客と恋人

フィリピンでは持つものが持たざるものにモノをあげるのは当たり前だ。
また、持たざるものが持つものにねだるのも当たり前だ。

特に恋人、さらには身内ならしごく当たり前な話である。
唯一の例外は、日本人のくせにフィリピン人並みに貧乏だと相手が認識した場合であろう。
そういう意味でＹさんは私をそう理解していたのかもしれない。
今でも「（飯くらいは食わせてやるから）フィリピンにおいで！」と言う。

恋人と客

かつて（かつてと言うべきかどうか？）私の近くにいたＹさんは私に物をねだる事はなかった。
唯一ねだられたのは「富士山が見たい」ということと「サウナに行きたい」ということで
（私の友人は間接的に黒いMDプレイヤーをねだられましたが）いわゆる世間で言われるhelp交際ではなかったと思う。
・・言い換えればその役割は誰か他の人であったし、もうすでに大概のものは揃っていて、さらに彼女はフィリピンに知り合いも少なかったようだ。
今にして思えば、フィリピンパブ特殊ケースからケーススタディが始まった私であった。
おかげで、最近になって王道を歩みつつある私は面食らうことが多い。

ステーキを求めて

野菜をほとんど食べない彼女は、ステーキが食べたいという。ということでフォルクスに行く事にする。帰る途中と言うかお店に行く途中と言うかはわからないが、道の反対側から「(^O^)／」と声をかけられる。2日連続ほぼ天井まで歩き、ダービーをはずした理由の一つはこれだったのか。まるでコナン君が推理を解くようにすべての不幸がつながっていく。安物の服屋を覘き（ピーナご用達）買い物に付き合わされるが、お金が足りなくなる。「ウータンだからな！」と念を押し4000円を与える。急にせこくなっている自分に気づくが、それもこれも一連の不幸の範疇だ。とかく推理小説の中にも直接関係のない事件がわざとらしく挿入されているではないか！

運の尽き

さすがに運が尽きたらしい。北斗を2日連続で1000、1800と回し（12連と9連を無駄にし）にもかかわらず、2日連続でフィリピンパブに行き、その上ダービーを大はずしだ。お金が羽根のように丘を下る。亜麻色の長い髪を風が優しく包む・・・

今までで一番お金を使ってみた。

フィリピンパブで、とにかくあぶく銭を湯水のごとく使ってみた。やっぱり何も変わらない事に気づく。が、これは自分には必要な経験であったことも事実だろう。悔い改める時期が来ているのかもしれない。

だんだん息苦しくなってきた

クラシックディスタンスなのに前半6ハロンを１分8秒くらいで走ってしまった。まだここはゴールじゃないのか？？チョコも買った。シーフードも買った。アンダーウエアも買った。焼肉もフルーツも食った（ワインはまだだ）後はキメラの翼を空に放り投げ彼の地へと旅立つのみだ。

ホームグランドにお招きして

フィリピンパブにも仲間内で暗黙の内に・・ここは俺の店。あそこは君の店。・・みたいなＦＣ意識がある。当然ホームコートにはアドバンテージがあり、他の皆は気を使わなくては行けない。ということで昨日は今月（16回目だったかな？）のホームゲーム、ゲストに弟夫妻までお招きして見ました。帰りに弟曰く「あのコースは手を出しやすい好きなコースだね！」と、今日は連投予定。肩が壊れないか心配だ。

曙に関する記述

フィリピンパブに曙がいた。当然、彼女はワールドヘビーウエイトチャンプのようなたくましい肉体を持つ。私の昔からの友人がどうやら気にいられているようだ。以前はあまりに怖すぎるので触れないようにしていたが、何度か見ているうちに、恐ろしい事に見慣れてきた。もしかしたら彼は目が見えないのではなくて、恐ろしくアジャスタブルではない、ピントの合わないビジョンを初めから装備しているようだ。人生のビジョンも何も持っていないし、おそらく今までも一度も持っていなかった彼だから、思い切って渡比し朝から朝まで飲んだくれるのもいいかもしれない。
追伸：それでもあぶらすましだけは見慣れることが出来なかったよ。

