河内なんとか節

私は日本のビジネスマンなので８時には当地についていた。案の定「８時半」だと言うので勝手にご飯を食べて店に向かった。

「ハニーゴメンネ。これじゃ他のフィリピン人と同じ。いいかげんと思われちゃうね」
「ナイスジョーク！」

「おはこだ」と言って、河内なんとか節を楽しそうに歌っている。
意外と演歌好きのフィリピーナは多いが、それにしても勝手に盛り上がっている。
「グッドジョブ！」

どうかしばらく今のキャラを演じていてほしい。急にシリアスになったりマジメになったりするとつまらなくなっちゃうからね！

・・ここ２週間でビール１ダース以上飲まれたけど、それもご愛敬か・・

３点セット

「急ぎばたらき」はしたくなかったのだが、時間に追われていたこともあって
ボーテン即リー、モロヒッカケ、タコツッパリの３点セットで１万円をカッパぎ彼女の所へと向かった。

航空券を取ったことを伝えると「１２時から空港で待っている」と自信満々に答えた。
「時間は守ったけど日付は守らない」とかいうのはどうか勘弁して欲しいものだ。
もちろん、そうなったらそうなったで「かまうかや！」ではある・・

しかし何を考えているのか本当によくわからないアマである。
もともと、私は女心にはとんと疎い人間だし、それに加えて相手が勝手気ままなフィリピーナだからわかるはずもない・・か！

今日は連続登板予定だ。
「明日も９時出勤か？」と聞くと
「明日は８時から」と答える。
「それじゃ８時に行こうか」と言えば
「一緒にご飯食べよう。店は９時でいい。」
「わかった。８時に待ち合わせよう。」
結局、なんだかんだ言って彼女が来るのは９時に違いない！！

発射準備完了

来月のマニラ行きの航空券（直行便）￥73080をJTBにムリを言って、どうにか取得した。
パッケージツアーではないから泊まる所も決まっていない状態での旅立ちになる。

空港に彼女が迎えに来なかったら・・そんなリスクを考えるとゾクゾクする。

何だってそうだ。ギリギリが楽しいのだ。
安易な保証や安寧、お金で買った平和は、時として精神を腐らせてしまう。

せっぱ詰まった状態、あらん限りの知恵を絞り生き残る道を模索している。
そんな時でも飄々と生きられたら、これからの人生もきっと大丈夫だろう。

つまらない麻雀

モンド２１杯の対局をテレビで見ていた。決勝の最終戦で125、5，-30，-100というような持ち点状況であったと思う。
親以外の人は狂ったように一色手に走っては降りるの繰り返し。何が楽しいんだか？？？

フィリピンパブも同じようなモノ。狂ったように通っては降りる（降ろされる）の繰り返しである。

にもかかわらず、ぼちぼち騙されてもいい覚悟ができてきたから航空券の予約をしよう。
いろいろ考えたが、面倒くさいからやっぱり直行便を使うつもり。+２万円ってかんじ・・

パー券

とある店のパー券を購入するハメになる。
気を利かせて友人の分と合わせて２枚購入するが、それぞれにノルマがあるらしく
友人は友人で自分の指名娘から直に購入することになってしまった。
「１枚余っちゃったなぁ・・」と思っていたが、
強運且つ強引な麻雀で１７Ｋをカッパいだ私はちょうどかかってきた彼女からの電話に
「一人で２回行くからね。」と笑顔で答えた。
太っ腹だ！！＝メタボでもある（；；）

ジスロマック

医者がジスロマック＝抗生物質を処方してくれた。
「単なる風邪ですからお薬を出しておきましょう。」なんて言ってPLなんかを処方されたら暴れる所だった。
抗生物質が鎮静剤の役目を果たすこともあるのだと初めて知った。

自分の身体は自分がよく知っている。
どんな原因でどんな症状の時には何の薬が効果的であるとか、副作用があるとか・・
長い間、自分の身体で人体実験を繰り返しているのだからそれは当たり前の話だ。
それをバカな医者が一般論でくくろうとしやがる・・・
血液型占いじゃあるまいし、そんなことは認めないし許さない。
ましてや、それを偉そうに言う医者ほど手のつけられないバカはいない。

恋愛についても同様で、一般論で処方されることはないのだ。
しかし、どれだけ人体実験を繰り返しても適切な処方が見つからない。

通院

風邪がひどいので已む無く会社を休み通院した。呼吸音と血圧とのどを見て、ありきたりの風邪薬と抗生物質を出された。
こうなることはわかっていたが、血液型占いと同じくらいの区別しかしないヤブ医者が多すぎる。
息子がそんな世界に入って自分の才能を枯らさないようにと心配している。

池袋からメールが来たが放置しておこう。
他方、フィリピン行きのスケジュールはどんどん進んでいる。
近々ウチに来るとも言っていた。
風邪がぬけたら物事の整理をしないといけない。

風邪が治らない

風邪をひいている。土曜日の夜中に理不尽な呼び出しをくらったせいだ。
地元の先輩方が近所の韓国パブで飲んでいた。その店にたまたまフィリピーナがいたおかげで
「じゃ、○○を呼べ！」ということになったらしい。
まさか韓国パブでフィリピンの曲を歌わされるとは思わなかった。
かつて、フィリピンパブで中国の曲を歌って顰蹙を買ったことはあったが・・

昨日もおとなしく帰ろうと思っていたが、友人にワンセット付き合うハメになる。
それでも早々に切り上げて家に帰るとすぐに彼女からメールが来る。
ここ数日やたらとメールが増えている。

１２時にはなんとかベッドにもぐりこんだのだが、また電話。
「前述の先輩方のウチの一人だ！」
・・お願いしますから平日は勘弁して下さい・・・
風邪が一向に治らない！

