タガログな日々2

フィリピンパブから続く道を求めて放浪中・・
昨日はマニラ、今日は北京、明日は・・

燃えよケーン!89【順延】

2006-04-28 10:17:20 | フィリピン
目覚まし時計がなっている。目覚まし時計に起こされるのはずいぶん久しぶりの気がする。ボビーコードウェルをBGMにコーヒーを淹れる、クリスタルな朝だ。と思ったら電話だ。「電車、寝過ごした・・・」暗い声を聞いたとたん私のクリスタルな朝は砕け散った。「で?」「もう間に合わない。遠足だから・・」そうだ今日は順延された遠足の日だった!「ラッキー」思わず顔がほころぶ。私のクリスタルな朝が再び輝きだす。今日はなにかいいことがありそうな気がする

燃えよケーン!88【負担増】

2006-04-27 12:20:22 | フィリピン
およそ人口の75%が貧乏人の国だ。その中の一部が日本に出稼ぎに来て我々と知り合うのだが、所詮は貧乏人だから、せっかく稼いでも有効にお金を使う知恵もなく、将来を見据えることもできずに、どこまでいっても貧乏人のままだ。まあそれでも件の75%の中では上位にいるわけだから、それはフィリピンに帰れば中の上ということにもなるし、勝ち組としてある程度満足してしまうのだろう。彼女もお金で苦労しているようだが、それは亭主か弁護士と相談する問題で私の問題ではない。そうは言っても負担増は避けられないだろう。

燃えよケーン!87【楽しみ】

2006-04-26 09:50:37 | フィリピン
お店で使うお金は不思議なものでお店によってではあるが特別な日に無茶したとき以外はいつもだいたい同じような額に落ち着く。だいたいこちらのふところもボーナスの時を除きたかが知れているから、高い店へ行く回数は少なくなるし、安い店ならば回数が多くなる。そんなことより何よりも大事なことは、お気に入りの娘がいるいないに関わらず自分にとってそのお店が楽しいかどうかだけある。お気に入りの娘がいなくても楽しめる店はたくさんあるし、また逆もある。池袋のお店は人気店できっと楽しめる人が多いのだろうが不幸なことに私には楽しくない。

燃えよケーン!86【老練】

2006-04-25 10:14:03 | フィリピン
何度かの電話を無視し、メールを"busy!"でやり過ごし家路に着く。駅に着くと土砂崩れではなく土砂降りの雨である。濡れ鼠になって家までたどり着き、部屋に入ると違和感がある。セットアップされたベッド、几帳面にたたまれた洗濯物、、、「なんじゃぁこれは!!!」それでも律儀な私はとりあえず礼だけは言っておこうと電話をいれる。すると「友達じゃないだから!!」・・・「友達じゃない??」初めて聞くセリフだ。先週、鬼平が「許すということはすべてを許すということだ!」と言っていたセリフが不意に頭に浮かんできた。「できるのか」というよりはむしろ「してはいけない」と思うのだが・・

燃えよケーン!85【賭け】

2006-04-24 09:33:58 | フィリピン
「後で寄るから・・」と言ったことが実行されなかっただけだ。「社長が食事を奢ってくれると言っているから、それを断ることができない」という電話が後であったが、初めは「あまり甘い顔をしてなめられてはいけない」くらいに思って、軽くいいがかりをつけていたのだが、そのうちに本当に許せなくなってきた。「なんでこんな扱い(どんな扱い?)を受けなければいけないんだ!来週以降の予定はすべて白紙に戻させてもらう!」と宣言して電話を切る。多分、理由なんてどうでもよかったのだ。しばらく、お詫びとくだらない言い訳が続くことだろう。雨が降りそれが長く続きいずれ土砂くずれになるのを期待しているのだ。まさか雨降って地固まるなんてことには・・・

燃えよケーン!84【順延】

2006-04-21 15:57:34 | フィリピン
不幸なことに雨で遠足が順延された。来週またバカ面して早朝の西友でお買い物をする羽目になりそうだ。頼むから来週こそ晴れてくれ!頼むから再順延だけはしないでくれ!さて、今日は仕事の都合で比較的ゆっくりと朝を過ごせるはずだったのが、そうはいかない。ピンポーン!押すと同時に鍵が開けられる。洗濯物を干しているようだ。そのうち「何故タレントの頃に会わなかった?○○にいたのに!」って知らないよ!それにあの頃の自分だったらこんな選択をするわけないでしょ!