君は福の神？それとも貧乏神？

彼女を某フィリピンパブで見つけてから北斗をザット15000枚出したはずだ。投資金額が10万としても20万は勝っているはず。そのすべてを彼女に突っ込んでしまったぁ。あたたたたたぁ！でもかわいいから許す。

大喜び

フィリピンパブのタレントさんが大喜びするグッズを発見。それは「脱毛クリーム」です。以前ブンソが「角質除去」は受けると言っていたが確かに女はどこの国でも美しくありたいわけで、すべすべの透き通るような白い肌は憧れの対象であります。お店で使い方を説明するために、テストで腕に少しクリームを塗る。5分後ティッシュでふき取るとアーラ不思議。きれいに除毛される（当たり前）するともう大喜び。単純でいいなあ！本当にストレスを忘れさせてくれます。

客・友達・恋人

客＝好きだという感情はなくビジネス上のお付き合いをする人
友達＝客の中でも気を使わずにすむ人で客の中から選ばれる
恋人＝第一印象から好きな人。しかし、誰しも傷つきたくないから一定の潜伏期間を置く。この潜伏期間が微妙で、その間に熱が冷め、あるいは諦め、発病しない場合もあるし、一目見たその瞬間から突発的に発病する場合も稀にある。
フィリピンパブにおいては89％は客、その内10％位が友達か。
そんな中で、恋人を目指し現在は「ベストフレンド」ということを言う人がいるのだが私にはよくわからない。

施餓鬼会

施餓鬼会とは、「・・・餓鬼に食べ物などの施しをして、先祖供養をするとともに、自らも餓鬼の心を起こさないように自戒する機会です。」とある。昨日のとあるフィリピンパブのサヨナラはまさに施餓鬼会そのものであった。・・・誰もいない店。二人の愛を確かめたくって・・と南沙織が歌ったかどうかは定かでないが、件のフヌケ君は昨日のリベンジに破れ本当にやけになって13本のバラを買いお店にむかった。同時に、誰もいないよと私に電話が入る。お布施を持って供養に行くとテーブルには西友の店先で仏壇用の花として売られていたと思われる白い菊が飾られてある。
「よかったね。シモシモ。君の買った赤いバラは役に立ったよ。いくらなんでも白い菊の花束を渡されたんじゃかわいそう過ぎる。似合わないバラの花束はきっと彼女を浄土に導いたよ」

どうやら

どうやらフヌケ君は、午前中パチンコでやられすぎてアタマがおかしくなったらしい。
曙嬢とのデートをちょっとだけゴージャスなものにしようと思ったか、それとも今日の意味なしサヨナラの花代を稼ごうと思ったのかは知らないが、そんな理由で勝てる訳がない！まだ解らないのか？
本当に愚か者である。ご両親も草葉の陰で泣いていることだろう。彼が美的感覚を失った事は昨日書いたが、ついでに言うと味覚もすでに失われている。美しいもの美味しい物はすべて無駄である。
安酒に泥酔し平衡感覚すら失った彼は今後どこに彷徨うのだろう？フィリピンパブは彼を救ってくれるのだろうか？

彼も暴走？

朝っぱらからベランダに人影がある。見れば隣のフヌケ君ではないか。朝っぱらから今日という日を不安にさせる光景だ。昨日までは確実に天国モードを歩いていたはずだ。半月で1万枚を超えるコインをかき集める事ができたのだが・・不安になった！おまけに上がり込んで来やがって今日は曙嬢とデートだと言う。さらに明日は自分には意味のないフィリピンパブのサヨナラに花を持っていくという。典型的なアホウであるし、行動の基準がわからない。そこに行くなら何故あぶらすましのサヨナラは行かなかったのか？しかるに一方、明日不愉快にならない保証があるのか？そんな暇と金があるなら曙嬢に連続攻撃をした方がいいのにとも思う。一体何が基準なんだ？美的感覚が喪失しているのは仕方ないとしても一体・・・なにが？？？

地元の先輩と

地元の先輩と街で遭遇。どういう風の吹き回しかフィリピンパブに行こうと言う。こっちは2週間で10回近く行っているのに。でも面白そうだから、みんなで出かけることにする。いつものように一方的に楽しむが、僕の行きたい店はここじゃないし、会いたい人もいない。でもその事は内緒にしておこう。