帰る途中、彼女はしきりに私を自分の家に誘うが冗談じゃない!すでに彼女の家や家族はおろか彼女自身にも興味を失いつつあった。タクシーを彼女の家の近くに止める。「1時間だけママと話をしたらホテルに行くから」と言う。もうどうでもよくなっていた。ホテルに帰るとすぐに寝てしまった。しばらくして電話が鳴る。時計を見るとすでに3時間がたっていた。にもかかわらずまだグズグズ言っている「もう来なくていい!明日も来なくていい!さよなら!!」と電話を叩き切り眠る。翌朝、チェックアウトを終えラウンジでコーヒーを飲んでいると、べそをかきながら彼女が私の前に立っている。「許してもらえるかもしれない」と考えていることに完全に血管がブチ切れる。顔も見ないままに「何しに来たんだ?もう2度と俺の前に顔を出すな!」と言い席を立つ。
翌日4人でKTVに出かける。そこは女の子を指名してカラオケボックスで飲み食いしながら歌うシステムで、もちろんそこで盛り上がればアフターで連れ出せるらしい。指名した女の子が口々に「うらやましい」を連発する。そう言われる彼女たちは得意満面だ。その勝ち誇ったような顔を見ている内によくわからないが怒りが込み上げてきた。その怒りが形になるのはまだ先だ。
金曜日の夜というより日付が土曜日に替わる頃、店で2時間ほど過ごす。家に帰り2時間ほど仮眠してお迎えに行く。サリサリを経由して6時ごろ帰宅。午後は一緒に食事をするはずだったが処々の事情で取りやめ。しかしながらお迎えはアリ。自宅にて2時間ほど談笑後帰宅。日曜日はメールと長電話にて私の週末が終わる。お金はそれほど使わないが、時間と体力を限界近くまで奪われる。週末が怖い!
毎日毎日電話とメールでチェック、チェック、チェック!結局、セブにいてもどこにいても変わらない。繋がらない日には「ブンソに電話しようと思った」とのありがたいお言葉!・・「ヤメテヨ!」
祈る。「今年は天井に連れて行かないでください・・」
「これからママに会うから」ということで一旦彼女たちと別れる。実はこの時に最終日の布石が打たれたのだが、本当はどうでもよかったのだ。現に次の日にゴーゴーバーでさんざん迷うのだから!
「これからママに会うから」ということで一旦彼女たちと別れる。実はこの時に最終日の布石が打たれたのだが、本当はどうでもよかったのだ。現に次の日にゴーゴーバーでさんざん迷うのだから!
この時は5日後に「何しに来たんだ?もう2度と俺の前に顔を出すな!」と、彼女と目をあわせることなく言い放つ自分を想像できなかった。少なくとも彼女を愛していた?つもりだったし、父親を亡くした彼女に幾ばくかのお金を渡そうとも思っていた。私は元来優しい人間であるから人に対してめったに怒らない。(パチスロに対してはしばしば怒っているが・・・)ただし一度怒ると人間関係を修復することは困難である。
前置きが少し長くなったが話を元に戻そう。翌日はSMというショッピングセンターで待ち合わせた。チョーキンでハロハロを食べ、ベンチ・ペンショップというフィリピンブランドショップで買い物をし、サントニーニョ教会へと観光に向かった。タクシーを降りると物貰いのガキが「オトウサン!」といいながら、すがるような目で私の前に立っている。百烈拳で粉々にしてやろうとも思ったが、無視をして教会に入る。教会はすばらしいものだった。
前置きが少し長くなったが話を元に戻そう。翌日はSMというショッピングセンターで待ち合わせた。チョーキンでハロハロを食べ、ベンチ・ペンショップというフィリピンブランドショップで買い物をし、サントニーニョ教会へと観光に向かった。タクシーを降りると物貰いのガキが「オトウサン!」といいながら、すがるような目で私の前に立っている。百烈拳で粉々にしてやろうとも思ったが、無視をして教会に入る。教会はすばらしいものだった。
とりあえずレストランで食事をすることにする。大概の料理は300ペソくらいだ。日本円で660円だが、実際の感覚は1500円くらいだろう。(不思議なもので買い物をするときに1000円は払う時安く感じるのに、500ペソは払う時高い気がするのだ。それは1日の賃金に起因していて、彼らの賃金は1日332ペソに対して我々は日に12000円くらい稼ぐからで、300ペソといわれると彼らの1日分の賃金だが1000円は我々の時給にも満たないからだ)食事を終えると「明日の朝、来るよ」と言い残し、家に戻って行った。タクシー代に300ペソを渡す。(これも不思議なものでこの時に渡す300ペソは安く感じた。)
飛行機の翼越しに夕日を眺めているうちにマクタン空港に到着する。すでに日は落ちていてあたりは暗い。お迎えの車に乗り込みホテルへと走り出す。車の中から通りを眺めると掘っ立て小屋のサリサリが立ち並びワラワラと沢山の人が歩いている。よく1カットの写真で見る光景だが実はそれが何カットもパノラマのように続いている。この光景をうまく文章で表現できるほど文才がない事が悔しいが・・多分自分と同じ位の年代の人この光景を少しノスタルジックな気持ちで見ることだろう。我々からはすでに向こう側の世界で、自分をそこに置くことは出来ない。ただ眺めるだけだ。ホテルのゲートでチェックを受けフロントフロントで待っていると、3ヶ月ぶりに彼女達がやってくる。少し黒くなっていたが懐かしい顔だ。さあセブのバカンスが始まる!
