お店から逃げたピーナがいる。それは単なる契約不履行だから同情する必要もない。昔は「駆け落ち?」とか思っていたが、結果として「駆け落ち」に見えるケースが散見するだった。理由は全く別のところにある。元々自分のためであれ、家族のためであれ、生活の向上を目的に日本に来るわけだが、そもそもの計算が甘いから(できないから)だんだん予定と現実が隔離していき、辛くなってくる。そこに甘い誘惑が来れば一見楽に見えるほうに流れてしまうのは止められないのかもしれない。でもすぐにその計算も甘かったことに気づく。最後まで上手に立ち回れるのは10人に1人もいないだろう。
結局、お金がかかってしまうのだ。お店にバカみたいに通っている時は、まだ目標があるから痛みも感じない。血を流そうと骨が砕けようとバカだから前進するのみだ。ところが「勿体ないからお店に来ないでくれ」と言い出した時、「自分は特別?」なんて浮かれて、その分の金がどこに行くかということを考えもしなかった。「余った金で他の店に行こう」なんて夢のまた夢。食事をし、買い物をし、時間が決まっていない分、浪費は増えるばかりだ。そのうちに「こいつは金が目当てなのか?」という気にすらなってくる。もう何が何だか分からない。
昨日11頃ドーナッツを持ってお帰り。自分が食べたのは3つなのに2000円を超える支払いは納得できない。2時ごろ2回ほど着信があったが無視していると、話聞きたいことがあるんですけど・・・とのメール。電話したが出ないし、そのままかかってもこない。なんだか気持ちが悪い。まあどうでもいいのだけど・・
「友達に高い時給の店、紹介してもらった。」
「いいねぇ。時給は高いに限るよ」
「近くないけどいいか?」
「何も問題ない。・・・というより問題解決!」
「いいねぇ。時給は高いに限るよ」
「近くないけどいいか?」
「何も問題ない。・・・というより問題解決!」
「明日面接に行く」
「ふーん。どこ行くの?」・・また変わるのかよ!でも絶対に行かないからどこでもいいけど・・
「○○」
「ブッ!」・・そこ明日行く予定なんだけど・・おまけに指名している若いのがいて・・・
「何か問題ある?」
「別に。ただ近いなぁと思ってね。」・・・さあ困った
「ふーん。どこ行くの?」・・また変わるのかよ!でも絶対に行かないからどこでもいいけど・・
「○○」
「ブッ!」・・そこ明日行く予定なんだけど・・おまけに指名している若いのがいて・・・
「何か問題ある?」
「別に。ただ近いなぁと思ってね。」・・・さあ困った
どうやら私の剣は大きく空を切ったようだ。せっかく明日の某所のランジェリーデイを楽しみにしていたのに・・・しかし私の腕も落ちたのもだ。あるいは剣が錆び付いてしまったのか?
11時半を回った頃、家でエディゴメスのベースを聞きながらターキーを飲んでいたらいきなりドアが開く。
「あれっ、仕事は?」「休みするってさっき携帯にいれた」
「でっ?」「あなたのアドバイスは良く分かった」
「あどばいすって?」「オーケーラン。子どもも理解している。私達はオープンマインドだから」
「おーけーらん?おーぷんまいんど?」「もう遅いだから早く寝る。明日しごと早いでしょ~~(消灯)~~さみしかったよぉ~~~」
・・・・何も分かってねぇよ!このアマ!・・・
11時半を回った頃、家でエディゴメスのベースを聞きながらターキーを飲んでいたらいきなりドアが開く。
「あれっ、仕事は?」「休みするってさっき携帯にいれた」
「でっ?」「あなたのアドバイスは良く分かった」
「あどばいすって?」「オーケーラン。子どもも理解している。私達はオープンマインドだから」
「おーけーらん?おーぷんまいんど?」「もう遅いだから早く寝る。明日しごと早いでしょ~~(消灯)~~さみしかったよぉ~~~」
・・・・何も分かってねぇよ!このアマ!・・・
予想通り朝っぱら、やって来たから「もっともらしい理由」をならべてやった。
1:不倫関係を子供が理解していないこと(当たり前だが)
2:子供の世話を亭主がしていること(これも当たり前)
3:仕事・家庭・よりも友達付き合いを優先させていること
4:自分のことを棚にあげて亭主の非難をしていること
5:眠かったので忘れたが、重箱の隅をつつきあげ足を取り・・・
「死んだほうがいいのか」と言うので「それは無責任な意見だ!」と一喝し、とりあえずお開きにした。実は「もっともらしい理由」とは「飽きた」とか「面倒だ」という意味である。それを理解させるのにはもう少し時間がかかりそうだが、私は久しぶりに「ノサダ」の鯉口を切った!
1:不倫関係を子供が理解していないこと(当たり前だが)
2:子供の世話を亭主がしていること(これも当たり前)
3:仕事・家庭・よりも友達付き合いを優先させていること
4:自分のことを棚にあげて亭主の非難をしていること
5:眠かったので忘れたが、重箱の隅をつつきあげ足を取り・・・
「死んだほうがいいのか」と言うので「それは無責任な意見だ!」と一喝し、とりあえずお開きにした。実は「もっともらしい理由」とは「飽きた」とか「面倒だ」という意味である。それを理解させるのにはもう少し時間がかかりそうだが、私は久しぶりに「ノサダ」の鯉口を切った!
