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法園寺 八幡
写真は、表門
法園寺(ほうおんじ)は神仏習合の頃の石清水八幡宮ゆかりの律宗寺院で、現在は収蔵庫を残すのみです。
しかしその収蔵庫には重要文化財の釈迦如来像がお祀りされています。
アクセス
京阪電車の八幡市駅で下車します。
改札を出て左斜め前方の東高野街道を進みます。
途中の右手に石清水八幡宮の鳥居を右手に見ながら約400m進むと、自動車道路が道なりに左にカーブするので、それを道なりに進みます。
左にカーブしてからさらに約350m進んだら、府道22号線との交差点になります。
ここを右折して約250m府道22号線を歩くと、次の信号のある交差点に差し掛かります。
これを左折してさらに約150m進んだ左手の木々が茂る空き地の奥に、法園寺の収蔵庫があります。
鎌倉時代に石清水八幡宮の別当が、ここに坊を築いたことが始まりといわれています。
しかし南北朝時代や鳥羽伏見の乱のなどの戦火で、お堂はたびたび消失しています。
昭和9年の室戸台風で堂宇が倒壊した際に、本尊釈迦如来像の胎内から経文が複数発見されました。
仏像と共にそれらも重文に指定され、経文は国立京都博物館に寄託されています。
境内の手前には倉庫と表門があります。
表門は2016年に壬生寺の北門を移築されたそうです。
その門の奥に収蔵庫がありますが、門より奥には入れません。
2016年12月8日の「第4回 八幡の古寺巡礼」で収蔵庫が開扉されました。
管理者によると、今後も個人の拝観申し込みを受ける余裕はないとのことでした。
収蔵庫の周囲には無数の石仏が並んでいます。
収蔵庫の内部の中央には本尊で重文の釈迦如来坐像がお祀りされていました。
像高87cm、寄木造、南北朝時代の作です。
右手には大黒天像と昭和作の鑑真和尚像が、収蔵庫の左右にはたくさんの位牌がお祀りされていました。
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