タガログな日々2

フィリピンパブから続く道を求めて放浪中・・
昨日はマニラ、今日は北京、明日は・・

燃えよケーン!74【大人の関係】

2006-04-07 09:56:27 | フィリピン
春休みも終わり、彼女が仕事を再開した。と、同時に私の心の平和と安眠が返ってきた。働く場所も遠いのでお迎え要請もないだろうから、より楽になったと思われる。早速他の店に行ってみるとなんだか楽しいぞ!さすがに電話番号を教えたりはしなかったが・・帰りがけにAちゃんから電話もあり、それは無視したが一気に花満開の様相だ。なんだか自ずと進む道が見えてきたような気がする。そうだ!痩せても枯れても私は鬼の副長であった!

燃えよケーン!73【また?】

2006-04-06 11:14:39 | フィリピン
早めに帰宅することができたので、トルコ産のピスタチオをつまみにホワイトホースの水割りを飲んでいた。ジムホールのギターをBGMに藤枝梅安の本をめくる。安らぎのひと時だ。しかし本を読みながらだとピスタチオの殻をむくのが実に面倒くさい。そのうちに睡魔に襲われ、ベッドに横になると携帯が鳴り出す。電話に出ると、また泣いている。「どうしたの?」「なんでもない。」・・沈黙・・「行っていい?」「わかった。今から迎えに行く」大好きな先輩のまねをしているわけではない。迎えに行き、部屋に戻ると何もなかったかのようにピスタチオをいくつか口に入れたかと思ったら「寝るか?」と着替えだす。なんだかすっかりご機嫌だ。さっき泣きながら電話したのは誰なんですか!?

燃えよケーン!72【布石】

2006-04-05 09:55:15 | フィリピン
意外に長編になってしまった展開に自分自身驚いている。万事に飽きっぽく、いい加減を絵に描いたような自分が今の自分を見たら笑ってしまうだろう。それはちょうどドラキュラが教会で十字を切っているようなものだから!しかしそうも言っていられない。この仕事は一応の目的を達したかに見えるがそうじゃない。きっとこれを上手くすり抜けてこそ勝ったといえるのだろう。少し急ぎ働きをしてしまったかもしれない。

燃えよケーン!71【in-love】

2006-04-04 15:40:06 | フィリピン
「一体いつからin-loveになったんだい?」
「シークレット!」
「教えてよ。それともin-loveじゃないのか?」
とあるレストランでマスターとママのラブストーリーを聞いた帰りそんな話になる。
「わからないの?」
「3つくらいのケースが考えられるかなぁ!」
「ところで貴方は?」
「初めからだよ!」
・・・なんて陳腐な会話なんだろう!!俺はいつからこんな腑抜け君になっちまったんだ?息子よ間抜けなオヤジを笑ってくれ!

燃えよケーン!70【無力】

2006-04-03 10:09:05 | フィリピン
久しぶりに息子と前任者に会う。息子は幾つになってもかわいいものだ。そのかわいい息子を人質に取られているから、前任者との人間関係も無下にはできないでいる。それは原爆を落とされた国と落とした国の関係に良く似ている。新しい住所を告げ、彼女とはちあわせてもいけないと思い、理由を話して必ず電話をしてから来るように依頼すると彼は少し困ったような顔で寂しそうに微笑んだ。彼は100%不可能だとわかっていても私達が復縁することを望んでいたのかもしれない。そう思うと私も少し哀しくなった。きっと彼女の子供達も同じような感情を持っていることだろう。いずれにせよ親を選ぶことができない子供達は無力であり、その親の選択に振り回されるから傷ついてしまう。

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