どんな人間も様々な面を持っている。良い時ばかりじゃないし、悪い時ばかりでもない。私は昔から唐突に人が鬱陶しくなるときがある。そんな時に下手に近寄ったものに対しては大人気ないが冷酷であり非道である。昨日ふとつむじが曲がった。当然メールも電話も無視である。乱入されても困るから、会いたくないし話したくないとだけ連絡した。そういえば去年の今頃も浜松からの連絡を一切拒否していた。
アルピーは本当に腰が落ちつかない。もちろん人にもよるが、平均で2ヶ月くらいで店を変わる。今まで半年というタームに身体が慣れているので、せわしないしのんびり構えているとあっという間にやられる。それでいて日本にい続けたりするわけだから始末が悪い。サヨナラパーティーが懐かしい今日この頃である。さて、週末は乱入されることもなく平穏な日々を過ごした。もうタレントがいないからあの頃には戻れないのだが、現状に満足してないことははっきりしている。何かが違う!
皮のバッグは雨に濡れると形が崩れる。それが嫌だったのでアルミのアタッシュを買おうと思いたち、とある店を覗くとゼロハリに約30000円の値札がついている。昨日の勝ち金で買おうと思ったがその前に軽く一勝負とスロットに行くが残念ながら満席。已むを得ずパチンコを打ち始めるが当たらない、当たらない。アッと間にゼロハリの代金を突っ込みそうになるが根性と気合で取り戻す。終わってみれば1000円とタバコ1個の勝ち。お金を持っていてもどうせろくな事を考えないので急ぎ店に戻り件のゼロハリ購入。家に帰り彼女に作ってもらったトルタンタロンとモンゴ豆のスープで食事をする。「マサラップ!」どっかのレストランよりぜんぜん美味しいぞ!!
本当は101回目の朝も同じように始まった。ただ昨日久しぶりに北斗を打ち、久しぶりに3700枚も出たから気持ちが違う。何回も何回もリンが出てきて「ケーン!」と叫んだ。所沢に帰ると局長が不逞の輩を成敗したと言っていた。話を聞いてみると珍しく正しい判断をしていたので、一杯奢ることにした。本当にお金が貯まらない性格であるが仕方ない。お店は暇で帰る頃にやっと2~3人の客が入った程度であった。女の子も少なく、聞けばアルバイトはみな辞めたそうだ。定着率が異常に低いのが彼女らの特徴だ。そしてそんな奴らを絶対に信じないのが我々の信条だ。
もうドアが開けられることで眼が覚めることもない。
あの時思った「勝負したい」「やめとけ」はどちらも正しかったと言える。
勝負することによって、普通見れない(見なくても良い?)ものが見えている。
今までの自分の認識の甘さが良く分かるし、あのままであったら将来酷い目に遭う確率が高かったことだろう。逆にやめとけばもっと楽しかったに違いない。まだまだ道は半ばだ。彼の国への道は果てしなく遠い。
最近はケンシロウも打たなくなったので、この連載100回を一区切りに「燃えよケーン!」を終了して「タガログな日々2」に戻ろう。何はともあれ100回も続いたことに感謝しよう。
あの時思った「勝負したい」「やめとけ」はどちらも正しかったと言える。
勝負することによって、普通見れない(見なくても良い?)ものが見えている。
今までの自分の認識の甘さが良く分かるし、あのままであったら将来酷い目に遭う確率が高かったことだろう。逆にやめとけばもっと楽しかったに違いない。まだまだ道は半ばだ。彼の国への道は果てしなく遠い。
最近はケンシロウも打たなくなったので、この連載100回を一区切りに「燃えよケーン!」を終了して「タガログな日々2」に戻ろう。何はともあれ100回も続いたことに感謝しよう。
惨敗から4時間後、私は悔しさのあまり安眠ができず東口の地下でゴルゴを打っていた。死に物狂いでやっても結局8000円しか勝てなかった。焼け石に水である。買い物をして家に帰り、ご飯を炊き味噌汁を作り、彼女が持ってきたトシーノとサラダで食事をする。友人からもらったワインを少し飲む。酔っ払ってはいなかったが手を滑らしてグラスを割ってしまう。ここ3年で一つも割ったことがなかったのにここ1ヶ月で3個目だ。これが何かの暗示だとすれば、ここ3年間大事にしてきた自分の心がここ1ヶ月でグラスのように砕け散ってしまったということだろうか?
麻雀をやっていると電話がなる。「迎えに来て欲しい」
ゴルゴ13のように私は断った。
挙句麻雀で惨敗をする。
はじめて「迎えに行けば良かった」と思う。
眠い目で時計を見ればいつもと同じ朝6時だ。
ゴルゴ13のように私は断った。
挙句麻雀で惨敗をする。
はじめて「迎えに行けば良かった」と思う。
眠い目で時計を見ればいつもと同じ朝6時だ。
4日目はさすがにドアが開いたことを気がつくことはなかった。私が深い眠りの中から引き戻されたのはやはり6時前であったが迎えに行かなかったので少しましかもしれない。9時に過ぎに彼女を送ったのに、その4時間後にはファミレスで食事をしていた。さらにモンゴ豆のスープを作るとかで買い物につき合わされ彼女の出勤を見送る。どうせ安眠できないのなら今日は麻雀に行こう!