燃えよケーン!83【遠足】

2006-04-20 12:31:39 | フィリピン
娘が遠足だからお弁当を作らなくてはいけない・・はいはいそうですか・・で、朝5時に24時間営業の西友でお買い物。9年間お弁当を作っていたと言うわりには冷凍食品を物色している。お菓子はチョコとグミを水筒には麦茶を持たせるようだ。雨の場合でもお弁当はいるのだそうだから、順延になるときっと再度買い物につき合わせられるから心より天気が良くなることを祈っている。どさくさにまぎれて遠足と関係のなさそうなものまで買っているがまあそれも許そう。

燃えよケーン!82【自由の値段】

2006-04-19 16:58:25 | フィリピン
私はかつてアサワに見捨てられたのだろうか?それとも見捨てたのだろうか?いまだにわからない。そして今、人のアサワを奪ったのだろうか?それとも押し付けられたのだろうか。それもわからない。しかし、いずれにせよ自由を求め、自由に恋愛をした結果、不自由になるとはなんて皮肉なものなのだろう。自由の値段は若いうちは安価だが結婚をすると急に高価になり、年老いるとただ同然になるもののようだ。

燃えよケーン!81【ピーナ】

2006-04-18 11:29:54 | フィリピン
「あとで家に行ってもいい?」と聞かれたのが10時ごろ。迎えに来て欲しいんだろうなと思いながらも「寝てるかもしれないからご自由にどうぞ」と答える。しばらくすると、案の定電話が鳴り、「自転車の空気がないからピックアップして」と子供のような嘘をついてくる。ここでもう一歩、「それではしようがないから、今日はあきらめよう」と突き放すと今度は「会いたくないのか!」と逆切れする。「わかった」これ以上からかうのは止めて迎えに行くと、どう考えても自転車では無理そうな荷物を抱え走ってくる。本当に君は根っからのピーナだね!

燃えよケーン!80【体力】

2006-04-17 09:51:35 | フィリピン
一般的にはピーナに貢いだあげく金銭的に限界が訪れ破綻する。それは体力の限界より先に現れることが多いのだが、私はもともと貢ぐほどお金をもっていなかったこともあって、初めから体力勝負みたいなところがあった。しかし、よる年波には勝てず体力の限界をヒシヒシを感じさせられてしまう。20才そこそこの小娘を相手にしているわけでもないのにこのざまだ。なんだか情けない話だが、この物語(恋)のエンディングはそんなところから訪れるのかもしれない。

燃えよケーン!79【夜と朝の間に】

2006-04-14 09:44:12 | フィリピン
7時にこれから店に行くと電話がある。「オネガイアルゥ」と甘えた声だ。「何?」と聞くと、明日娘が早いので迎えに来て欲しいと言う。再三の「シゲナァ」に負けて、8時に帰宅をすると速攻でベッドに入る。途中CちゃんやAちゃんから電話があったが無視して眠る。1時半に電話で起こされ本来の目的と違うところで国際救助隊は出動する。2時半に到着すると嬉しそうに走りよって来る。来るときは「何でこんな時間に・・」とか「明日の仕事が・・」なんて思っていたが、顔を見たとたんに許してしまう私は相当にバカだ。彼女のどこがいいのだと聞かれても答えられないが実のところどうやら結構気に入ってしまったのかもしれない。

燃えよケーン!78【試合】

2006-04-13 09:23:35 | フィリピン
スポーツはなんと言っても試合をするのが楽しく、練習はひとつも面白くない。恋愛も同様に傍観者より当事者のほうが楽しいと思う。スポーツはある程度練習をしないとゲームにならないし、あまりに惨敗するのも面白くないから多少は練習もしよう。しかし、恋愛に練習はいらない。ただ試合に臨むのみである。おかげで何度も何度も色々な意味で痛い目にあう。そのうち「シアイ」が「だまシアイ」になったり「ころシアイ」になったりして、それでも懲りず参加するのだ。

燃えよケーン!77【早朝】

2006-04-12 10:20:41 | フィリピン
3時に乱入されるくらいなら、いっそ店がはねる時間に迎えに行った方がいいのではと思いとりあえず10時に寝てみる。1時に起きるがバカバカしいので止めて寝る。6時ごろさすがに目が覚めてウダウダしていると、ドアのところでガシャガシャ音がする。やがてドアが開き「おはよう!」って入ってくる。これは夢ではない。こうなったら掃除でも洗濯でも何でもやってくれ!

燃えよケーン!76【乱入】

2006-04-11 09:27:20 | フィリピン
安心して寝ていると3時8分電話が鳴り出す。朦朧とした意識で電話に出ると仕事仲間に乗せてきてもらったので所沢に帰ってきたと言う。「もうどうとでもなれ」という感じで家に迎え入れると、勝手にシャワーを浴び、着替え、ベッドにもぐりこんでくる。この時点で私の睡眠は終わった。何度も書くが私は一人でないと熟睡できないのだ。6時半に彼女を送っていくと同時に睡魔と疲労がどっと押し寄せてくる。彼女との関係がもたないのではなく、私の身体自体がもたない!

燃えよケーン!75【間男】

2006-04-10 09:59:03 | フィリピン
テレビの調子が悪いから様子を見てほしいという。週末なら亭主がいないから大丈夫ということなのだが、なんだかコソコソとしていてとても嫌だったが、自分は電気屋さんだと言い聞かせて訪問する。ドアを開けると生活感と異国情緒が溢れてくる。さっさと仕事を片付け帰ろうとすると、「まあ、お茶でも。」とミントンと思われるカップ・ソーサーで紅茶を出される。・・落ち着かない・・そう、どう言い繕ったところでまさに間男そのものなのだから。

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