、ゆっくり休んでいるとまた電話がなる。
「ハニー今何してる？」
「家で休んでいるよ。」
「ハニーの顔みたいから会いに来て！」
「・・・僕もだよ・・」
戦士に休息はない。

どこの果物だ？

ハノイにてメールを受け取る。
「do you remember me?・・・」
差出人は果物の名前であるが、この名前の持ち主が複数存在していて特定できない。
帰国したら早速調査しよう・・・

昨日はフォーを食べ、おしゃれなカフェでカフェオレを飲み、バッチャンで焼き物を買った。
そして仕事もするというハードな一日だった。ちょっと疲れた・・

ハノイ

ハノイにて日本人向け飲み屋に進出する。ひとり5000円くらいであった。
ベトナム娘は若いしスタイルもいい。
北京や上海の圧倒的な量にはかなわないが素朴でかわいらしかった。
言葉が不自由でどうにもならないが初体験としての印象は悪くない。

ハノイはきれいな街である。
緑も多くフランスのエスプリと中国の影響を感じさせながらも独特の雰囲気を醸し出していた。

人間も穏やかで日本人に近い感覚を持っているように感じた。
もう少し勉強してまた来よう！

降臨

パチンコすれば「綾波覚醒モード」から10連荘、2箱突っ込んで5連荘、引き戻して7連荘＋おまけの単発。
10万円をゲェ～ット！（初期投資2万円）
麻雀をすれば1発つも4回！レートが安いから金額的には大したことはないが無敵状態であった。
当然、友人を従えて彼女の店で大盤振る舞い！
キモチイイ～！

さあベトナムに旅立とう！
飛行機落ちないかな・・・

ものもらい

別にスカベンジャー（おもらいさん）になったわけではない。
朝、目覚めると夜中に誰かに殴られたかのように目が痛い。
疲れとアレルギーから免疫力が低下して目に雑菌が入ったのである。

首から上の痛みは我慢が出来ないので眼科にいって膿をつぶしてもらった。
今眼帯をしている。

気分は綾波レイである。
「私には何もないから・・・」
「たぶん私は３人目だから・・」

来週はベトナムだ。

会いたい時

携帯で彼女とメールをしていたら、正直な話、急に会いたいくなった。
いい年こいて・・と思うだろうが、そう思ったものは仕方ない。

天竺よりも遠いあの店に行くのは、伴に悟空、悟浄、八戒のいない私にとって困難であることもわかっている。

お金と時間と疲労度、その他を天秤にかけた結果、私はハンドル握った。
飲まないのに飲み屋に行くいう矛盾を選択したのだが、彼女に会いたい気持ちが強かった。

で、彼女を迎えに行き食事をして、お店には別々に入った。
同伴がついたのか、つかなかったのかもよくわからないが、いずれにせよ彼女は驚くべき早さで着替えて席に着いた。

・・池袋では着替えにいくと２０分は戻ってこなかったっけ・・
「あなたが大変だから３日は近い店で働くよ。」

結局、どこであろうと関係ない。フィリピンだろうと浜松だろうと池袋だろうと行きたくなればどこでも行く。
その代わり、飽きてしまえば、歩いていける所でも行こうとは思わない。


強打して自爆する素人など希。
大抵は「安心」という重りを体に巻きつけ溺死する。

アカギの名言も私に言わせればこうなる。

強打して自爆する素人がいる。
彼は「退屈」という重りを体に巻きつけ溺死する。

チャーリー

お台場で殺された比女性の働いていたお店はここらしい。
http://www.roppongi-youandme.jp/index.html

チャーリーとかいう男はどうせ死刑なんだろうけど,
それまでただメシを食わせておくのも
もったいないから死ぬまでカンボジアあたりで地雷駆除でもさせたらどうだろうか。

私のまわりは私を含め平和主義者が多いから殺されても人を殺すようなことはないだろう。
非道い目にあって、瞬間的に「殺してやる！」と思っても２、３日も経てば忘れてしまうし、
もっと時が過ぎれば「あいつもいいヤツだった」なんて言いだしかねない。

憎しみ量をＹ軸にとり、時間をＸ軸にとり、関数に当てはめると　ｙ＝－ｘ＋憎しみ

Ｙ切片は憎しみに限らず感情の類ならなんでもあてはまりそう・・・愛情もね・・

そして、チャーリーにはＸ軸が存在しなかった。