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2023 7/22の拝観報告1(谷川さん&建築史家と「茂庵」へ!非公開の茶室群、谷川住宅を特別拝見 まいまい京都 前編)

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写真は、碧山居の内部。

祇園祭 後祭宵々山の土曜日です。
この日は朝から車で出かけます。
9:45頃に銀閣寺周辺のコインパーキングに駐車し徒歩でやって来たのが、集合場所の吉田神楽町お地蔵さん前です。
10時からまいまい京都、京都モダン建築祭オフィシャルクラブ会員限定の
「谷川さん&建築史家と茂庵へ!非公開の茶室群、谷川住宅を特別拝見」のツアーでした。
参加者は20名、参加費は11,000円。
そして驚きなのは、今回は全員「えこひいき券使用」でしたw

今回も京都市の技師さんの石川さんの解説。
吉田神楽岡通から茂庵に向かいます。
最初に向かったのが谷川住宅群にある碧山居です。
茂庵が所有している住宅で、かつての茶碗作りワークショップはこちらが会場でした。
こちらの内部を所有者の谷川さんの解説で拝見。
今回は見学メインなので、じっくり拝見出来ました。

そしてこちらを出て、茂庵の森の方へ。
最初にあるのが茶室の田舎席
道に面した土間の方ではなく躙口、貴人口の方から入りました。
内部の拝見。
今回は通常見れないトイレや水屋の方も拝見出来ました。
トイレも数寄屋の仕様が見事ですね。

こちら終わりで11時過ぎぐらいだったでしょうか。
さらに次へと参ります。

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西本願寺10 龍谷大学 大宮学舎2 本館1階 北黌 南黌

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写真は、旧守衛所と南黌(共に重文)。

通常は外観のみの参観ですが、2023/5/21開催のまいまい京都の京都モダン建築祭オフィシャルクラブ会員限定ツアー「龍谷大学大宮キャンパス、一日限りの特別公開」で本館1階、北黌と南黌が公開されました。

まずは本館1階から。
当日は右脇から入り正面から出ましたが、話の都合上正面から始めます。
正面玄関を入ると、正面奥に2階への木の階段があります。
元の設計では左右の廊下から2つ階段を造る設計でしたが、明治天皇が行幸されるということで変更になりました。

玄関のすぐ左手には学長室があります。
こちらは比較的シンプルな造りで、窓の高さがイス仕様で高めになっています。
さらにその隣は応接室。
こちらは白い漆喰の折上天井でやや豪華になっています。

階段の左脇を左手に進むと、南黌への渡り廊下があります。
菱形天井、屋根のサイドにある方杖、柱のトラス工法などは京都駅のホームに近似しており、当時の七条ステーションを参考にしたそうです。

次に南黌と北黌。
今は教室として使用していますが、元は共に寄宿舎でした。
なので今は本館側に廊下を通してその反対を教室のスペースにしていますが、元は中央に廊下がありその左右に部屋が並んでいました。
その名残として1階の1番端の教室の後方には中央に扉が付いており、これが元の廊下のあった位置であるということです。

廊下の背板などはペパーミント色で、南黌の2階端には当時の宿舎を再現した和室もあります。

北黌左手の北門を出ると、正面に大宮図書館があります。
2023年11月のモダン建築祭で、開門され外観を観察できました。
大倉三郎の設計で昭和11年に竣工。
西洋建築と仏教建築が癒合しています。


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