覚悟ができないままに

覚悟ができないままに話が膨らんでいく・・・
「バスで１２時間、でも楽しいよ。レンタカーなら８時間くらいかな。」
「それはムリだよ。行く日と帰る日は何もできないから、中２日バスに乗るだけで終わっちゃうよ」
「２人きりで話したいことがたくさんあるから良いかなと思って・・」
（・・聞きたくないかも・・）

なんてことを話しながらビールを４本、焼きそば、お肉をペロリで18000円。
台北乗り継ぎで行くと27000円だからサーチャージを加えると、ちょうど片道くらいのお勘定だ。
それを思えば覚悟できそうな金額ではある。
直通便だとその倍くらいになってしまうから池袋２回分強！そこまでの覚悟はまだできない。
いずれにせよ、ここ１週間のウチに結論が必要となる。

推測と覚悟

来月、マニラに行くか行かないかを決定するのは
「彼女が空港に迎えに来ないですっぽかされる」というリスクの問題ではない。
「すっぽかされた場合、後悔することなくその後の旅を楽しめるか」という覚悟の問題である。
ただし、すっぽかされることを前提に予防線を張ったり、オプションを用意してはいけない。
あくまでも「すっぽかされないこと」が大前提の話なのだから。

そうは言っても私は案外楽観しているのだ。
漠然とだが彼女は日本にオトコがいても、フィリピンにはいない気がするからだ。
もはや彼女は日本では、しがらみが多すぎてハネをのばせなくなってしまい、
フィリピンでつかの間のアバンチュールを楽しむつもりだと推測している。
私にはそういう気軽な相手候補（の一人？）として声がかかったのだろう。

そうなると、後はコストの問題だけである。

心の日

池袋への未練を断ち切るかのように入間までの特急券を買った。所沢に帰るより６０円だけ高い。
「この６０円は今はただの６０円だが、お勘定の時を考えたらとても大きな６０円になるだろう。」

ということで
pm8：00「これから行く」とメールを入れる。が「まだ家にいる。９時に」と返信相変わらずナメたアマだ
pm8：30仕方ないので駅前のパチンコ屋へ
pm9：30低確率パチンコで１万円もやられ頭に来てスロットへ・・
pm10：00トータル２０００円負けまで戻す。
　　　「待ってるよ」とのメールが来る。おそらく今店に着いたのであろう
pm10：30入店。彼女はバラチョコをマグカップに詰めただけのものを手作りだと言い張って配っている。・・・
・・・・バレンタインだというのに誰も客が来ない・・・

タガログ語を直訳すると「バレンタイン」＝「心の日」のはず。
しかし、彼女も私も誠意なんてものとは縁遠い人間なのだ。

「久しぶりにオトコができたからさぁ・・」
サンミゲルを片手にそんな与太を飛ばす彼女が嫌いではない。

来月マニラでホテルの予約もなしに途方に暮れる自分の姿が目に浮かぶ・・

意気地なし君のバレンタイン

午前２時といえば「草木も眠る丑三つ時」・・こんな時間に起きているのは妖怪変化の類である。
その丑三つ時に立て続けにメールが着信した。
そこには両方とも「ハッピーバレンタイン＝今日おいで！」という呪詛の言葉が記されていた。

・・これぞまさに妖怪変化の仕業！それにしてもなんと恐ろしい偶然！・・

ひとたび彼の地へ赴けば２万円（場所によっては３万円超）と１００日間の寿命を持っていかれるという魔界への誘いである。
それでも瞑府魔道を歩む者として避けて通るわけにはいかない。

いずれにせよ２件同時はムリなので、とりあえず安い方から勝負しよう！

意気地なし君

「朝、電話でおこしてあげるわ。」ぺらぺらといい加減なことばかり言うヤツだ。
そんなことを真に受けて遅刻したらバカすぎるから普通に目覚ましをかけて寝た。

翌日、何事もなかったように一日が始まり、遅刻をすることもなく会社に行った。
午後の６時半過ぎに「ゴメンネ・・」というメールが来た。実に１２時間遅れである。
私も何もなかったように「kumusta ang kagandahan mo?」とすぐに返事をした。

それより４時間前、池袋から「もう元気になった？」というメールが来た。
こちらは返事をためらい、すぐに返事ができなかった。
８時間後になって「still sick in bed, still loving you」と最終闘争を先送りした。

○○よぉ～最近俺もすっかり意気地がなくなっちまってよぉ・・・

もうすぐバレンタイン

フィリピンではバレンタインズデーは日本とは逆に男性が女性にプレゼントをするらしい。
チョコレートとは限らず、いずれにせよ花を添えて贈るのがポイントだという。

思い起こせば2007はJ40超と最終闘争をしていた。
2006はうっかりJ40超に部屋の鍵を渡して身動きが取れなくなっていた。

今年は池袋で最終闘争なのか？だからといってR40超（多分）に走ることはあり得ないし・・
そんなことしたらJ40超も浮かばれないではないか＝去年の闘争は何だったんだ？ということになる。
でも来月R40超とマニラに行ってみたいし・・どうすればいいんだ？？

デスノート

遅まきながらデスノートのDVDを購入し一気に見た。
アジア各国で話題になるだけあって実に面白かった。
ストーリーも秀逸で原作とちょっと違うが納得できるものであった。

今年夏に「20世紀少年」が映画化されると聞いて、これも大いに期待をしている。
だが、原作のエンディングがエンディングだけに一抹の不安もある。

私はこれまでに「心のデスノート」に何十回となく名前を書かれたに違いない。
しかし、私は決して悪い人間じゃない。ただ考えが甘いだけなのである。
・・・・許してくれろ・・・