トランクに荷物を詰めている。家出をするわけではないが、ホンの少し後ろめたさも一緒に詰め込んでいる。数時間後には成田から「行ってくるよ」と電話をして、さらにその5時間後にはそんな事すっかり忘れて南の島のアバンチュールを楽しんでいることだろう。人生なんてそんなものだ。
しばしの暇乞いに彼女に会いに行く。当然のように先日の件がバレている。本当に「クヤダイジョウブヨ」はあてにならない。「何故他の店に行くのか」としつこく問いただされる。ここまで築いてきた信用は元々姉歯建築事務所並に甘い構造計算で成り立っているので一気に崩壊する恐れがある。セブのことがばれたら国会喚問どころでは済まないだろう。とりあえずセブでの外出禁止令が出されるが、もちろん知ったことではない!ただ昨日のやり取りの中で現在私の所属がどこにあるのかが明確になった気がする。今後は所属先の意向にそわないときは過酷なペナルティが課せられることだろう。どうやらフリーエージェントの時代は終わったようだ。
明後日からセブに出かけるので1週間ほどは剣を交えない。だからと言って気は抜けない!セブでのことがばれたら、すべての信用は崩壊するわけで、特に電話の取り扱いには慎重にならざるを得ない。せっかくのバカンスだというのに・・・
ともあれ、本日は出撃しよう!(チップ用の小銭をくれるといっていたし)よく考えなくてもチップ用の小銭より店で使う金のほうが高いことは解かるのだが・・せいぜいボラボラと愛の言葉をならべよう。旅行前につき節約のためフルーツやワインをならべられないのだから
ともあれ、本日は出撃しよう!(チップ用の小銭をくれるといっていたし)よく考えなくてもチップ用の小銭より店で使う金のほうが高いことは解かるのだが・・せいぜいボラボラと愛の言葉をならべよう。旅行前につき節約のためフルーツやワインをならべられないのだから
昨日はお休みだからメールのやり取りだけにしようと思っていた。(そうは言っても、朝っぱらすでに迎えには行ったが・・)夜、前の知り合いの店(中華料理店らしい)でパートをしているとのメールが来る。本当に良く働くものだ。どんな仕事であれ、仕事をしていないと不安になるのだろう。その後友人の家に泊まり始発で帰ったらしい。帰宅後、朝6時に電話をかけてくる。さすがにお迎えコールではなかったがこれで3連荘の早朝コールだ。お陰で週明け早々睡眠不足で頭が痛い。
同志と連れ立って他の店に行くと、あれあれどっかでみた娘がいるよ。そういえばこの店の娘と友達だって言っていたっけ。しかしアルバイト・タイミング・情報不足(最近、送り迎えのみで店に入らないし、入ったとしてもマンツーマンマークで誰もよってこない)と3拍子揃うと、とんでもないことに遭遇する。「クヤ、ダイジョウブヨ」と言われて嫌な予感は確信に変わる。酒の量をセーブしなくては・・きっと迎えに行くことになるのだろうから・・思ったとおり4時半に電話が鳴る!出動だ!
「俺は一体どうしてしまったんだ?」家に帰り自問自答する。自分の意思とは裏腹に様々な約束がなされていく。このままでは暖かくなる頃には彼女とマニラ湾のサンセットを眺めていることになる。しかしそのこと自体はたいした問題ではない。多分楽しいことなのだから。(本当か?)では問題は何かと言うとゲームが終わってしまう気がすることなのだろう。今までザコキャラを切っては捨て、切っては捨て自分の経験値を増やしていった。その間には自分よりレベルの高いキャラにやられたこともあったが、それも楽しかった。それはゲームが続いていたからであり、どんどん前にと進めたからだ。しかし今回はそうではない気がするのだ。マニラのサンセットがエンディングシーンにならないことを祈るのみである。
アポなしで店に行くと今日はお休みとのこと。アルバイトは良く休む。帰宅後電話を鳴らし切ると、すぐにコールバックがある。へだらな嘘をつくようであったら一気に踏み込もうと構えていると「ごめんなさい。友達と話があって今帰ったところ」だと言う。あまりに素直な答えに戸惑ってしまう。挙句「気にしてないよ(それは本当だが)ただ君の顔が見たかっただけだから・・」なんて優しい人になっている。すぐに眠りにつくと6時にまた電話。「本当にごめんなさい。今○○から電話があって貴方が昨日来たと言っていた」・・オイオイ人の話を信じてないのはそっちかい!